三井住友・DC全海外株式インデックスファンドのトラッキングエラーが軽減?

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三井住友・DC全海外株式インデックスファンドは、低信託報酬ながら、これ1本で日本以外の海外のほぼ全て(カバー率は85%だという話を聞きます)に投資できるファンドです。

バンガードのVT(トータル・ワールド・ストックETF)の置き換えとして強力なライバルになるのではないかと思う一方、純資産額が少ない(2016年1月現在で約9億円)ことからトラッキングエラーも気になっています。

…そこであることに気づきました。

このファンドのトラッキングエラーについては、すでにこんな記事があります。

三井住友・DC全海外株式インデックスファンドに投資する前に知るべき注意点(修正あり)(ほったらかし投資のまにまに)

三井住友・DC全海外株式インデックスファンドの「概ね連動する」の意味を直接聞いてみました(ひと手間くわえた積立投資で資産形成)

「これで海外ETFいらないじゃん。そんなふうに考えた瞬間が僕にもありました」(インデックス・ドライバー)

結論としては、このファンドが楽天証券に開放された直後の2015年9月には純資産額が約4億円と少なく、新興国に関しては先物などの運用を中心にしていることにより、コストが高く、ベンチマークに対して下方乖離しがち、ということのようです。

私は、最近の記事でも書いたように、総資産額が急増していることやトラッキングエラーが小さくなっているように感じたことを理由に、少しずつこのファンドを積み立てることにしましたが、やはりトラッキングエラーが気になって、運用報告書を穴が開くほど見ていました。

…すると、2014年と2015年の運用報告書で表記が違うところが見つかりました。

2014年の運用報告書の5ページでは、ベンチマークのMSCI-ACWIの騰落率+27.0%に対して+25.5%と1.5%の下方乖離が生じた理由として

「ベンチマークである現物株のリターンと先物運用によるリターンの差異」
「信託報酬等のファンド運用に係る経費」

の2点が挙げられているのに対して、2015年の運用報告書の7ページでは、ベンチマークの騰落率+0.8%に対して+0.2%と0.6%の下方乖離が生じた理由として

「信託報酬等のファンド運用に係る経費の支払いが、下方乖離要因となりました」

とだけ書いてあります。これを素直に読めば、先物運用によるリターンの差異は下方乖離要因ではなくなっている、ということになります!

これが単なる書き忘れ(あるいは表現の変更)なのか、DC専用ファンドから一般開放に変更されたことなどにより、先物運用によるリターンの低下が解消されたのか、運用報告書を見るだけではわかりませんが、後者であれば一番のネックが解消されたことになります。

今後どうなるかは気になりますが、このファンドの運用状況はしばらく注目して見てみたいと思います。
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Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

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