インデックスファンドのナンピン買いは正しいのか?



ここしばらくの価格下落を見ていて、いつ思っていることを改めて考えました。それはインデックスファンドの「ナンピン買い」は(利益になるという意味で)正しいのかどうか、ということです。
ナンピン買いとは、株価が下がったときにあえて買って資産の平均購入単価を下げることです。これは、普通「一見得に見えるが絶対にやっちゃいけない」ことだと(私が調べた限り)言われています。なぜなら、株価が下がり続けた場合、損失だけが増えていくからです。

たとえば、ある会社の株価が100万円のときに100株購入した後、株価が80万円に下がったとすると、そこであえてさらに100株購入するのがナンピン買いです。

最初の平均購入単価が100万円だったのにたいして、次の購入時には(100と80の平均をとって)90万円に下がっているから、株価が値上がりに転じたら有利だ、というわけですが、もちろん、個別株の場合、大幅に株価が下落するのはその会社自体に問題がある可能性があり、さらに株価が大幅に下落するかもしれないため、ナンピン買いをするのは危険だ、というのはある程度正しいと思います。

しかし、インデックス投資、あるいは、今回のようなシステミックリスクによる株価下落についてはどう考えたらいいのでしょう?インデックス投資の背後にある考え方の一つに「長期的には資本主義社会は必ず発展する」というものがありますが、もしそれを受け入れるなら、むしろファンドの基準価額や取引価格が下落したときに購入した方が、そうでないときより遠い将来得られる利益は大きくなります。したがって、価格が下がったら売却ではなく、むしろ購入しなさい、つまり、ナンピン買いをしなさい、というのが結論になってしまうように思います。

この議論にはいろいろ穴があります。真っ先に思いつくのは、将来もっと値下がりしたときに投資資金が残っていなかった、という機会損失です。たとえば価格の下落が一気に来るならともかく、何回かに分かれて来る場合、途中で得だと思って大量にファンドを購入してしまうと、さらに価格が下がって損失が出る可能性があります(過去の金融危機でもそういう方がいらっしゃったとか)。やっと回復基調になったときに手持ち資金がないのなら、かなりの機会損失になるので、もしかしたら「底」がどこなのか見極める必要はあるのかもしれません。(まあそれができたら世話がない、というのがインデックス投資のエッセンスなのだとは思いますが)

個人的にいろいろ考えて一番しっくりきたのは、やはり積み立てあるいは時間分散投資のように思います。確かに積み立て投資は最適ではないのでしょうが、時期をずらすことで上記のような機会損失をかなり防ぐことができるように思います。下落の影響を考えると、いつもより気持ち多め、くらいで積み立てるのが一番いいのかなと考え中です。とは言いつつ、スポットで少し購入してしまい、そのいくつかは早速含み損を出してしまってはいるのですが、あまり気にしないことにします(笑)。
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すいさく

Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

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