累積リターンの比較
さて、まずは月末における累積リターンの比較(縦軸はパーセント)です。

2018年8月末の累積リターン(カッコ内は先月の累積リターン)は、
すいさくファンド +33.89%(+34.04%)
TOPIX +31.19%(+32.55%)
日経平均 +39.00%(+37.11%)
と、TOPIXよりは良好なパフォーマンスであったものの、先月に引き続き好調な日経平均には差を広げられています。
(注:後でまとめるつもりですが、ベンチマークは2016年9月末に一括投資した場合の含み益率で、すいさくファンドは後から買い付けを行ったものも含めて、全投資額に対する含み益率で累積リターンの簡易比較を行っています。また面倒なので損益通算で戻ってきている分は計算から外しています。また、ベンチマーク・すいさくファンドともに配当は除いています)今月は、シャープやコシダカHDなど振るわない銘柄もありましたが、全体的にはあまり「失敗」したイメージはありません。
それでもぐんぐん調子を上げていく日経平均には完敗です。
日次データ
次に、日次データを取り始めた2017年4月下旬から2018年7月末までの日次データをすべて見てみます。

こちらも大体同じ傾向です。
日経平均>>すいさく>TOPIX
という構図は先月からあまり変わりません。
今月がんばった銘柄
組入比率が低いものも含めて8月に頑張った銘柄はいくつかありますが、今回はソフトバンクグループ(9984)を挙げておきます。
下は6ヵ月チャート。

(出所:ヤフーファイナンス)
過去1ヵ月で格付けが変わったなどの理由で株価が跳ねているタイミングがいくつかあります。
携帯電話料金の引き下げをもくろむ政府の方針もあり、先行きは不透明ですが、もともと携帯電話会社というより投資会社として見て投資していたので、自分としては完全に様子見モードです(もちろん、ドル箱の携帯事業がうまく行かなくなればグループ全体に暗雲が立ち込めるのは間違いないでしょう)。
組入比率上位銘柄
組入比率上位銘柄(8月31日終了時点)は以下の通りです。
| 銘柄名 | 8月末の組入比率 | 7月末の組入比率 |
---|
1 | 日産自動車(7201) | 7.32% | 7.68% |
---|
2 | ジャパン・ホテル・リート(8985) | 5.65% | 5.67% |
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3 | 良品計画(7453) | 4.42% | 4.97% |
---|
4 | バリューコマース(2491) | 4.00% | 3.86% |
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5 | パーク24(4666) | 3.93% | 3.92% |
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6 | ソフトバンク(9984) | 3.45% | 3.21% |
---|
7 | ツクイ(2398) | 2.97% | 2.94% |
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8 | ハブ(3030) | 2.95% | 2.75% |
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9 | カシオ計算機(6952) | 2.87% | 3.03% |
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10 | シャープ(6753) | 2.82% | 2.87% |
---|
日産自動車、良品計画、カシオ、シャープなどの比率が下がる一方で、バリューコマース、ソフトバンクG、ツクイ、ハブなどの比率が上がっているのが目立ちます。
組入比率が下位の銘柄にも伸びが著しいものがあり、全体としてはまずまず分散ができていたのではないかと思います。
おわりに
2018年8月のすいさくファンドは、月後半に落ち込みから立ち直り、ほぼ前月並のパフォーマンスとなりました。
「負けている」イメージはないものの、ここ2か月ほどジワジワと日経平均に離される展開となっており、これが続くようであれば、見直しが必要かもしれません。
逆に言えば、今のところポートフォリオには問題はなく、TOPIXにまで負け始めるような展開にならない限り慌てる必要はないとも感じています。
さて、9月のすいさくファンドはどうなるのでしょうか。
楽しみに来月を待ちたいと思います。
なお、この記事は同様の投資法を推奨するものではありません。
また、すいさくファンドでは単元未満株を中心に投資をしているため、これらはあくまでもコアのインデックス投資に対するサテライトにしかすぎません。
くれぐれも投資は自己判断・自己責任でお願いします。
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