すいさくファンド(仮)を通じて触れる市場のボラティリティ

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個別株投資を行っていると、市場のアップダウンがダイレクトに伝わってくるように感じて面白いです。

先週5月10日(水)には、大量の新株発行および自社株売却が公表され、組入銘柄のコシダカHD(2157)の株価が約10パーセント下落したことで、私の日本個別株ポートフォリオであるすいさくファンド(仮)の純資産総額は-0.83%の減少を記録しました。

この日、ベンチマークであるTOPIXや日経平均はそれぞれ+0.21%、+0.28%と上昇していますので、すいさくファンド(仮)はこれらに1パーセント以上の差で劣後したことになります。

逆に、5月12日(金)は、TOPIXや日経平均がともに-0.39%と下落した一方、コシダカHDが反発、好決算の日産自動車(7201)やバリューコマース(2491)、シャープ(6753)などの株価は上昇し、すいさくファンド(仮)の純資産総額は+1.07%だけ増加しました。

つまり、今度はベンチマークを約1.5%アウトパフォームし、結果的には10日の劣後を補って余りあったことになります。

これをデフォルメして図に表すと以下のようなイメージになるかもしれません。

すいさく

個人が個別株式でポートフォリオを組むと、分散効果に限界があるため、悪条件で特定の銘柄が値下がりし、ベンチマークから下方乖離する(図のA点)こともあれば、逆に好決算などの好条件によりベンチマークを上回る(B点)こともあります。

すいさくファンド(仮)の目標はベンチマーク以上の超過リターンを得ることですので、長期的には赤い線が黒い線から大幅に上方乖離してほしいところではありますが、一時的に赤い線が黒い線を下回ったり、赤い線の変化率(傾き)が黒い線の変化率を下回ったりすることは今後もあるに違いありません。

したがって、すいさくファンド(仮)とベンチマークを比較するには、ある程度の長期間を見る必要があるでしょう。

一方、インデックスファンドは、可能な限りベンチマークに近いポートフォリオを組むことでこのような上方・下方乖離を抑制するものだと捉えることができます。つまり、赤い線の上下のブレを抑え、可能な限り黒い線に近づけているわけです。

インデックスファンドに組み入れられている個別銘柄には、やはり株価が大幅下落・大幅上昇するものが含まれているはずですが、大きな分散効果によりその影響が抑制され、すいさくファンド(仮)と比較してはるかに値動きが小さいと考えられます。

こう考えると、これまで何となくバラバラに運用してきたすいさくファンド(仮)とインデックスファンドの位置づけが見えてきます。

これまですいさくファンド(仮)を運用する中で、(可能かどうかはともかく)ベンチマークにこだわらずひたすら純資産総額の上昇を目指すのか、ベンチマークを意識しながら超過リターンを得ることを目指すのかについて、少し曖昧なところがありました。

業種をある程度分散していたことで、深く考えなくてもベンチマークに近い値動きをしていたからです。

しかし、今回ベンチマークとの乖離を目の前にして、自分が目指しているのはあくまでも後者だということを意識しました。

そこで、今後は、以下の点をより明確にして運用していくつもりです。

・すいさくファンド(仮)は、ベンチマークを意識しながら(ある程度分散をしながら)超過リターンを狙う
・インデックスファンドは、分散効果を最大限発揮することでベンチマーク並みのリターンを狙う

「明確にする」と言っても、定量的にきちんと実証するのは面倒なので単なる努力目標にすぎませんが(笑)。

何を今さら、という感じもありますが、自分の中ではこれですっきり整理できました。

逆に、私の場合、米国高配当個別株式の運用では全くベンチマークを意識しておらず、同じ個別株式でも自分の中での位置づけが全く違うのも面白いところです。

なお、念のために付け加えておきますが、私のコアはインデックス投資であり、すいさくファンド(仮)などの個別株式投資はあくまでもサテライトとして行っています。このような投資法を推奨する意図はありませんのでご注意ください。
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すいさく

Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

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