ひふみプラスを(一部)売却しました

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1.はじめに

これまで少額だけひふみプラスを積み立てていましたが、先日NISA口座に1万円分だけ残してそれ以外は売却しました。

もともと松井証券のサイトに掲載されていたレオスFMの藤野さんのインタビューやそれを紹介するブログ記事を見て、なんとなく違和感を持っていたのですが、自分の胸に手を当ててよく考えてみた結果、やはり「自分の当初の目的とは違う」のではないかと感じたことがその理由です。

運用のプロに聞く「ひふみプラス」上級者編(松井証券ウェブサイト)
「ひふみ」の運用方針は変わるのか―気になる「ポストIPO」と「再生」への言及(The Arts and Investment Studies)
ひふみ投信、純資産2000億円越えで迫られる脱日本中小型株ファンド化 (一方通行投資で気楽に資産形成。)

2.テレビ番組での紹介で感じた違和感

藤野さんの発言にはとても共感するものが多いです。

「清貧」ではなく「清豊」を目指そう、という『投資家が「お金」よりも大切にしていること』の言葉は、自分のもやもやをすっきり表現してくれたように感じますし、TOPIXで大きな割合を占める大企業の不甲斐なさを批判する舌鋒の鋭さにはほれぼれします。

ひふみにもぜひこのまま成功してほしいと思っています。自分のできる範囲で資金も提供したいと思います。

ただ、どうしても今の自分が求めるものと違うように感じてしまったのです。

まず、違和感は先日のカンブリア宮殿やクローズアップ現代で始まりました。

ひふみに預けておきさえすればいくらでも儲かる、と言わんばかりのVTRが次々と流れ、何か違うな、と思いました。

おそらく、かたくなに銀行預金やたんす預金に自分の資産を閉じ込めている人々の資金を投資に向けるための「劇薬」として、あえてあの演出にOKを出したのだと思いますが、「『ひふみプラス』を扱う大手地方銀では、店頭に『ひふみを買いたい』と『タンス預金』だった現金をリュックサックに詰めた高齢者が訪れた」というような事態(下の記事参照)が発生することを分かっていてやっているとしか感じられなかったことで、自分の感覚とは合わないように思いました。

「ひふみマザーファンド」の残高1800億円に(日経新聞)

3.パフォーマンスについて

私が、ひふみプラスに期待していたことはあくまでもパフォーマンスです。

ですから、資金の質に関わらず、パフォーマンスさえ期待できるのであれば文句はありません。

しかし、そこで飛び込んできたのが冒頭で紹介した藤野FMのインタビューです。

このインタビューで述べられたひふみの将来の投資戦略は私にはあまり筋が良いようには感じられませんでした。

米国大型株への投資→これまで日本の中小型銘柄を発掘してきたような情報優位が活かせるかどうか不安。単に大型株を組み入れるだけなら自分でS&P500を買えばいいような気も…

ポストIPOへの投資→IPO直後の投資は過熱しやすく、リスクも大きいので、いくら分散させるとしてもそれほどパフォーマンスに寄与するとは思えない

企業「再生」への投資→経営に直接関わる場合は投資とは違った能力が求められるのではないか(藤野さんは自身を投資家というより経営者として捉えていらっしゃるようですが)。また、本格的に企業再生のための資金を注入するには現在の純資産額でも全然足りなそう

もちろん、これらは私が素人として判断したものに過ぎず、藤野さんはもっと先まで見越して考えている可能性もあります(そして、そう信じたいです)。

しかし、私がもともとひふみに求めていたことは、TOPIXなど国内株式インデックスを安定してアウトパフォームすることであり、そのエンジンとしての日本の中小型銘柄への投資には説得力を感じても、上記の戦略にはそこまでの説得力を感じることができませんでした。

胸に手を当てて、これからひふみプラスへの投資量を増やしたいどうか自分に問うてみましたが、どうしてもYesという返事は出てきませんでした。

今保有している額も小さく、そのまま置いておく意味もないように思えるし、アセットアロケーションにおける日本株式の割合が目標より多かったこともあり、最終的に売却を決めました。

4.最後に

というわけで、ひふみプラスの保有分は約1万円だけ残して全て売却してしまいました。

この「1万円」という数字が私のヘタれ具合を物語っています。

要するにこれから2倍や3倍になったら悔しいので、なんとなく保険をかけておきたいのです(笑)。

UTIインドファンドを売却した数年後の今になって大幅な含み益が出ているように、もしかしたら、ひふみも数年後には数倍になっているかもしれません。

そのときはぜひ私のヘタれぶりを笑っていただきたいと思います。

そして、ひふみファミリー(ひふみ投信、ひふみプラス、ひふみ年金)には、ぜひ私のような懐疑的な見方を跳ね返す素晴らしいパフォーマンスを達成できるよう、ささやかな資金を投じながら心よりお祈り申し上げる次第です。
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すいさく

Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

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