簡単に投資スタンスを変えてはいかん!という話

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1.はじめに

投資が少しずつ日常の一部になってきた私、すいさくですが、今回は油断して失敗してしまいました。

キャンペーンに目がくらんでAMD(アドバンスト・マイクロ・デバイシス)の株を買ってしまったのです。

ええ、AMDはいい製品を出しています。

昔はK6というインテルのペンティアム互換のCPUを出していて、私も大変お世話になりました。

最近はRyzen 7の発表によって注目もされています。

企業としても、一時の不振から立ち直り、今後の業績に期待する人も少なからずいます。

それが当たる可能性もあります。

しかし、考えれば考えるほど、AMDの株を買ったのは自分の投資スタンスから外れているんじゃないかという気がしてきます。

以下では、何が起きたのか、そこから何を学んだのかを書いてみたいと思います。

2.ことの始まり

はじまりは、米国株式を取引できるアプリ「トレードステーション米国株 スマートフォン」の公式リリースを記念して、マネックス証券で2017年3年7日~4月28日(約定ベース)まで実施しているスマホdeアメカブ放題キャンペーンでした。

これは、アプリを使って米国株式(明記はされていないようですが、おそらくETFやADRも対象)を取引すると取引手数料がキャッシュバック、アンケートに答えるとさらに1000円が受け取れるという太っ腹なキャンペーンです。

喜びに沸き立った私は、まず、マネックスの外国株取引サイトを見て頭を抱えました。

…残高が34ドルくらいしかないんです。

これは、SBI証券が米国株の取引手数料を値下げしてから米ドルはなるべくSBIに集め、為替手数料が高いマネックスはほとんど使っていなかったためです。

手数料の5.4ドルは先に支払わないといけないので、この残高では30ドルも使えません。普通であれば手ごろなはずのAT&TやGEなどでも1株40ドル前後するのでこの時点で脱落です。

そこで最初に思いついたのはウィズダムツリー・インド・アーニングスETF(EPI)でした。3月中旬当時約23ドルと条件は満たしますし、以前からインド株式ETFも保有しようと思っていたので、この機会に買うのも悪くないかな、と。

一方、不安もありました。インド株はこの時点で既にかなり上がっているので、買った後で暴落して頭を抱えたら悔しい、と。

また、このキャンペーンでは個別株式も取引手数料がキャッシュバックされるので、どうせだったらETFではなく個別株式を購入した方がいいんじゃないか、と悪魔のささやきも…(笑)。

この辺りで雲行きが怪しくなってきました。

3.さらなる迷走

そこで次の候補にしたのが、1株約5ドルのハーモニー(HMY)と約13ドルのフリーポート・マクモラン(FCX)です。

トランプ相場の雲行きが怪しくなってきたので、今後金鉱株は行けるかもしれない、FCXも、鉱山があるインドネシアの政府との問題が解決したら再度株価が上がるかもしれない、と思いました。

でも、何となくこれらの銘柄も割高に感じられたので、いよいよAMDに行きつきます。

AMDの株は過去1年で4倍以上(3ドル以下から約13ドル)に上がっています。その意味では割高な可能性もありますが、このところ名前を良く聞くし、最新のCPUの評判も悪くないし、何より昔お世話になったし、ということで、アプリで低めに指値を入れておきました。

4.最後の最後で気が変わったが…

そのまましばらく指値を入れっぱなしにしていましたが、やはり何かしっくりこないものを感じます。

米国個別株式では長期保有を目指し主に高配当銘柄を保有している自分としては、今回ももうちょっと米ドルを足して、ある程度配当が期待できそうなGEやAT&Tの株を買うべきではないか、という気がしてきます。

そこで、とりあえず、住信SBIネット銀行からマネックスに振込予約を入れることにしました。

しかし、どういうわけか、指値をそのままにしていたら、刺さっちゃったんです。指値が。

というわけで、迷走の末、AMD×2株を13.7ドルで購入してしまいました。

5.教訓

最初に書いたように、AMDの製品は必ずしも悪いわけではありません。また、ここ数年の改革路線が形になっているため、今後大幅に業績が改善する可能性がないわけではありません。

ただし、赤字体質の企業であることはある程度理解していたとは言え、見れば見るほど素人の私でも財務の厳しさがわかりますし、当分の間無配が続く可能性が高いと思います。

また、売却しようとしても(4月中なら再び手数料がキャッシュバックされるはずですが)この金額では明らかに手数料負けしてしまいます。

したがって、たかが30ドルとは言え、このタイミングでAMDを購入したのはやはり軽率だったと思います。

また、同じ金鉱株でもなぜか南アフリカ企業であるHMYだけが頭にあり、より買いやすいはずの北米のバーリック・ゴールド(ABX)やニューモント・マイニング(NEM)はなぜかノーマークだったのは明らかに調査不足です。

そもそも、キャンペーンがあったから、米ドルの残高が30ドルだったから、とETFや高配当銘柄を中心に保有してきたこれまでと違う投資行動をすること自体がやはりいただけません。

条件に合わなければ今回はあえて見送るという選択もあったはずです。キャンペーンによって、自分の判断がこれだけ影響されてしまうというのは率直に言って予想外でした。

今回の失敗を教訓として、30ドル程度だったから傷は大きくならずに済んだ、と前向きに捉え、今後同様の過ちを繰り返さないよう、しかと肝に銘じたいと思います。

なお、今冷静な頭でもう一度、同じ状況であえて何かに投資することを考えてみると、コアとして積み上げてきたインデックス投資からあまり離れないようにEPIを購入していた可能性が高いと思います。

もし個別銘柄を購入するとしても、少し米ドルを足して約30ドルのGEを買っていたのではないでしょうか。
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すいさく

Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

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