資金流入をクローズすることはできるの?

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ニッセイ外国株式インデックスがトランプショックのあった11月上旬に大きめの乖離をしていたことが話題になりました。

原因の一つは、為替が大きく変動したときにマザーファンドに大口の資金流入があったことのようです。

この辺りは以下の記事が詳しいです。

補足説明 ニッセイアセットの外国株式インデックスの乖離(小黒とらのパーソナルファイナンスと悠々自適な生き方)

ニッセイ外国株式インデックスファンドが一発やらかしたようです(梅屋敷商店街のランダムウォーカー)

ここで、特に2番目の水瀬ケンイチさんの記事で

インデックスファンドの運用において、ベンチマークとの乖離を防ぐために、相場状況によっては機関投資家による大口の入金は断るという判断をする運用会社があることを私は知っています。

という箇所が気になっていました。

そんなところがあるのかな、と思ったら、ありました。バンガードがそのようです。

インデックスファンド~成功の背景~(バンガードジャパンウェブサイト)によると

バンガードは総じて、短期的な投資家の流入を好みません。バンガードのファンドに投資頂いている投資家皆さまの長期的な利益を守るため、大口の買い注文をスクリーニングし、場合によってはファンドをクローズ(新規の投資を受け付けない)することで短期的な投資家の流入を防いでいます。短期的な投資家は売買手数料を負担した上でバンガードETFを活用しています。またバンガードには、流動性を微調整するという手段もあります。そして、競合他社から資金が流出しているときは、一時的な投資先を求めるだけの投資家を呼び込まないよう注意しています。

とのことです。

つまり、少なくともバンガードでは(そもそも純資産額が違いすぎるので比較できないと思いますが)今回のニッセイ外国株式インデックスファンドのような事態が起きそうな場合資金の受け入れをストップすることでインデックスからの乖離を抑制するという方針を取っているように読めます。

「短期的な投資家は…」のくだりは良く分かりませんが、投機的に買い付けを行う投資家がいた場合は通常より高い手数料を支払ってもらっているという意味でしょうか?それとも、単に売買手数料がかかるので短期的に売買を繰り返す可能性は低いということなのでしょうか?

「流動性を微調整」というところも私の理解を超えていますが、これはなんらかの方法でETFの流通量を下げるということなのかもしれません。

いずれにしても、バンガードがこのような方針をとっていることは心強く感じます。

ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズは、当初の純資産額があまり大きくなく、急激に純資産額を増やしているため、大口の資金の受け入れを断れなかったのが11月初旬の乖離の原因だったのかもしれません。

バンガードと全く同じことができるとも、その必要があるとも必ずしも言えませんが、ニッセイさんが何らかの策を講じて、インデックスからの乖離を抑制するよう努めるのであれば個人的にはとても嬉しいことです。

個人的には、2度の信託報酬引き下げをしたニッセイさんを応援する気持ちが強いですので、ぜひ安定運用を行っていただけるよう願っています。
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すいさく

Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

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