みんなちがってみんないい

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インデックス投資が普及してきたことにより、私のような初心者も多数参入できるようになったことはとても喜ばしいことです。

一方、バイアンドホールドを基本とした長期投資や国際分散投資などこれまである程度「前提」とされてきたことが必ずしも共有されなくなってきたように思います。

そこで、以下のようなアンケートを作ってみました。
(2016/12/16追記:下に追記を書きましたが、うまい表現が思いつかなかったので「インデックス投資として認められる」と書きましたが、「インデックス投資と聞いてイメージする」くらいの表現の方が良かったかもしれません)

1番の選択肢「主要な時価総額インデックス(日経/ダウ平均等)」にかんしては、菟道りんたろうさんから「日経やダウは時価総額加重平均ではなく、単純平均だ」というご指摘を受けたので、急遽「この項目はTOPIXやS&P500など時価総額加重平均のものも日経・ダウ平均など単純平均のものも含む市場連動型のインデックス」と解釈していただくよう注釈をつけました。

やる前は「主要な市場連動型インデックス」か「スマートベータまで」が最多得票だと思っていましたが、なんと上記のように最多得票は4番の「インデックスさえあればなんでもいい」になりました(投票数は26と少ないのでご注意ください)。

もちろん、定義から言うと「なんらかのインデックスに連動したファンドに投資する=インデックス投資」で全く間違いはないのですが、世にあるインデックスの中にはかなり恣意的に作っているように思えるものもあるため(たとえば、Spirited Funds/ETFMG Whiskey and Spirits ETF (WSKY)は世界中でウィスキーや蒸留酒を作っている企業の株式を組み入れているインデックスに連動していますが、ここまでくるともはや「分散なにそれ?おいしいの?」という感じです)、ほとんどなんでもありになりそうです。

そのような内容について、ツイッター上で皆様と少しやり取りをさせていただきましたが、再び菟道りんたろうさんからいただいた

これらのリプライが参考になりました。

『ウォール街のランダムウォーカー』や『敗者のゲーム』に代表されるインデックス投資の考え方では、基本的に時価総額加重平均のインデックスファンドを購入し国際分散投資をする(その意味では厳密には日経平均やダウ平均などの単純平均インデックスですら排除される可能性がある)ことを推奨していると理解していますが、リスク許容度や売買のタイミングに関してはアクティブな要素もあるため、その整理は必要だし、どの段階までパッシブにすべきかの判断によって実際の投資戦略は変わってくる可能性があるということだと思います。

そう考えると、結論は、金子みすずさんの「みんなちがってみんないい」になるのでしょうか?

ただし、これだけ考え方が多様なのに同じ「インデックス投資」という用語を使っていると混乱を招きやすいと思います。

「インデックス投資=みんながインデックス投資的だと思っているものの集合体」くらいに思っておくのがいいのかもしれませんが、もう少し整理が必要なのかもしれませんね。

このあたりはほかの方が綺麗に整理してくださるかもしれませんが、どう整理すると理解しやすいのか、今後自分自身も知恵を絞ってみたいと思います。

<2016/12/13追記>

上記のような記事を書いた後、水瀬ケンイチさんが以下のようなツイートをされていました。

これは特定の内容を指すというより、一般論をおっしゃっているのだと思いますが、この記事にも関わる内容だったので少しやり取りをさせていただきました。

水瀬さんの発言の趣旨は、上にも書かれているように「『同じような投資法をやっている仲間』だと思っているのに相場急落時などの緊急事態で対応が違って大きな混乱を招く可能性があるため、『事前』にどんな投資法を選んでいるか各自が明確にしておくことが重要で、(第三者が事後的に)投資法の分類・整理をすることにはあまり意味がない」ということだと思います。

私自身は、投資法を「分類」する気もなく、以前から書いているように、インデックス投資家としてはやや邪道(アクティブファンドや個別株式も保有している)だと思っているので、どの投資法が正しいとか優れているというつもりは全くありません。

上記のようなアンケートをしたのも、「インデックス投資」に対するイメージがどれくらい幅があるか気になったという素朴な動機です。

しかし、私が漠然と抱いていた疑問の多くは、水瀬さんがおっしゃる通り「『事前』に自分の投資法を明確にしておく」ことで解決しそうです。

私は、同じ「インデックス投資」という言葉を違った意味で使うことで混乱を招くのではないかと思っていましたが、「インデックス投資」という言葉の中で閉じずに、分散投資なのか集中投資なのか、バイアンドホールドなのかタイミング投資なのか、個別株やアクティブファンドも保有しているのか、など追加の情報を提供しておくことで、確かにかなり混乱は避けられそうです。目から鱗が落ちました。

このような情報を提供することはあくまでも各投資家の自由意思に基づくべきだと思いますが、無用な混乱を防ぐという意味ではお互いにメリットがありそうです。

というわけで、私もプロフィールに加筆しました(笑)。

それにしても、自分が疑問に思うようなことには大体既に解答が出ているのですね。改めて先人の知恵に恐れ入る次第です。
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すいさく

Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

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