ツイッターを見ていたら現行NISAに関する疑問が全部解決した

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はじめに


現行NISA(一般NISA)について、これまで各所から得た情報で自分なりに推測していたことがいくつかありました。

いつか記事にまとめようと思っていたのですが、最近ツイッターを見ていたら全部解決してしまった(ツイッターすごい!)ので、同様の方もいらっしゃるかもしれないと考え、書いてみます。

私の疑問


私の疑問は以下の2点でした。

1.現行NISAにある資産の非課税期間終了後の扱い

具体的には、現行NISAで非課税期間が終了した場合(ロールオーバーを選ばなかった場合あるいはロールオーバーも終了した場合)、確定申告不要で扱いやすい特定口座に移されるのかどうかということです。

2.現行NISAで出た含み益の非課税期間終了後の扱い

たとえば、現行NISAにおいて100万円で買い付けた資産が非課税期間終了時に120万円になったとします。

その後、さらにこの資産が140万円まで値上がりしたところで売却したとしましょう。

私の理解では、非課税期間が終了した段階で120万円の買付があったと見なされて課税口座に移されるため、課税されるのは

140-100=40万円分

ではなく、

140-120=20万円分

だと考えていたのですが、この理解が正しいのか、ということです。

ツイッター情報による解決


まず、1の現行NISAにある資産の非課税期間終了後の扱いは以下の竹川美奈子さんのツイートで分かりました。
というわけで、現行NISAの非課税期間終了時に移管されるのは一般口座ではなく、確定申告不要の「特定口座」となるようです。

これ自体は特に指示は必要なく、自動的に行われるようですが、現行NISA→現行NISAのロールオーバーを行う場合は、指示が必要になるとのことです。

2.現行NISAで出た含み益の非課税期間終了後の扱いについては、以下の安房さんのツイートが参考になります。
これは、先日金沢で行われたつみっプで金融庁の方から説明された内容のようですが、私が想像した通り、非課税期間終了後は買い付け価格がそのときの時価で上書きされるような扱いになるため、非課税期間後も非課税期間内に生じた含み益分は非課税になると考えて良いようです。

私は、最初、非課税期間が終わったら、買付時の価格のままで資産が課税口座に移される(上の例では、当初の買付額100万円で課税口座に移される)と理解していて、それなら非課税期間終了直前に売却を行って特定口座で同じ資産を買い戻した方がいいのかと思ったのですが、わざわざそうする必要はない、とお墨付きが出たことになりますね。

なお、上で考えた例では資産価値が上昇した場合を考えていましたが、下落した場合も同様に非課税期間終了時の時価で課税口座に移されるとすると、最初から課税口座で保有するより損する可能性があります。

この件については、資産価値が下落した場合は、非課税期間終了時の価格ではなく、当初の買付額で課税口座に移すようにしてほしいという要望がいろいろな方から出されていたと思いますが、それに関する金融庁の正式な見解は私の知る限り見当たりません。

もし既に見解が出されていて、その内容をご存じの方がいらっしゃれば教えていただければ幸いです。

そうでなければ、自分でもいろいろな機会で要望を出したいと思います。

それにしても、漠然と抱いていた疑問が間をおかずして(自分から質問することさえなく)答えられてしまうとはツイッター恐るべしです。

ツイッターはついつい時間を取られてしまうというデメリットもありますが、質の高い情報が瞬時に手に入るという大きなメリットも見逃せませんね。

今後も、あまりやりすぎないように注意しながら、ツイッターもうまく使って情報収集を行いたいと思います。 

日本で長期投資がなかなか普及しないのはゼロリスク志向だから?

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はじめに


先日、わかま屋さんが以下のようなツイートをされていました。
これは、言い換えると「長い間我慢しても儲かるかどうかはっきりしないものには手を出さない」ということなのではないかと思います。

そう考えたら、これまでぼんやり感じていたことが自分の中で少し明確になったような気がするので、今回はそれについて書いてみます。

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「塗り箸」みたいな投資が自分の理想

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はじめに


このところのビットコインの高騰や相変わらず強いFAAMGの様子を横目で見ながら、つくづく自分に合った投資スタイルは「塗り箸型」なのではないかと感じました。

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後悔最小化としてのコア・サテライト戦略

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1. はじめに


まともに投資を始めて3年目、まだまだ方針がブレブレの私は、コアのインデックス投資に加え、サテライトとして国内外の個別株投資を行っています。

図らずもこれは「後悔最小化」になっているのではないか、というのが今回のテーマです。

2. 後悔最小化とは?


皆さんも、何か選択をした後で「○○をしておけばよかった」と悔やんだことがあるのではないでしょうか。

個別株投資を行う以上、後になって株価が暴騰して「あの銘柄を買っておけばよかった」、逆に買ってしまってから急落して「あの銘柄を買わなきゃよかった」と思う気持ちと無縁ではいられないのではないかと思います。

…少なくとも私はそうです。

でも、ある日、コア・サテライト戦略を行っていることで、こんな「後悔」を最小化できているんじゃないかと感じました。

3. インデックスファンドを保有していなかった場合


まず、私がインデックスファンドを保有しておらず、特定の銘柄A社の株式に投資する状況を考えます。

TOPIXに投資するインデックスファンドを保有していればそのリターンが得られるわけですから、話を簡単にするために、A社の株式はTOPIXに組み入れられており、TOPIX以上のリターンが得られたかどうかで投資の成否を判断することにしましょう。

ここで、いろいろ考えた結果、A社の株式を結局買わなかったとします。

その後、TOPIXがA社の株式よりパフォーマンスが良かったなら、A社の株式を買わないという判断は正しかったと思い、私は満足するでしょう(下表左上のマス)。

逆に、A社の株式の方がTOPIXよりパフォーマンスが良かったなら、A社の株に投資しなかったことを後悔してしまうかもしれません(下表左下)。

同様に、A社の株式を買ったとき、TOPIXよりパフォーマンスが良かったならば満足するかもしれません(下表右下)が、TOPIXの方がパフォーマンスが良かった場合は後悔する可能性があります(下表右上)。

つまり、A社の株式を買っても買わなくても、当初の自分の目論見が外れたら後悔してしまうのです(下表水色のマス)。これをまとめたのが下の表です。

表1:インデックスファンドを保有していなかった場合

インデックス個別

4. インデックスファンドを保有している場合


そんな私がTOPIXに連動するインデックスファンドを一定数保有しており、さらにA社の株式を買い付けるかどうか迷っているとしましょう。

A社の株式の買付を行わなかった場合、TOPIXの方がパフォーマンスが良かったなら満足することは変わりません(下表左上のコマ)。

一方、A社の株式の方がTOPIXよりパフォーマンスが良かったとしても、A社の株式がTOPIXに組み入れられている限り、それは間接的にTOPIXのパフォーマンスに反映されるため、「どうせTOPIXに含まれてるじゃん」とあまり後悔する必要はありません(下表左下)。

さらに、A社の株式を買い付けた後にTOPIXの方がA社の株式よりパフォーマンスが良かったとしても、既にTOPIXに連動するインデックスファンドを保有しているので当然不満はありません(下表右上)。

最後に、A社の株式を買い付け、A社の株式の方がTOPIXよりパフォーマンスが良かったなら、もちろん問題はありません(下表右下)。

つまり、インデックスファンドを保有することで、「インデックスファンドを保有していなかった」ときに後悔していた場面で後悔する必要がなくなるのです。

これをまとめたのが下の表です。

表2:インデックスファンドを保有している場合

インデックス+個別

5. まとめと注意点


上ではインデックスと個別株式を例に挙げて説明しましたが、同様の効果はインデックスとサテライト投資一般についても得られるでしょう。

つまり、「インデックスファンドを保有することで、サテライト投資がうまく行っても行かなくても後悔するのを避けられる」と言えそうです。

もちろん、以下のような注意点が考えられます。

コア・サテライト戦略を採用するとサテライト投資の利益は小さくなる


まず、インデックス投資をコアにする場合、既にインデックスファンドへの投資にかなりの資金を投入しているはずですから、サテライトへの投資額は抑えられ、たとえサテライト投資がうまくいったとしても、そこから得られる利益はそれほど大きくないかもしれません。

そういう意味では、コア・サテライト戦略は一攫千金を狙う方にとってはあまり意味のないものなのかもしれません。

しかし、もともとボラティリティを抑えるためにインデックス投資をコアにしているわけですし、上に書いたような後悔最小化の効果もあるのですから、これは得られる利益とのバランスで考えるべきだと思います。

サテライト投資をせず、インデックスに投資するだけで十分かもしれない


また、後悔最小化をするだけなら、そもそもサテライト投資をせずにインデックスファンドを買って市場平均で我慢すればいいのではないかという議論も成り立つでしょう。

これについては、市場平均以上のリターンを得られるのではないか、サテライト投資も行うといろいろな数字が毎日ちょこちょこ変わって楽しい、と思ってしまう、経験の浅い私だからこそ感じてしまうことかもしれません。

これについては、もうしばらく様子を見てから改めて考えてみたいと思います。

本当に後悔を避けられるのか


最後に、インデックスファンドを保有することで、サテライト投資の結果が思わしくなかったときに後悔するのを本当に避けられるのか、という疑問も挙げられます。

要するに、うまく行かなかったという事実は変わらないのだからどっちみち後悔するのではないか、ということです。

私自身は、これは人それぞれとしか言えないように思います。

私の場合は、多少目論見が外れたとしても、全ての投資が最悪の結果になるよりは、ちょっとでもうまく行っているところに目を向けたいという気持ちが強いので、インデックスファンドの保有により十分に後悔を抑えられていますが、もしかしたらそうでない方もいらっしゃるのかもしれません。

しかし、逆に、そうでないという方も、サテライト投資がうまくいってもいかなくても、インデックス投資を行うことで市場平均は確保できる、個別株式がどんどん上がっているならインデックスも上がる、という考え方をすることで、おおらかな気持ちで投資をすることができるような気もします。

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よろしければ以下の記事もご覧ください。

インデックス投資を行うことで、個別株投資にもポジティブな影響がある可能性について書いています。

個別株投資のためのインデックス投資(サボテンのように資産を育てるブログ)

インデックス投資を続けるためのスパイスとして個別株投資を捉える考え方について書いています。

インデックス投資を続けるための個別株投資(サボテンのように資産を育てるブログ)

個別株投資のためのインデックス投資

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はじめに


最近スパムコメントが良く入るようになったのですが、辛味ネタをたくさん書いていたせいか、ついにタイ語のスパムコメントも入るようになったすいさくです。今度はメキシコからのアクセスがあるよう頑張ります。

さて、以前から書いているように、私はインデックス投資と個別株投資(正確にはほぼ単元未満株投資)を併用しています。

割合で言うと、だいたいインデックスが8割、日本と米国個別株がそれぞれ1割ずつ、コアではインデックスで世界分散投資を行い、サテライトでは単元未満株や高配当株式などに投資をして超過リターンを目指すという良くある戦略です。

以下の記事にも書いたように、この方法のもう一つのメリットは、いろいろな銘柄を保有することで所有欲が満たされる一方で、それなりの値動きがあるため飽きにくく、結果的にインデックス投資を続けるのにも役立つことだと思っています。

インデックス投資を続けるための個別株投資(サボテンのように資産を育てるブログ)

インデックス投資は個別株投資のためにもなる?


一方、最近は、逆のことを思うようになってきました。

つまり、インデックス投資を行うことで、無謀な個別株投資、たとえば高値での買い付け、いわゆるジャンピングキャッチをしなくなるのではないかということです。

MSCIコクサイの場合


たとえば、いわゆるFAAMG(フェイスブック、アマゾン、アップル、マイクロソフト、グーグル)は私も気にならないわけではありません。

個別株でこっそりアマゾンを買っちゃおうか、とかQQQ(ナスダック100のETF)なら分散されているのではないか、マイクロソフト買っておけばよかった、とか率直に言っていろいろな思いが頭をよぎりますが(笑)、以前も下の記事で書いたように、FAAMGはMSCIコクサイの組入比率トップ10、合計で約8%も占めているので、これらの企業の業績が上向き、株価が上昇すれば黙っていても(個別株ほどではなくても)私の資産は増えていきます。

MSCIコクサイはすっごく分散された「ビッグ5」(サボテンのように資産を育てるブログ)

そんなこともあって、最近はそこまでFAAMGのことは気になりません(アマゾンは今でも未練はありますが…)。

S&P500配当貴族指数の場合


また、米国高配当銘柄、つまりいわゆるシーゲル銘柄の中には欲しいと思いながら株価が上がり過ぎて買いそびれたものもあります。

P&Gは代表格ですが、ほかにもペプシコ、ウォルマートなど、一度は興味を持ったもののタイミングを逸してしまったものもあります。

しかし、これらは全てS&P500配当貴族指数に含まれているので、この指数に連動するSMT米国配当貴族インデックスオープンを保有する限り、これらを焦って買う必要はありません。

JPX日経中小型株指数の場合


最近、ソースネクスト(4344)の株価が下がっていることを知りました。

昨年のWindows 10の駆け込み需要にともなう特需がなくなり、前期に比べて大きく業績が落ちたからのようですが、多言語学習ソフトとしてのブランドを確立しているロゼッタストーンの日本法人や筆まめの販売元などを買収したため、今後の業績は期待できそうに感じました。

良く考えてから買うかどうか決めようと思い、ここ数日様子を見ていたのですが、あれよあれよという間に10%以上株価が上がってしまいました。

タッチの差で投資機会を逃してしまった形になりましたが、私はあまり悲観していません。

この銘柄が組み入れられているSMT JPX日経中小型株インデックス・オープンを保有しているからです。

ソースネクストの株価が上がり続けるならば、このまま待つだけでいいわけですし、調整があるなら、そのときに買えばいいのです。

要するに


インデックス投資か個別株投資のベテランであれば、私のような迷いはないかもしれません。

投資方法にかかわらず、もともと決めているルールに従って淡々と売買をすることに抵抗も焦りもないと思うからです。

しかし、私のような迷いが多い人間にとっては、インデックスと個別株は絶妙な組み合わせです。

普段はインデックスファンドを淡々と積み立てることに集中し、本当にチャンスがあると思うときに限って個別株を買うことで、焦って判断ミスをする可能性を減らせると思うからです。

(まあ、スポット投資にメリットがあると思うくらいの調整・暴落ならインデックスファンドを買いつけるだけでも十分なような気もしますが)

また、この意味では、TOPIXやMSCIコクサイなどの時価総額インデックスだけでなく、S&P500配当貴族指数やJPX日経中小型株指数などのスマートベータにも存在価値がありそうです。

特定の銘柄にちょっと厚めに投資していると思うと、その銘柄を焦って買う気持ちも抑えられますし、個別株を少額買う場合より、その銘柄が組み入れられているインデックスファンドを買う方が(手数料が安いという意味でも)手軽です。

そんなわけで、インデックスを基本にし、スポットで個別株式を買い付けるという方法は、私にはとても合っているようです。

しばらくはこのスタイルで続けていきたいと思います。

<追記>
昨晩アッビーが値上がりして横目で羨ましそうに見ていましたが、これもS&P500配当貴族指数に含まれていたことに気づいて少し落ち着きました(笑)

プロフィール

すいさく

Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

2017年2月現在の方針はこちら

twitterアカウントもつくりました↓
@suisaku_cacti

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