2018/07/03
先日、SMT JPX日経中小型インデックス・オープンの運用報告書(2017年10月21日~2018年4月20日)が出ていました。
外部リンク:
SMT JPX日経中小型インデックス・オープン公式サイト私が一番気になっていた実質コストは、上記半年間で、
・信託報酬率 0.215%
・売買委託手数料 0.003%
・その他費用 0.003%
とのことで、合計
0.221%でした。
実際はその2倍、
0.4%程度が年間の実質コストということになりそうです。
ベンチマークとの乖離は運用報告書に正確な数値が記載されていませんが、グラフや説明を見る限りは、これ以外には特に乖離要因はなさそうです。
皆様、この実質コストをどう思われるでしょうか?
私の印象としては「実質コストは意外と低いが、信託報酬率は現在主流の低コストファンドと比べるとやや高いかなあ」というものでしたが、
ある事実に気づきました。
同じSMTインデックスファンドシリーズから出ている、SMT TOPIXインデックスの運用報告書を見ると、ほぼ同じ期間(2017年11月11日~2018年5月10日)において、信託報酬率は0.198%、実質コストは0.201%とのことで、
JPX日経中小型インデックス・オープンとほぼ同水準です。
つまり、SMTインデックスシリーズ全体を考えると、JPX日経中小型インデックス・オープンのコストが
特別高いわけではなく、むしろ良心的に設定しているとも言えなくもありません。
この辺りは、どこを基準に取るかによって変わるでしょうが、私としては、一般的な低コストファンドよりはコストが高いが個性的なインデックスファンドだということで、このファンドの存在価値はまだまだあるのではないかと感じます。
2018年4月20日現在では純資産総額が3.75億円とのことで心もとない(マザーファンドの純資産総額については記載なし)ですが、実質コストも抑えられていますし、急に運用が困難になる可能性も考えにくいので、私は今後も保有を続けるつもりです。