サテライトとコア

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私は投資らしい投資をスタートして数か月の新米投資家というところですが、インデックス投資を一応コアに据えて、サテライトとして個別株やアクティブファンドに投資している私にとって耳に痛い記事を見つけました。

外部リンク:コア・サテライト戦略-市井の個人投資家にはサテライト投資にまわすお金など1円もありません【Refrain 2015】(資産運用でスーパーカーを手に入れよう!)

投資以外の活動も忙しく、資金源が限られている一般の個人投資家が多大なリスクを取って「サテライト」投資を行うのは合理的ではない、ということであろうと思います。

基本的には、私はここに書かれていることにほぼ完全に同意しますし、とても参考になりました。

それでも、なぜ投資初心者の自分が「サテライト」をやっているか、というと以下のような理由です。

1.なんとなく楽しそう


インデックス投資には様々な強みがあることを頭では重々承知しているつもりですが、派手か地味かというと、やはり派手ではないように思います。

自分の性格だと、100%ほったらかしだと逆に続かないのではないかと思い、むしろ変化をつける意味で「サテライト」もやっているというのが正直なところです。

その意味では、「ほったらかし」にできず適度にやきもきするのは今のところはウェルカムです(これは将来変わるかもしれません)。

2.勉強になるかもしれない


効率性を考えた場合に「サテライト」投資が必ずしも良くないということは理解していますが、投資らしい投資を始めたばかりの自分にとっては、個別(米国)株などを保有することで、今まで話半分で聞いていたニュースやその背景がより頭に入りやすくなるのではないかと考えました。

効果はてきめんで、日経平均だけではなく、ダウ平均など世界各国の株式市場のニュースを本腰を入れて聞くようになりました。

逆に、だんだんマンネリになってきて、あまり「サテライト投資」から得るものがないと思い始めたら徐々に止めるかもしれません。

いろいろ試してみて、「やはりインデックス投資が最強だ」と実感したらそれに集中すると思いますが、痛い目に遭いながらそこにたどりくつのもまた勉強だと思うのです(そうでなければ、逆に、インデックス投資に飽きて後からほかの投資に走ってしまい大やけどをするかもしれません)。

米国株の手数料がこんなに高いことは自分で購入してみて初めて実感しましたが、それもまた勉強です。

3.数字を見るのが好き


私はなんとなく数字を並べるのが好きです。

したがって、インデックスファンドだけではなく、いろいろな数字が並んでいて上がったり下がったりしているのを見ると楽しくなってしまいます。

我ながら合理的ではない、とかめでたい奴だと思います。

国内株では、株式会社化したときに転がり込んだ第一生命株を唯一保有していますが、縁が合ってせっかくきたからという理由以外にも、日経平均やTOPIXとは微妙に違う動きをして面白いというあほな理由でそのまま保有しています。

これも飽きたら徐々にフェードアウトするかもしれません。

4.リスクは考えている(つもり)


サテライト投資は一攫千金的なイメージがありますが、一応アセットアロケーション全体では整合的になるように意識はしています。

たとえば、米国個別株はオールド・エコノミーの代表格でボラティリティが低いコカコーラ(KO)とこれから一気に伸びるかもしれないし、紙屑になってしまうかもしれないソーシャル・レンディングの企業レンディングクラブ(LC)を買っています。

レンディングクラブはともかく、コカコーラの資産価値が0になるときは米国株全体もただでは済まないと思いますので、無茶苦茶にリスクを取っているとまでは言えないように思います。

これらはNISAで買っちゃったし、手数料ももったいないので、基本的にはよほどのことがない限り手放さないつもりです。

アクティブファンドではひふみプラスを保有していますが、アクティブファンドの中ではコストが低く、レバレッジもかかっていないので、比較的リスクは低い方かと思います。

また、国別ファンド・ETFとして、新生UTIインドファンドとMSCIドイツ(EWG)を保有していますが、これらは、2015年8~9月に実力に比べて株価が低くなっていると考えて購入しました(2015年のインドは7%の経済成長が見込まれていますが、株式市場はぱっとしない1年になりそうなので、早くも当てが外れそうな予感がしますが)。

5.「サテライト」の定義にもよる


上記の記事で引用しているAll Aboutの定義によると、

コア・サテライト戦略とは、安定的に運用する「コア」部分と、積極的に運用する「サテライト」部分に分けて考えるもの。

コアで中長期的な安定収益を期待し、サテライトではリスクをとって大きなリターンを狙います。

とされていますが、ここでとる「リスク」がどれくらいかによって「サテライト」の意味合いは違うように思います。

たとえば、SBI証券のVTの説明だと、

自分好みの比率で投資したい方は、VTと他の投資信託やETFと組み合わせればコア・サテライト投資をすることが出来ます。VTを「コア(核)」に据えると効率的・分散・低コストというポートフォリオの基盤ができます。更に、慎重に選択したアクティブ運用ファンドまたは特化型インデックスファンドを「サテライト(衛星)」として組み合わせれば、コアを補完し、投資リターンを高める可能性が生まれます。

となっていますので、この定義に従うとむしろVT以外のインデックスファンドは全て「サテライト」になってしまいます!新興国対象のインデックスファンドも、リスクをとってリターンを狙うので「サテライト」ですね!

このような意味では、コア・サテライトという区別は便宜上のもので、基本に立ち返ってアセット・アロケーションをちゃんと(リスクを取りすぎないように)考えなさい、というのが上記の記事の肝ではないか、と自分なりに理解しました。

「サテライト」という言葉に自分を見失わずに、許容できる範囲でリスクを管理し、着実に資産を増やすことを考えるべきだ、というのが結論になるでしょうか。

Comments

トラックバックありがとうございます。

万年初心者個人投資家のWATANKOといいます。トラックバックありがとうございます。サテライト投資だからといって、少額だからといって脇が甘くなりあっという間にスッてしまう危険をしてきました。・・・ところでですがトラックバックのURLが次の記事になっています。

早速、TB追加ありがとうございます。

ついでに上記コメント誤記訂正します。

誤)スッてしまう危険をしてきました。
正)スッてしまう危険を指摘しました。

コメントありがとうございます!

WATANKOさん、記念すべき最初のコメントをありがとうございます!

コメントへの返答が遅れましたが、改めてトラックバックをさせていただきました。前のものは誤って送ってしまったようなので、お手数ですが消去していただければ幸いです。

確かに、「サテライト投資」に関しては危険がたくさん潜んでいるように思います。私は記事に書いたように、現時点では完全にインデックス投資に絞るところまでふんぎりがついていませんが、WATANKOさんの記事の主旨は肝に銘じたいと思います。

No title

はじめまして。

個別株投資は刺激が多いですし、インデックス投資とは違う新たな知識を得ることも出来るので、楽しい投資法だと思います。
株主優待などのメリットもありますし。

それぞれのメリットを生かし、上手く使い分けながら投資を続けていくのが良いと思います。

コメントありがとうございます

AKIさん、コメントありがとうございます。

私は投資らしいものを始めてまだ数か月というところで、先輩方のやり方を参考に試行錯誤をしている途中ですが、少しずつ自分に合ったスタイルを確立していくつもりです。個別株投資もインデックス投資もそれぞれ良いところがありますので、うまく組み合わせていければ良いと思っています。
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プロフィール

すいさく

Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

2017年2月現在の方針はこちら

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