辛味好きなら海外(タイ)移住したらいいんじゃない?

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はじめに


辛味投資家(辛味愛好家)の皆様、「そんなに辛味が好きなら(辛味が豊富な)海外に住んだらいいよ」と言われたことはありませんか?

私はあります。

実際、老後はタイで暮らすことをかなり真剣に考えていた時期もあります。

そこで今回は、(特にリタイア後の)タイ移住について今どう考えるかを書いてみます。

なお、私のバックグラウンドは以下のような感じです。

・ピーク時は年3,4回(各2週間くらい)旅行でタイに行っていた
・タイに住んだことはない
タイ語は一時かなり真剣に学んでいた(タイ語だけで旅行できた)ものの、今はかなり忘れた
・タイ人やタイに住んでいた(いる)人の知り合いがいる
・ここ10年はタイに行っていないので、最近の情報はあまりアップデートされていない可能性がある

以前考えたのはチェンマイ(タイ)


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10年ほど前は、老後にタイ北部のチェンマイあるいはその近郊で暮らすことを漠然と考えていました。

チェンマイのいいところは

・そこそこ大きい街(人口約23万人)であり、日本の地方都市のような感覚で過ごせそう
・家賃・物価もバンコクよりは安い
・観光地の割にはそれほどうるさくなく、人柄もいい
・日本の気候から考えると、暑すぎず、寒すぎない
・食べ物(辛味)も美味しい

チェンマイの悪いところは

・そこそこ大きいとは言え、バンコクよりはかなり小さく、不便はありそう
・郊外は車がないときつそう
和食やタイ料理以外の食べ物を食べるのは厳しそう(今は日本食レストラン・食材店があるようです)
・バンコクに行くなど長距離移動はめんどくさそう(事実上長距離バス一択、国際空港はあるので外国には行ける)

というあたりで、少なくとも

・単身
・郊外の安アパートに住む
・食事は自炊か屋台のタイ料理中心
車は持たず、バスやソンテオ(乗合タクシー)を使って移動
・レジャーは近くのお寺(や博物館)巡り
・たまにチェンマイ大学の授業を取ってみたり

注:聴講生を受け付けているのかどうかはわかりませんが、チェンマイ大学は広大なキャンパスを誇り、日本で言うと旧帝大くらいのポジションのはずです

という感じで暮らすなら生きていけるのではないかと思っていました。

なお、上記は医療費や税金などについてはあまり深く考えていません(タイの医療については、比較的レベルが高いという話も、そうでもないという話も混在しているため正直言って分かりません)。

一般にイメージされるのはバンコクだが…


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「タイに海外移住」と言って最初に思い浮かぶのはバンコク(郊外)でしょう。

特に、バンコクのスクンヴィット通りには日本食レストランや外国人向けのサービスが多く提供されており、一種の「日本人街」が形成されています。

したがって、「タイで暮らす」と言った場合、自然とバンコクの暮らしをイメージしてしまうのではないかと思います。

しかし、私は、バンコクに住むのであればタイ移住はしなくてもいいと思っています。

バンコクのいいところは

タイ最大の大都市(約800万人)で、エリアによっては先進国の大都市と同じ感覚で暮らすことができそう
お金さえ出せば食べるものには(あまり)困らない
高架鉄道や地下鉄駅の近くなら公共交通はかなり便利

一方、悪いところは

・とにかく生活費がかかる。日本と同じような暮らしをするなら日本の地方都市より高いことを覚悟すべき
・高架鉄道や地下鉄により相当便利になったものの、道路はかなり渋滞する
・ひたすら暑い
水害も心配

というところで、便利さをお金で買うなら悪くないものの、それでも日本の50万人~100万人の地方都市と比べてすごく便利かと言うとそこまでは言えず、よほどの(おそらく日本の大都市に住めるくらいの)資産がないと楽しめないと思うからです。

さらに、最近は、タイの物価上昇によって、海外移住した日本人の困窮者も増えていると言われます。

外部リンク:「第二の人生」タイへの移住で思わぬ事態 日本人の困窮者が続出

実際、20年前の物価ではクイッティオ(麺)がバンコクでも1杯15~20バーツ(45~60円)くらいだったのが、現在は40バーツ(約120円)くらいまで値上がりしているので、約2倍になっています。

デフレの日本にいるとなかなか実感できませんが、20年前は「10万円あれば悠々自適」だったはずが、同じ生活費で今暮らすなら極貧生活となってしまう可能性が高いと思います。

夫婦1ヵ月10万円でタイで生活なんて無理じゃない?


なんでこんなことを書いたのかというと、実は以下のツイートがきっかけでした。


「夫婦2人で1ヵ月10万円で悠々生活できる」のが正しかったとしても、それはたぶん20年前の話です。

もちろん、私のように辛味が苦手でない人間が、単身で平均的なタイ人と同じような生活を送るのであれば今でも不可能ではないでしょう。

しかし、夫婦2人となると話は別ですし、2人そろって辛味好きという確率もかなり低いでしょう。

せっかく海外に移住するのだから、日本で暮らす以上にゆとりのある生活をしたいという人も多いでしょうし、リタイア後なら体力の消耗も抑える必要があります。

したがって、選択肢として安易に海外移住を勧めるのは無責任ではないかと思うのです。

これを解決する唯一の方法は、夫婦そろって辛味好きになることです(笑)。

それが無理だという方は、日本でも十分暮らしていけるだけの資産を持ってタイに行くか、タイ移住を諦め、より生活費の低い日本の大中都市の郊外に住む方がコストパフォーマンスが高いような気がします。

<追記>
以下のサイトによると、事務職・大卒初任給・バンコク勤務の目安が15,000〜20,000バーツ(日本円で約45,000円〜60,000円)とのことです(2015年現在)。

外部リンク:タイの平均年収。タイ平均月収(正社員とパートタイム)も載せてみる

10万円は約30,000バーツですので、これと比較すると一見悪くなさそうですが、ここ20年で物価がかなり上がった割には給与はあまり上がっていないように感じるので、上の初任給で暮らしていくのはタイ人でもあまり余裕がないはずです。

ましてや、コストがかかる「日本と同じような生活」を送ることを考えれば、10万円ではやはり足りないということはお分かりいただけるのではないかと思います。

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すいさく

Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

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