「自己判断」と言いたくなるのはきっとこんな理由

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はじめに


「○○は自己判断でお願いします」

これは、よく見るフレーズですよね。

煮え切らない、とか、責任逃れをしている、とあまりいい意見は見ませんが、私はついついこう言いたくなってしまう気持ちも分かります。

それが今回のテーマです。


たとえばこんなシチュエーション


自己判断が重要になる例と言えば、やはり、

辛味です。

たとえば、私がある「激辛」と書かれた商品を食べていて、それが実はマイルドだったとしましょう。

当然ですが、私は

「これは、『激辛』って書いているけど、大嘘で、全然辛くないよ、マイルドだよ。」

と言うでしょう。

なぜなら、それは自分にとって真実ですし、相手も私が正直に答えることを期待していると考えるからです。

マイルドな辛味は、

私にとってマイルドだと感じるから、正直に「マイルド」だって言っているだけで、

別に見栄を張っているとか、相手に嫌がらせをしようとか、そういうことではなく、マイルドだからです。

それ以外に言いようがないのです。

相手のタイプは分からない


ここで

「その辛味は私(すいさく)にとって平気かもしれないが、ほかの人にとっては死ぬほど辛いかもしれないだろう。だから、相手のことを考えて『激辛』だ、と言ってあげる方が親切だ」

という反論があるかもしれません。

しかし、残念ながら、下手に相手のことを考えると事態はさらに悪化します。

なぜなら、相手のタイプは次の3パターンに分かれるからです。

1.私よりも辛味に強い人
2.私より辛味に弱い人
3.私と同じくらいの辛味を食べる人

まず、3の場合なら問題はないでしょう。

私が「マイルド」だと感じる「激辛」商品は、間違いなく「マイルド」だと感じるはずだからです。

次に、2の場合に何が起きるのかも容易に想像できます。

要するに、私が「マイルド」だと1ミリも疑わない辛味を食べて、「死ぬほど辛い」と感じる場合です。

その人は私に対して怒るに違いありません。

したがって、相手が自分より辛味に弱いことを常に想定して、

「私にとってはマイルドに感じるけれど、あなたにとっては辛く感じるかもしれない」

と(周りくどいですが)言ってあげた方が安全かもしれません。

しかし、以下に述べるように、残った1の可能性を考えると、これは間違っていることが明らかです。

正直が一番


ブログ記事やツイッターをご覧になって、私(すいさく)は辛味に強いと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながらそれは間違っています。

世の中には、私レベルでは足元にも及ばない辛味食いが存在しているのです。

(幸か不幸か、これまでの人生の中で私はそういう人に度々会っています。)

しかも、そういう人は(私もそうですが)、「激辛」と言って全く辛くないものを出されるのを極端に嫌います。

せっかく大枚をはたいて辛さによる刺激と旨味のハーモニーが奏でられることを期待しているのに、その期待が完全に裏切られてしまうからです。

以前、紹介したように、以下のLEE30倍のアマゾンレビューではその期待を裏切られた人々の心情が吐露されています。

我々がこの商品に求めるのは「食べるんじゃなかった」と言わしめるほどのスパイシーな辛さです。まったくその要求に応えるだけの辛さの質ではありません。(LEE30倍2017年版のアマゾンレビュー)

激辛のわりにマイルドです。汗はじわりじわりとでますが、期待外れでした。(LEE30倍2017年版のアマゾンレビュー)

そして、これは、あくまでも辛味好きの人のごく標準的な反応です。

このような人に

「私にとってはマイルドに感じるけれど、あなたにとっては辛く感じるかもしれない」

と言って、それを信頼した相手がその辛味を食べたらどうなるでしょうか。

…。

想像つきますね。

全く辛くないので怒られます。

私の不誠実な態度に、もう二度と口をきいてくれないかもしれません。

そんな危険は冒せません。

つまり、

辛味に関する感想は、正直に言うのが一番

なのです。

そして、普段から辛味を親しんでいる人ほど、このことを良く理解しています。

結局、相手に判断を任せるしかない


とはいえ、「この製品はマイルドだよ」とだけ言っても、相手にとって判断材料はあまりありません。

したがって、

・普段どんな辛味を食べていて、どう感じているか
・そのときの体調はどうだったか(良かった、悪かった、睡眠を十分とったかなど)
・過去の辛味の経験はどれくらいか

などの情報を伝えつつ、あるいは、相手からこのような情報を聞き出しつつ、その辛味が相手に合うと考えられるかどうか、などを一緒に伝える必要がありますし、そうでなければ「この辛味についての感想を教えてくれ」と言われても正直言って答えようがないのです。

そして、ブログやSNSなどで一方的に情報を伝える場合は、このような情報を細かく伝えることは事実上不可能です。

(SNSでは一応双方向でコミュニケーションをとることができますが、私の書きこみだけを見て読者が自分で判断する可能性は否定できません。)

そんなときは、やはり、

辛味の感じ方には個人差がありますので、くれぐれも自己判断でお願いします。

と書かざるを得ないのです。

まとめ


ここでは、主に辛味について述べてきましたが、ほかのものについても大体事情は同じだと思われます。

というわけで、私は今後もこのフレーズを使い続けることでしょう。

なお、以下の商品(LEE30倍と成都陳麻婆豆腐)はどちらもマイルドな辛さと深い味わいが楽しめる一品なので、ぜひお試しください。



感じ方には個人差があるので、投資も辛味も、くれぐれも自己判断でお願いします

以下はレビュー記事です。

過去記事:【辛味レビュー】陳麻婆豆腐
過去記事:【辛味レビュー】LEE30倍を食べてみた


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