i-mizuho東南アジア株式インデックスファンドが繰上償還の可能性…だと!?

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はじめに


先日、ブラックロックがi-mizuhoインデックスシリーズの戦略的見直しを発表したというニュースが飛び込んできました。

この中には、私も積み立てていたi-mizuho東南アジア株式インデックスファンドの繰上償還の提案(決議)も含まれています。

実際は、2月6日時点での受益者に対して書面決議を行い、議決権の3分の2以上の賛成をもって繰上償還が決定されるようですが、このまま運用を続けても適切に運用できない可能性もあるとのことで、繰上償還の可能性は高いように思います。

一時は、インドを国別ETFで、それ以外の東南アジアはi-mizuhoで投資するという考え方を固めていましたが、今回の一件で戦略の見直しを迫られそうです。

そこで、さて、どうしたものか、というのが今回のテーマです。

i-mizuho東南アジア株式インデックスファンドとは


目論見書には以下のように書かれています。

この投資信託は、東南アジアの株式市場を代表する指数に連動する運用成果を目指します。(目論見書より)

具体的には、FTSEアセアン40インデックスをベンチマークとして運用するインデックスファンドということです。

国別の組入比率は、

1. シンガポール 34.6%
2. マレーシア 22.2%
3. タイ 21.3%
4. インドネシア 15.9%
5. フィリピン 5.7%
6. キャッシュ等 0.4%

ということで、東南アジアの新興国に手軽に投資できるインデックスファンドだったので、気に入っていました。

それが、こんな形で終わりを告げるなんてあんまりです…。

どさて、どうしたらいいのか…。

日経アジア300はどうか


このニュースを聞いて早速考えたのは、最近多数設定されている、日経アジア300インベスタブル指数に連動するファンドへの投資です。

日経アジア300インベスタブル指数は、韓国、中国、台湾ほか、東南アジアやインドを含む幅広い国を組み入れていて魅力的な指数ですが、過去記事にも書いたように、韓国・中国の割合が大きいことが気になっています。

過去記事:日経アジア300インベスタブル指数は魅力的、しかし…(サボテンのように資産を育てるブログ)

つまり、

2017年11月30日現在の国別の組入比率は、

1. 韓国 21.94%
2. 中国 20.42%
3. 香港 15.79%
4. 台湾 13.86%
5. インド 11.51%
6. シンガポール 5.87%
7. インドネシア 2.97%
8. タイ 2.86%
9. マレーシア 2.86%
10. フィリピン 1.93%

となっています(公式ウェブサイト・ファクトシートから引用)。

(上掲記事)

ということで、インドの割合が比較的高めなのはいいのですが、インドまでの上位5カ国とシンガポール以下の国の組入比率が違いすぎるので、インドや東南アジアに厚めに投資したいという私にとっては扱いにくいところがあります。

特に、ほかの新興国へも投資するためにMSCIエマージングなどの指数に連動するインデックスファンドと同時に保有すると、中国・韓国の比率が大きくなりすぎるように感じます。

さて、困った困った。

(なお、上の過去記事では、日経アジア300のインド以下の国(インド+東南アジア諸国)を組み入れたファンドがあれば魅力的だということを書きました。インドは国別ETFで投資することにして、東南アジアだけに限ったファンドでもいいのですが、手ごろな信託報酬率で設定されたらほぼ間違いなく保有します。)

結局、国別ETFを組み合わせるしかないのか?


そこで考えたのが、国別ETFを組み合わせることです。

ブラックロックのETFで言えば、

・EWS: MSCIシンガポール指数に連動
・THD: MSCIタイインベスタブル指数25/50に連動
・EIDO: MSCIインドネシア・インベスタブル・マーケット指数に連動
・EWM: MSCIマレーシア指数に連動
・EPHE: MSCIフィリピン・インベスタブル・マーケット指数に連動

ということで、i-mizuho東南アジア株式インデックスファンドに組み入れられている国については、それぞれETFが存在します。

これをi-mizuho(FTSEアセアン40)と大体同じ比率になるように保有(し、MSCIエマージング連動のファンドと併用)すれば、似たような投資成果が得られる可能性があります。

しかし、この方法には以下のような問題があります。

・積立が面倒
・リバランスが面倒
・分配金が課税される・再投資が面倒

特に、5カ国(比率が少ないフィリピンを除いても4か国)の国別ETFを管理し続けるのはかなり大変ですし、リバランスや分配金の課税問題を考えるとわざわざそこまでするのもなあ、という感じもあります。

全ての国の国別ETFを買うのではなく、人口増加・経済発展がしばらく続きそうなインドネシアなどいくつかに絞るという方法もありそうですが、幅広く分散投資を行うという考え方には反するため、これはこれで微妙です。

iTrust新興国に行っちゃう?


また、アクティブファンドではありますが、私の考えに比較的合っているものとして、iTrust新興国株式も挙げられるかもしれません。

外部リンク:iTrust新興国株式(ピクテ投信投資顧問ウェブサイト)

これは、アジア限定ではないものの、人口が増加している新興国に限定して投資するファンドです。

面白いことは面白いのですが、目論見書を読むと、組入上位にはインド以外に、南アフリカ、ブラジル、メキシコ、UAEなどが含まれているため、南・東南アジア中心に投資したいというニーズからはちょっとずれますね。

おわりに


いくつか代替案を考えてみましたが、決定打はなさそうな感じです。

私自身は、もう少し考えて次の方向性を決めるつもりです。

なお、繰上償還が決まった場合は、その場で売却した方がいいのかと思っていましたが、以下の記事によると、基本的にはどちらでも良いが、信託財産留保額が設定されている場合は償還まで待った方が良いという意見もあります(NISA口座で保有している場合も同様かは未確認)。

いずれにしても、投資あるいは売却は自己判断でお願いします。

外部リンク: 投信が繰上償還になったときの振る舞い方についての質問に回答(梅屋敷商店街のランダムウォーカー)

参考リンク


今回のi-mizuhoの再編に関しては、以下のような参考記事もあります。

・garboflashさんの以下の記事では、国別ETFによってi-mizuho東南アジア株式インデックスファンドと同様のアロケーションでMSCIエマージングやS&P500と比較したシミュレーションを行なっています。

外部リンク:i-mizuhoシリーズ再編に伴い、ファンド10本繰上げ償還・・東南アジア株式は海外ETFで自作しかないか?(関東在住福岡人のまったり投資日記)

・菟道りんたろうさんは、やはりi-mizuho東南アジア株式インデックスファンドが繰上償還される可能性があることを悲しみ、日経アジア300ASEAN指数に連動するファンドの設定を提案していらっしゃいます。

外部リンク:東南アジア株式に投資したいのに…―「i-mizuho」シリーズ10ファンドが繰上償還へ(The Arts and Investment Studies)

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すいさく

Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

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