辛味と投資の3つの共通点

MKJ_popnasyokubutu_TP_V4.jpg

はじめに


私はまともに投資を始めて2年ほど、若気の至りで買った山一の株(この記事参照)を強引に含めてもせいぜい20年程度の投資歴です。

しかし、良く考えてみたら、もっとキャリアが長いものがありました。

辛味です。

物心ついたときには辛味に親しんでいたので、辛味歴はかれこれ30年以上にはなると思います。

というわけで、今回は初心者向けに辛味の親しみ方を書いてみたいと思いますが、考えてみると驚くほど投資に似ているような気がします。

環境の影響は大きい


よく、投資を始めるきっかけとして、親の代からやっていた、周りがみんなやっていた、などの環境の影響が挙げられますが、辛味習慣も環境の影響が大きいように思います。

上に書いたように、私が辛味に親しみ始めたのは10代、あるいはそれ以前で、もうきっかけはほとんど覚えていません。

親の影響はそれほどではありませんでしたが、私の住んでいた街には辛味の店がたくさんあり、小さい頃から辛味に親しんできました。

高校の部活に入って初めて先輩におごられたのが辛味の店で、10倍・20倍…のカレーを出すところでした。

…泣きながら食べました。

中学までの自分は辛いものが得意だ、という自尊心が一気に打ち砕かれました。

しかし、不思議なもので、1年も経つとすっかりこの辛さに慣れてしまい、今度は上級生として新入生を辛味の店に連れて行ったりします。

このときには新入生と圧倒的な差がついているのです。

このような原体験があるためか、タイ旅行に行ったときも、普通に辛味を楽しめ、タイの留学生と辛味を語り合い、ときにはタイ人が辛くて食べられないというものを平気で食べられるようになりました。

これもすべて私が生まれ育った環境では当然のことです。

逆に言えば、少しずつ慣れていけば、長期的には辛味好きになることは決して珍しいことではありません。

注1: 実際、部活の同窓会があったとき、老若男女問わず、みんな辛味を平気で食べていました

注2: タイ人も子どものころは辛味が苦手ですが、少しずつ慣れて最後は平気になるようです。逆に、タイ人でも都会育ちでファーストフードばかり食べている人には辛味が苦手な人がいます

自分を知り、徐々に慣れることが大切


投資において、目的が不明瞭なままで、リスクを考えずに一攫千金を狙ったり、短い間にスタイルをころころ変えたりすることはあまり望ましいことではないでしょう。

同様に、辛味は、辛ければいいというわけではなく、自分に合った辛さを楽しむことが大切です。

「自分の辛味許容度を知ろう」
「最初は少量からスタートして、少しずつ量を増やそう」
「コツコツ続けて徐々に慣れよう」
「調子が悪いときは休むのも辛味」

など、どこかで聞いたことがある(笑)フレーズはそのまま辛味にも当てはまります。

最初は、自分がどれくらい辛味に耐えられるか分からないので、少しずつ量を増やしながら限界点を確かめることが肝心です。

たとえば、辛いラーメンで有名な蒙古タンメン中本なら、以下のページにも書かれているように、最初はほんのちょっと辛い程度の味噌タンメン、辛味に覚えがある方でも蒙古タンメンぐらいから始めて、少しずつ慣れていくのが鉄則です。

外部リンク:蒙古タンメン中本メニューのご案内(蒙古タンメン中本公式ページ)

たまに許容度を超えて狼狽してしまうこともありますが、そういう場合は一気に辛味を止めてしまうのではなく、辛味の量を一段階抑えてコツコツ食べ続けることが大切です。

辛味で失敗する人のほとんどは、これくらいで行けるだろう、と許容度を考えずにいきなり辛いメニューを肝試しのように試し、そこで懲りて「自分は辛味に向いていない」「辛味はギャンブルだ」と言って二度と近づかなくなるというパターンです。

先日、「マツコの知らない世界」で辛口麻婆豆腐が取り上げられ、アマゾンでは品切れを起こしたり、本来の3倍以上のプレミア価格で売られていたり、とちょっとしたブームになっていましたが、あまり辛味が得意でない方がいきなり上級者向けの商品に手を出して懲りてしまい、二度と辛味に目を向けなくなったりしないかと老婆心ながら心配していました(出演者の方のウェブサイトにはこのあたりのことはきちんと書いているのですが)。

特に、辛味許容度は体調(寝不足、胃腸の調子、疲労など)の影響も受けますので、くれぐれも自分の許容度を超えた辛味は禁物です。

ある程度辛味に慣れると、舌は完全に耐えられるのに内臓が辛味に耐えられないという瞬間が来ますが、それは健康な証拠です。

そういうときはあまり無理をしない方が良いでしょう。

実際、私も今日はあまり調子が良くないな、と思うときには普段2さじ入れている辛味を1さじに抑えるなどのリバランスを行っています。

この辺りのリスクコントロールも長期に渡って辛味を楽しむときのコツです。

世界に目を向けることも大切


特にインデックス投資では、日本だけではなく、世界に目を向けることが大切だと言われます。

日本だけ見て将来を悲観している間に、世界経済が発展し続けていることも少なくないからです。

同様に、辛味が苦手だという方は世界に目を向けるとよいかもしれません。

たとえば、日本の唐辛子として代表的な「鷹の爪」とタイ料理によく使われる「プリック・キーヌー」を比較すると、前者の方がマイルドだが持続する辛さなのに対して、後者は一瞬の辛さは強いもののすっと引く(あまり後を引かない)辛さです。

したがって、前者のイメージだけで辛味を捉えてしまうと、せっかく自分に合った辛味があるのにそれを楽しめない恐れがあります。

また、下の図を見ていただければ、世界には様々な辛さ(スコヴィル値という数字で表されます)の食べ物、様々な辛味料理があることがわかると思います。

外部リンク:世界の唐辛子と辛い料理の辛さをわかりやすく図示した画像(Gigazine)

トムヤムクンの辛さ、キムチチゲの辛さ、麻婆豆腐の辛さ、インドカレー、メキシコ料理、トルコ料理、イタリア料理の辛さはそれぞれ違います。

辛さが苦手だ、という方は、一つの辛さに集中投資するのではなく、いろいろな辛さを試しながら、自分に合ったスタイルを見つけていくことを強くお勧めします。

逆に、すでにある程度辛味に親しみがある方でも、世界まで目を広げることにより楽しめる辛味の幅が広がることでしょう。

ちなみに、日本ではワサビの辛さと唐辛子の辛さはあまり区別をしませんが、実は両者の成分は全く別で、一般に辛味に強いイメージのタイ人にもワサビが苦手という人は少なくありません。

つまり、もしあなたがワサビは平気だが唐辛子は苦手だと感じていたとしたら、単にあまり親しみがないから食わず嫌いなだけ、という可能性もあります。

これだけ広い世界には、あなたに合った辛味があるはずです。

日本だけに目を向けるのはもったいないと思いませんか?

まとめ


辛味は、環境の影響が大きいことは確かですが、自分を知り、リスクをコントロールしながら少しずつ慣れていくことで誰でも楽しめるようになります。

その際、日本だけではなく、世界の辛味に目を向け、自分に合ったスタイルで少しずつ量を増やしていくのがうまくいくコツです。

「俺はあんなに辛いものを食べた」

という発言をツイッターなどで見ると、もっと辛味を増やさなければ、とついつい焦ってしまうかもしれませんが、一番大切なのは、自分に合った辛味を楽しむことです。

少しずつ辛味を増やしながら、お互いに人生を豊かにしていきたいですね!

※上にも書いたように、感じ方には個人差が非常に大きいため、辛味も投資もあくまでも自己判断でお願いします。

Comments

Private comment

プロフィール

すいさく

Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

2017年2月現在の方針はこちら

twitterアカウントもつくりました↓
@suisaku_cacti

カウンター

検索フォーム

相互リンク

メールフォーム

Name:
Mail address:
Subject:
Body: