家族にインデックス投資を紹介した話

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はじめに


最近、家族(義弟)から投資のことが良く分からないので教えてほしいと言われてちょっと話をしました。

そのときのことについて書いてみます。

これまでの経緯


彼は私と年齢はほとんど一緒(40代)で、一人暮らしです。

激務なので、普段はほとんど投資のことを考える余裕はないが、老後のことを考えて少しずつ資産をつくりたいし、もし可能ならセミリタイアも考えたい、ということでした。

既にSBI証券に口座を開き、NIS口座も作っているとのことでしたが、どんな商品を買ったらいいのか、(当時の株価だと)割安に感じるのでトヨタの株を買うのはどうか、というような話だったので、それなら一度話したらいいのではないか、ということになりました。

自分なりに考えて買い付けた商品があるというので見せてもらったところ、

(1)日本株式
(2)環太平洋の国々(日本・先進国・新興国含む)

にそれぞれ投資するアクティブファンドでした。

それぞれの商品を買った理由を聞いたところ、基本的にモーニングスターのレーティングが高いものを選んだとのことです。

その上で、

・日本に住んでいるから(1)日本株式のアクティブファンドがいいだろう
・同じように、日本を含むいろいろな国を含んだ(2)環太平洋の企業に投資するのはなかなかいいんじゃないか

というのが判断理由のようでした。

で、どうしたか


これらの商品を選ぶ前にそれなりに考えたことはわかる一方で、やはり無駄もあるように感じます。

一方、私もプロのFPでもないですし、専門家として責任を持ったアドバイスができるわけではありません。

また、せっかくここまでたどり着いた彼の考えを尊重したいという気持ちもあります。

そこで、あくまでも一つの考え方、ということでインデックス投資を紹介してみました。

まず、(1)日本株式のアクティブファンドは、日経平均に近い値動きをしながら、それを上回るよう運用することを謳っていましたが、ニッセイ<購入・換金手数料なし>日経平均やTOPIXなどの、指数そのものに連動するファンドのチャートを見たところ、実際はほとんど差がないことが確認できました。

組入上位の企業を比較しても、このファンドと日経平均では大差はありません。

このアクティブファンドの信託報酬率は1%ちょっとと極端には高くなかったため、そこまでは強く言いませんでしたが、超過リターンがよほど期待できるのでなければ、もっと低コストの日経平均(あるいはTOPIX)連動のインデックスファンドがあることを伝えました。

次に、(2)については、環太平洋地域ということで、日本株式、北米・オセアニアなどの先進国、中国・韓国などの新興国などの企業が含まれており、かなり複雑な組成になっていましたが、信託報酬率が約2%とかなり高く、アセットクラスごとの組入銘柄を比較すると、日本株式は日経平均、先進国ではMSCIコクサイ、新興国に関してはMSCIエマージングインデックスとそれぞれ大差ないことも確認できました。

また、日本株式の時価総額は世界の時価総額の1~2割程度であることを説明すると、海外まで含めて広く分散をすることが有利だと感じたようです。

各アセットクラスにそれぞれ対応するインデックスファンドは信託報酬率が0.2%程度であることを伝えると、乗り換えに前向きなようでした。

インデックス投資にもリスクはあるし(リーマンショックのような暴落があれば半減することもあるし)、短い時間で一気に資産を増やすような方法ではないが、市場の平均リターンを得られるという意味では比較的手堅い方法だということも話しました。

幸い、どちらのアクティブファンドもこのところの株高で含み益が出ているようだったので、ドルコスト平均法を説明した後、アクティブファンドを一旦売却し、少額ずつ毎月積み立てる形で切り替えるという方法も紹介しました。

当初は個別株投資も考えていたようですが、こまめに株価をチェックしたり、財務のことも勉強したりしないと難しいのではないかという話をしたら、そこまでの余裕はないかなあという反応でした。

最後に、よく目につく「ボッタクリ投資」を避ける話も書いていてちょうどよいのではないかと思い、吊ら男さんの本を渡して、とりあえずこの本を読んで改めて考えてみることを勧めました。



最初は、より簡単なバランスファンドの積み立てを紹介するつもりだったので、複数のアセットクラスのファンドを組み合わせることを勧めるこの本は難しいかと思いましたが、バランスファンドの紹介をしたところ、REITや債券が入っているのがあまり気に入らなかったようなので、この本でちょうど良かったかもしれません。

おわりに


というわけで、彼に、インデックス投資の積み立てを紹介してみましたが、会社でバリバリやっているように見え、既にSBI証券の口座を持っている彼にすら一通り説明するのには骨が折れたので、ほかの人に説明するのはさらに大変かもしれません。

最終的に彼がどんな投資方法を選ぶのか分かりませんが、今回話をしたことが何らかの参考になるなら嬉しいです。

私もまだまだ勉強しないと…。これからも無理のない範囲でコツコツやっていきます。

ではまた。

<追記2017/10/30>
書くのを忘れていましたが、彼が投資に興味を持ったきっかけは、会社の確定拠出年金を確認したときに結構な含み益が出ていて、もしかしたら自分で運用をするのもいいかもしれないと思ったことだったようです。

また、日経平均(ボックス相場に近い)とダウ平均(だいたい右肩上がり)の数十年のグラフを比較することは日本以外へ国への分散投資の効果を説明するときにやはり効果的だったように感じました。

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プロフィール

すいさく

Author:すいさく
40代、2015年8月頃から投資らしい投資を始めた初心者の日々をつづっています。

インデックスファンド・国内外のETFを中心にバイアンドホールドを基本に投資していますが、日本・海外の個別株式も一部保有しています。

2017年2月現在の方針はこちら

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