三歩下がって市場の影を踏まず

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海外ETF投資家のフクリさんが以下のような記事を書かれています。

投資で失敗をしないために、影を追わない。(フクリの海外ETF長期投資)

ワールドカップ予選におけるオーストラリアのサポーターの挑発文『NIPPON : FOREVER IN OUR SHADOW (日本は永遠に我々の影)』(オーストラリアもロングボール主体では本選で勝てないとつなぐサッカーに切り替えているので、個人的にはどっちもどっちかなと思っていますが)や『投資の鉄人』の文などを引いて、以下のようにまとめていらっしゃいます。

株価は影のようなものであり、投資家の欲望と恐怖が原因で価格が上下すると書かれています。短期の株価で一喜一憂してはいけないですし、値動きに魅了されてはいけません。

私もインデックス投資を始めた頃は、株価の影を追い回していました。毎日のように一喜一憂していた気がします。数百円の変動でも、それはそれは気になったものです。今では、数万円、数十万円の変動があっても、気になりません。たぶん、株価の変動に慣れ、感覚がマヒしているのだと思います。

最近の少しの円高・株安で、『チャンス!チャンス!スポット投資の絶好の機会だ!』などという動きをする投資家を見ると、もう少しどっしり構えた方がいいのにと思っています。このような行動をしてしまう投資家は、投資をいつか続けられなくなってしまうのではと心配してしまいます。(フクリの海外ETF長期投資)


私も思い当たるふしがないわけではないので、耳が痛いです。

今回くらいの株安ではインデックスファンドの追加投資を行う気は全く起きませんでした(トランプラリーの直前と比べればまだまだ株価は高いですし)が、サテライトの個別株投資では先月もスポット投資を行ったことは確かで、インデックスファンド積立投資の考え方から言えば邪道なのかもしれません。

ただ、私の場合、まともに投資を始めたのが2015年8月のチャイナショック直後、そして大きな調整を経験していないということで、(これまでも何度か書いていますが)まだ市場との距離を計りかねているところはあります。

今は、インデックス投資を8割程度と中心に据えることは全く変わらないものの、サテライトで日本の内需あるいは海外展開に強みを持つ中小型の個別株式に1割、米国の高配当大型株に1割、という形で投資をするのが自分に合っているという考え方に寄ってきていますが、それが正しいかどうかは実際に試してみないことには分かりません。

これから必ず来ると思われる大きな調整の局面において、自分が相当なストレスを感じるであろうことは間違いありませんが、自分がそれでめげるような人間ならそもそも投資なんて向いていないだろうと思っています。

それで投資を止めてしまうのであれば、ほかの誰でもなく、私自身の責任です。

その前提では、最低限市場に残れるように気を使いながら、痛い目に遭ってから立ち直る経験も今の自分には必要なのではないかという気がします(自分の性格を考えると、多少は痛い目に遭わないかぎり、もっと大きい失敗をしてしまうような気がします。もちろん、同じことをほかの人に勧めるつもりはありません)。

個別株式投資を行って良かったと思うことの一つとして、「市場は正しいが、ときに間違っている」と感じたことが挙げられます。

確かに、市場で付けられている株価は、いろいろな予想を反映したかなり正確なものであることは間違いありませんが、ときに短期的な要因で株価が変動し、本質的な価値から大きく外れることは決してないわけではないように感じるのです(いわゆるミスターマーケットの話ですね)。

自分がそのようなタイミングをつかめると言うつもりはありません。

しかし、たとえ市場全体が低迷しているときでも、それは、必ずしも市場が正しいからではなく、本質的な価値とかけ離れたところで価格がついているからだと思うだけで、少し安心します。

言わば、市場とつかず離れず、三歩下がって市場の影を踏まず、です。

これからもこんな距離感で市場と付き合っていくつもりです。
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