すがやみつる先生が『黄金の道』というマンガを書いていた

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すがやみつる先生というと「ゲームセンターあらし」というマンガが有名ですが、昔はパソコンやアメリカ通としても知られ、「こんにちはマイコン」というパソコン(昔はマイクロコンピュータを略してマイコンと呼んでいました)の使い方を紹介するマンガも書いています。

私は「こんにちはマイコン」を読んで、ビル・ゲイツの家にプールがあることを初めて知り、アメリカってすごい国だな、と子供心に感じました。

これが私の米国株式との初めての出会いでした。

…すみません。ちょっと盛りました。

でも、すがや先生のマンガを通じて、ビジネスとはどんなものか、ビジネスを興して会社を大きくするとどんなことが待っているのか、ということを少し教えてもらったようには思うのです。

そんなすがや先生が描かれた作品に『黄金の道』というマンガがあることを知りました。

下のサイトで全文を読むことができます。

黄金の道ー学園マネーウォーズ(マンガ図書館Z)

このマンガは、事情があってガソリンスタンドで働く高校生天野紅平が株式投資と出会い、ビギナーズラックを経験しながら、ライバルと壮絶な仕手戦を繰り広げ、財をなしていく姿を描いています。

途中、荒唐無稽な設定もありながら、学園生活(ラブコメ展開?)あり、情報戦やハッキングあり、経済時事あり、陰謀あり、とマンガとしてはなかなか楽しめる作品になっています。

1986年の作品らしく、長期投資など何それ食べられるのという勢いの展開で、少なくとも私の場合は投資の勉強には役立ちそうにありませんが、

「株の世界で生き残りたければ学問を積んでおけ」
「カンと経験と度胸の時代から冷静な調査分析研究の頭脳で勝負する時代になった」

など、意外と深い話もところどころに散りばめられています。

すがや先生の作品らしく、最後も清々しい終わり方です。

人気は今ひとつだったのか1巻で完結してしまっているため、かえって気軽に読めそうです。

ゲームセンターあらしを好きだった方にはぜひ読んでいただきたいと思います。

閑話休題


このマンガを提供しているマンガ図書館Zですが、広告は出るものの、過去の名作を読める面白いサービスです。

広告は数分ごとに表示されますが、広告収入の一部は作者に還元されるとのことで、気持ち良く読めそうです。

ラインナップを見た感じでは、すがや先生でも「ゲームセンターあらし」のような代表作というよりは知る人ぞ知る名作という感じの作品が多そうですが、有名作家さんの初期作品など読んでみようと思うものも結構ありました。

こういうサービスはまさにWin-Winですね。ちょこちょこ覗いてみたいと思います。

SMT米国株配当貴族インデックスオープンウォッチ2017年8月分

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恒例のSMT米国配当貴族インデックス・オープンウォッチ2017年8月分です。

まず、基準価額は前月比-114円の11,220円、純資産総額は+0.06億円の5.47億円となっています。

基準価額・純資産総額ともにほぼ横ばいという感じですね。

また、この前やっと電話をかけて6月の約2億円の純資産総額の減少について聞いてみましたが、大口の解約があったのだろうという返答で、それ以上は教えていただけませんでした。

ベンチマークとの乖離は、1ヵ月で0.00%、3ヵ月で-0.13%、6か月で-0.29%、1年で-0.89%、設定来で-0.91%と、前回(1ヵ月で-0.02%、3ヵ月で-0.18%、6か月で-0.41%、設定来で-0.92%)より若干小さくなりました。

これが、運用が安定したということであれば嬉しいですが、もう少し様子を見てみます。

次に、組入上位銘柄は、

銘柄名業種組入比率
1BROWN-FORMAN CORP-CLASS B食品・飲料・タバコ2.16%
2VF CORP耐久消費財・アパレル2.07%
3AFLAC保険2.06%
4MCDONALD'S CORP消費者サービス2.05%
5CLOROX COMPANY家庭用品・パーソナル用品2.04%
6CHEVRON CORPエネルギー2.04%
7PROCTER & GAMBLE CO家庭用品・パーソナル用品2.03%
8AT&T INC電気通信サービス2.03%
9PRICE T ROWE GROUP INC各種金融2.02%
10WALGREENS BOOTS ALLIANCE INC食品・生活必需品小売り2.01%

となっています。

今月も小売・消費財セクターが強いですね。

アフラックが入っているのは少し意外でしたが、これから生じると思われるハリケーンの影響はどうだったでしょうか。

ウォルグリーンがランクインしたのは初めてですかね。

先月組入上位の銘柄がかなり変わった理由も電話のついでに聞いたのですが、インデックスファンドだから、インデックスに追従してこうなったという返事でした。

僅差のところで抜きつ抜かれつしているのでこういう結果はあり得ると思いますが、まだ何となく納得しきれずにいます。

それにしても、これだけ高配当の有名企業が多数組み入れられていると、個別株欲しい病はかなり抑えられます。

実質コストは1%弱(信託報酬率は税込で年率0.594%)とちょっと高めですが、精神の安定につながるなら元は取れるかもしれません。

<2017/9/21追記>
たちばな(@ryo_tatibana)さんから、組入比率上位銘柄の入れ替えが激しいのはS&P500配当貴族指数で設定されている年4回のウェイト調整(リバランス)のせいではないかというご指摘をいただきました。

たちばなさんは、以下の記事でSMT米国株配当貴族インデックス・オープンのコストについて分析もされていますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。

『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』のコストが高めな訳は?SMTダウ・ジョーンズと比較 (NISAで積立投資手帳)

20年後の景色は今と全然違うはず

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はじめに

投資に興味がない人にどうやって興味を持ってもらえるか、投資人口をどうやって増やすか、という話をあちこちで良く見ますが、実は私は楽観的です。

その理由をブログに書こうと思っていたら、先日カン・チュンドさんにほとんど書かれてしまっていることに気づきました(笑)。

「パソコンおたく」と「一攫千金投資家」(カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!

要するに、「普通」の人がパソコンを使って通信をするのが当たり前になったのはWindows 95が出たせいぜい20年前であり、そのときは、こんなに日常的にインターネットを使うようになるとはほとんどの人が想像していなかっただろう、ということです。

つまり、投資に関する20年後の景色は今と全く違っている可能性もある、と言いたいのだと思います。

ここで終わりにするのも悔しいので(笑)、今回はもう少し自分の経験について書いてみます。

似たようなことはたくさんある

実は、私は似たような経験をしたことがあります。

私が大学生だった約20数年前、友人が立ち上げた環境サークルの集まりを覗いたことがありましたが、「現在(その当時)のような消費社会には限界があるから、これからは環境意識を高めることが必要だ」というようなことを言っている人がいました。

似たような話は1970年代くらいからさんざん言われていますし、空気を読めない私は、「そうは言ってもみんな自分の身が可愛いから、実際はわざわざコストをかけてまで環境に優しい行動なんてとるわけないだろう」というような意見を言い、なんとなく冷やかな眼差しを受けてしまったのですが、私の意見に同意してくださる方も少なくないのではないかと思います。

しかし、ここで言っている「環境に優しい行動」は、

燃えるゴミ・燃えないゴミなどの分別

シャンプーなどの詰め替え用商品の一般化

程度の話、つまり、今ではとっくの昔に「当たり前」のことになっていることだったのです。

これらは、その当時は全く「当たり前」ではありませんでしたし、ゴミの分別なんてやっているのは「意識の高い」消費者運動をやっている一部のマニアだったはずですが、少なくとも今は違反ゴミを出したら収集されないでしょうし、大半の人はゴミの分別くらい環境のことすら意識せず「普通に」やっています。

シャンプーや洗剤の詰め替えだって、20数年前は「こういう商品は清潔感が命だから(詰め替えは不潔に感じられるから)絶対に売れない」なんて言われて、普通の店では絶対売っていなかったのに、「失われた20年」で節約志向が高まったことで、みんな普通に利用するようになりましたよね。

つまり、「当たり前」の基準なんていつの間にか変わってしまう程度のことだと思うのです。

とはいっても、いくつかの条件があるのでは

しかし、このような「当たり前」の変化にはいくつかの条件があるように思います。

まず、「当たり前」を支えるシステムです。

ゴミの分別の場合、どこに行っても燃えるゴミと燃えない(燃やさない)ゴミのゴミ箱が分かれていますし、ゴミの収集も分別済みのものだけに対して行われます。

むしろ、分別用のゴミ箱がない方が落ち着きません。

別な言い方をすると、ゴミの分別をしようと思ったらそれがスムーズにでき、そうでないとかえって不便を感じるような仕組みがすでに実現しているのです。

また、日本では、ほかの人の目も気になるのではないでしょうか。

昔は、詰め替え式のシャンプーを使っているなら、環境意識(笑)が高い、ケチケチしている、不潔、と好奇の目で見られていたような気がしますが、今はどこでも普通に扱っているし、みんな普通に使っているので、詰め替え式シャンプーを使わない人の方がむしろ贅沢というか変わり者という風に見られるのではないでしょうか。

要するに、横並びの意識が強ければ強いほど、まわりにやっている人がどれだけいるかどうかが重要で、逆に、臨界点をほんのちょっと超えただけで普及が一気に進む可能性もあります。

投資の場合はどうか

投資の場合はどうかというと、今はかなり急激にこれらの条件が整い始めているタイミングではないかと私は思います。

私はまともに投資を勉強し始めたのが2013年~2015年ごろでしたが、この時と比べても現在は各段に投資環境が整ってきたと思います(なんせ、その頃でも信託報酬率が1%を切っていたら低コストファンドなんて言っていましたし、半年前のインデックス投資の本の記載が古くなることが普通になってきているわけですから)。

もちろん、つみたてNISAの導入も大きなイベントとなるでしょうが、その前後のインデックスファンドの低コスト化、金融庁も無視できなくなってきた個人投資家やブロガーとの対話、個人投資家のブログや書籍での情報発信なども、現在は小さい一歩だったとしても、今後大きな変化をもたらすきっかけに十分になり得ると思います。

リーマンショック級の暴落が来たらどうするか、という声もありますが、先輩ブロガー各位の努力でインターネット上に膨大な記録が残されており、こういう情報がなかった前回とは大きく違います。

これで、システムはかなり整ってきたので、あとは、2番目の「ほかの人の目」が変われば一気に投資が普及すると思います。

こればかりは急には変わらないかもしれませんが、上にも書いたように、臨界点を超えた瞬間にみんなが口々に「あれ、投資していないの?将来のこと真剣に考えているの?」と手のひらを返したように言い始めることも私は十分にあり得ると思っています(一般向け雑誌の少額投資の記事が増えてきたこともその兆候ではないでしょうか)。

私は新製品が次々と出て市場が大きく変わる様子をウォッチするのが好きなのですが(以前はカシオQV-10から100~200万画素あたりのデジカメ市場をウォッチしていました)、今のインデックス投資界隈はそれに似たスピード感やワクワクする雰囲気がありますし、20代~30代で最初に出会う金融商品がこのようなものであれば、経験が蓄積される20年にはそれが「当たり前」になっても不思議はないでしょう。

そもそも、20年前はフィルムカメラが「当たり前」でデジタルカメラはマニアのもの、そして、「どうやったらデジタルカメラを一般の人に普及させるか」なんてことが掲示板で大真面目に語られていたりもしました。

今は、デジタルカメラ(というよりスマートフォン)が「当たり前」でフィルムカメラを使っている方がマニアですよね。投資も似ていると思います。

残された課題

さて、それでは、投資普及の将来はバラ色なのでしょうか。

私が気がかりなのは、投資において経験がフィードバックされる期間は長いことです。

特に、長期投資を行う場合は、20年ほど経ってやっと効果が目に見えるということも珍しくありませんから、成功体験を積むにもかなりの年月が必要になります。

知人やインターネット上の情報を参考にして情報が伝達される可能性もありますが、現実的には家族など近しい人から投資を学ぶことが多いでしょうから、結果が出るのに20年経つなら、次の人が始めるのはやっと20年後、さらにその結果が伝わるのは40年後、と気が遠くなるような時間がかかります(そして、一度失敗してしまうと、また次の20年に期待するしかなくなってしまうかもしれません)。

これはすぐに結果が体感できるほかの商品とは違うような気がします。

したがって、社会全体で投資の普及を望むなら、世代を超えたかなりの長期間で取り組む必要があり、結果が出ないからすぐに政策を転換するようなやり方ではせっかくの芽をつぶしてしまうことになってしまうかもしれません。

そもそも投資をする必要があるのか

また、そもそも投資に興味を持ってもらう必要があるのか、ということも個人的には気にかかっています。

資産管理のことを知れば知るほど、私は、普段の支出の適切なコントロール(必要なものにはきちんと支出することも含めて)がまず重要で、投資は二次的なもので、投資の額や、そもそも投資するかどうかは本来は個人がそれぞれ判断すれば良いことだという考えが強くなってきました。

私が、投資人口が増えてほしいと思う理由は、

・人生で重要な割合を占める「資産」について話すことが自然なことになってほしい
・投資人口が増えることで投資への理解が深まり、投資家に対して税制などの再分配政策が極端に不利になってほしくない

というようなものですが、それさえ守られていれば、私個人には不利益はなく、率直に言うと、投資するかどうかは個人が決めればいいことだと思います。

私は、自分の意思で投資を始め、この行為を楽しいと感じていますし、これからどうなるか分からないにしても、(個別の投資判断はともかく)この選択自体を後悔することはないだろうと思います。

そういう意味では、とても楽しいこの行為をほかの方に勧めたい気持ちもあります。

しかし、おそらく年金も減額され、これまで以上に自助が重視される流れになっていることを十分に認識していても、なお、支出をコントロールする意思もなく、リスクも一切取りたくない、という人に無理やり投資を勧めるべきなのかどうかというと、違和感も覚えます。

今回のエントリーをこういう形でまとめるのも何なのですが、やはり、投資は自立、投資は自己判断なのではないか、と改めて思う次第です。

続・ぐっすり眠れる方法―最近話題の方法を試してみた

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以前、「ぐっすり眠れる方法-私の場合」という記事で睡眠導入に効果があった音源アプリを紹介しましたが、最近さらに強力な助っ人「シャッフル睡眠法」が登場しました。

眠れぬ夜に試してみたい「シャッフル睡眠法」 あっという間に眠りに落ちると海外で話題(NewSphere)

詳しくは、上の記事を読んでいただけば良いと思いますが、要するに、

・適当な英単語を1つ思い浮かべて(たとえばcake)
・その単語に含まれている文字を一つ一つに対して、その文字から始まる単語をゆっくり思い浮かべる(例:cに対してcat、aに対してapple、kに対してknife、eに対してEnglishなど)
・終わったら、次の英単語を思い浮かべる

を延々繰り返すだけです。

この方法が効果がある理由は以下のようなものだそうです。

脳には、大脳皮質の活動を見極めてから、眠っていいかどうかを判断する資質が備わっているという。もしこの部位が理論だった活動をしていれば、それは「まだ寝てはいけない」という合図になる。一方、なんの脈絡もない一連の連想をしていると、それが「眠りのスイッチ」を入れてもOKという合図になる、という仕組みだ。また、そんな理屈はさておき、ランダムに絵を思い浮かべるのは、日中の懸案事項から気持ちを切り替えるのに最適だ。ガーディアン紙の記者も、最初の数文字で眠ってしまったという。(上掲記事)

つまり、なんの脈絡もない一連の連想をすることで、脳に「眠りのスイッチ」を入れてもOKだという合図を送ることができるのだというのです。

最初にこれを見たときは半信半疑でしたが、実際やってみたら

とても効果があった

(私の場合は)のでびっくりしました。

これまで、寝つきが悪かったり、夜中に目が覚めたりすることがあり、いろいろな方法を試してみましたが、ここまで簡単かつ効果的な方法は初めてです。

私はオリジナル通り英単語でやってみましたが、日本語(ひらがな)でやってみても同じ効果があるのではないかと思います。

どうぞお試しあれ。

※この方法は、私自身も試して効果を実感しましたが、重度の不眠に悩まされている方は自己判断に頼らず、専門家の判断を仰ぐことをおすすめします。

2017年8月末のアセットアロケーション

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恒例のアセットアロケーション、2017年8月分です。

例によって、グラフの作成にはバリュートラストさんのアセットアロケーション円グラフメーカーを使用させていただいています。

8月は、以前も報告したように資産の整理をしました。

具体的には、ひふみプラスと新生UTIインドファンド、VTIと重複していたVOOを売却しました。

これで、アクティブファンドはポートフォリオから姿を消し、インデックスファンドと日本・米国個別銘柄という組み合わせになりました。

その効果もあり、国内株式、先進国株式の割合は若干下がり、現金比率が上がっています。

新興国株式に関してはeMaxis Slim新興国株式インデックスの積み立てを開始しました。

このファンドは超低コストで信託財産留保額もない点でかなり魅力的ですが、ベンチマークが配当除くの可能性があることが気になっており(明記されていませんが、eMaxisの他のファンドのベンチマークは配当除くになっていることが多いようです)、直後にりそなアセットマネジメントから、さらに低コストでベンチマークが配当ありになっているSmart-i 新興国株式インデックスが発表されたことが気になっています。

Smart-iは私がメインとしているSBI証券ではまだ取扱いがないようですが、販売が始まったらこちらに切り替えるかもしれません。
→と思っていたところに、たわら新興国株式の信託報酬引き下げのニュースも飛び込んできて、何がいいやらもう分からなくなってきました(笑)。落ち着いたところで改めてゆっくりと考えたいと思います。

なお、生活防衛資金や家族の保有資産などはこの中に入れておらず、あくまでも私が「運用」している資産だけに限っているのでご注意ください。

直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)を買って変わったこと

1.はじめに



以下の記事を見て、直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)が欲しくなってしまい、先日購入しました。

昇天しそうないい香り!簡単にエスプレッソが作れるモカエキスプレス(シデとセルリアンの節約blog)

届いた日のツイートはこんな感じです。

とりあえず初日はドリップ用のレギュラーコーヒーで代用しましたが、エスプレッソ用の豆も欲しくなって、次の日には豆を挽いてもらいました。

こんな毎日の中で気づいたことをいくつか書いてみます。

2.直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)とは?



エスプレッソメーカーには大きく分けて直火式と電気式があります。

私が選んだ直火式はコンロが必要ですが、電気式より火力が強いため、早く、香りが良いコーヒーが飲めるようです。

直火式エスプレッソメーカーをイタリア語でマキネッタというようですが、ビアレッティというメーカーの「モカエキスプレス」が特に人気があるようです。特徴的なフォルムはどこかで一度ご覧になったことがあるのではないでしょうか。


私が購入したヴィーナスはこのモカエキスプレスのステンレス版(モカエキスプレスはアルミ)ということです。


3.使い方



直火式エスプレッソメーカーの使い方は簡単です。

下の写真のように、豆をいれるパーツに細かく挽いた豆を入れて簡単にならし、上部パーツをくっつけて火にかけて数分待つだけ。
手入れも、粉を水洗い(軽くたたいてゴミ箱に入れた後ティッシュで拭き、残った粉は水で流しています)するだけで終わります。

フィルターの交換なども必要ないので、慣れるとドリップコーヒーより簡単かもしれません。

4.選び方のコツ



ビアレッティのモカエキスプレスとヴィーナスのどちらかに限定した場合、直火式エスプレッソメーカーを選ぶときのコツは、(1)材質と(2)サイズの2つです。

まず、モカエキスプレスはアルミ、ヴィーナスはステンレスで、デザインの違いも基本的にはこのような材質の違いからきているようです。

アルミは安価だが水滴がついたままにしておくと腐食する可能性がある(頻繁に使っていれば問題はない)ようですが、アマゾンではどちらもあまり価格が変わらないので、私は取扱いが楽そうなステンレスのヴィーナスにしました。

次に、サイズです。

シデとセルリアンさんのブログでは6カップ用のヴィーナスを紹介してくださったので、私も最初は6カップ用を買うつもりでした。

しかし、あまりの人気に、アマゾンで6カップ用のヴィーナスが値上がりしてしまったため(!)、安かった(3,000円ちょっと)4カップ用を買うことにしました。

「1カップ」はデミタス(エスプレッソ用の小さいカップ)1杯分で、私はコーヒーをたくさん飲むため、少ないかなと思ったのですが、結果的には自分にはこれでちょうど良かったです。

なぜなら、直火式エスプレッソメーカーで淹れたコーヒーはかなり濃く、普段ブラックで飲むことが多い私もカプチーノやカフェオレで飲んでいるため6カップでは多すぎ、また、構造上豆の量が調節できない(6カップ用で4カップ分だけ淹れることはできない)ため、あまり大きいものを買っても持て余してしまうからです。

4カップは一応1~2名用と言われていますが、感覚的にも大体正しいように思います。

ほかの注意点については、以下の記事がとても参考になりました。

直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ) 機種選びのポイント(直火式エスプレッソメーカー専門店 ~カフェティエーラ・エスプレッソ~ウェブサイト)
ビアレッティ マキネッタのサイズ選びと使い方(いち歩)

5.購入後の生活の変化



エスプレッソメーカーを買ってから、まず、ドリップコーヒーをあまり飲まなくなりました。

私は朝は必ずコーヒーを飲みますが、手間は(ドリップの)コーヒーメーカーもエスプレッソメーカーもあまり変わらないため、牛乳を切らしたなどの事情がない限り、エスプレッソメーカーを中心に使うようになりました。

また、上にも書いたように、普段ブラックで飲むことが多かった私もミルクを入れて飲むようになりました。

牛乳は電子レンジで軽く温めるとカプチーノっぽい雰囲気を楽しめます。

私だけでなく、これまで家ではあまりコーヒーを飲まなかった家族もエスプレッソメーカーで淹れたコーヒーは美味しいと飲むようになりました。

実は、うちには家庭用のエスプレッソマシンもあったのですが、セッティングが大変な割には圧力不足でなかなか香りが出ず、メンテナンスも手間がかかるので最近はあまり使っていませんでした。

だから、今回も、試しに使ってみて、面倒だったらたまに使うくらいでいいだろうと思っていました。

しかし、実際に使ってみたら、簡単かつ美味しいコーヒーが入れられるので、もう手放せなくなりました。

豆については、近所のコーヒーショップで挽いてもらった(エスプレッソマシーンには対応していないとのことでしたが、無理を言って一番細かく挽いてもらいました)後、最近はスターバックスのエスプレッソローストを挽いてもらっています。

100gで500円くらいなので、極端に高いわけではありませんが、飲む頻度が多いようならもっと安い豆がないか探してみたいと思います。

つみたてNISAと現行NISAで棲み分けさせるんじゃない?

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つみたてNISAの導入を目の前にして、ものすごい勢いでインデックスファンドの現行商品の信託報酬引き下げが進められています。

えーっと、りそなのSmart-iの新規設定に加え、大和のiFree、AM Oneのたわらが値下げ、ですか…?

もはや私は全てはフォローできていません(笑)。

このあたりの背景に関しては、菟道りんたろうさんが、以下の記事で、つみたてNISAの対象ファンドになるためには運用会社が金融庁に届け出てて認められなければいけないという仕組み自体が運用会社や販売会社の価格競争を促す効果があることを論じています。

「iFree」と「たわらノーロード」が信託報酬を引き下げへ―「つみたてNISA」には“孔明の罠”が仕掛けられていた(The Arts and Investment Studies)

この記事はなるほどと思って読ませていただいていたのですが、そこでふと思ったのは「これは暗につみたてNISAと現行NISAでの棲み分けを促しているのでは」ということです。

私は以前下の記事で、初心者向けの商品選択に制限をかけることは仕方がないものの、自動車免許の初心者マークが外れるように、ある程度投資期間が長くなったらもう少し商品選択の制限をゆるめてもいいんじゃないかと考えたことがあります。

「iDeCoで運用商品数制限」はやむを得ない。しかし…(サボテンのように資産を育てるブログ)

これはiDeCoでの話でしたが、同様の論点は、つみたてNISAと現行NISAの関係にも該当するかもしれません。

つまり、

(1)つみたてNISAはかなり商品選択の制限をきつくすることで、これから投資を始める人が合理的(低コスト)・長期的に投資できるようにし、運用会社や販売会社への(立ち入り検査なども含めた)監視を強めることでこれを担保しようとする一方、

(2)現行NISAはどちらかというと玄人向けに、かなり商品選択を自由にして自発的な商品選択を促すという制度として併存させる

ことを考えているような気がするのです。

これが正しいとすると、

・ある程度知識のある人なら現行NISAの欠点も良く分かっているはずだから、5年あるいは10年という非課税期間もやむを得ない(逆を言うと、これ以上現行NISAの非課税期間が延びるのは望み薄)
・逆に、つみたてNISAは徹底して商品制限をする(それが嫌な人は現行NISAを使ってもらう)
・シンプルにインデックスで運用を行いたい人は(初心者でなくても)つみたてNISAに移行することが合理的

ということになりそうです。

これはたまたまそう見えるだけかもしれませんし、既存のNISAをいじれないことから来た苦肉の策、あるいは瓢箪から駒かもしれませんが、こういう目で見てみると、現行NISAがあるのにわざわざつみたてNISAを作るなんてナンセンスだ、という当初の議論(私も思っていました)は必ずしも当たらないのではないかという気がしてきました。

もし、これが意図して行われたことなのなのであれば、菟道りんたろうさんがおっしゃる通り金融庁恐るべし、です。

いつか金融庁のミーティングに出て、こういう質問をぶつけてみたいものです。

三歩下がって市場の影を踏まず

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海外ETF投資家のフクリさんが以下のような記事を書かれています。

投資で失敗をしないために、影を追わない。(フクリの海外ETF長期投資)

ワールドカップ予選におけるオーストラリアのサポーターの挑発文『NIPPON : FOREVER IN OUR SHADOW (日本は永遠に我々の影)』(オーストラリアもロングボール主体では本選で勝てないとつなぐサッカーに切り替えているので、個人的にはどっちもどっちかなと思っていますが)や『投資の鉄人』の文などを引いて、以下のようにまとめていらっしゃいます。

株価は影のようなものであり、投資家の欲望と恐怖が原因で価格が上下すると書かれています。短期の株価で一喜一憂してはいけないですし、値動きに魅了されてはいけません。

私もインデックス投資を始めた頃は、株価の影を追い回していました。毎日のように一喜一憂していた気がします。数百円の変動でも、それはそれは気になったものです。今では、数万円、数十万円の変動があっても、気になりません。たぶん、株価の変動に慣れ、感覚がマヒしているのだと思います。

最近の少しの円高・株安で、『チャンス!チャンス!スポット投資の絶好の機会だ!』などという動きをする投資家を見ると、もう少しどっしり構えた方がいいのにと思っています。このような行動をしてしまう投資家は、投資をいつか続けられなくなってしまうのではと心配してしまいます。(フクリの海外ETF長期投資)


私も思い当たるふしがないわけではないので、耳が痛いです。

今回くらいの株安ではインデックスファンドの追加投資を行う気は全く起きませんでした(トランプラリーの直前と比べればまだまだ株価は高いですし)が、サテライトの個別株投資では先月もスポット投資を行ったことは確かで、インデックスファンド積立投資の考え方から言えば邪道なのかもしれません。

ただ、私の場合、まともに投資を始めたのが2015年8月のチャイナショック直後、そして大きな調整を経験していないということで、(これまでも何度か書いていますが)まだ市場との距離を計りかねているところはあります。

今は、インデックス投資を8割程度と中心に据えることは全く変わらないものの、サテライトで日本の内需あるいは海外展開に強みを持つ中小型の個別株式に1割、米国の高配当大型株に1割、という形で投資をするのが自分に合っているという考え方に寄ってきていますが、それが正しいかどうかは実際に試してみないことには分かりません。

これから必ず来ると思われる大きな調整の局面において、自分が相当なストレスを感じるであろうことは間違いありませんが、自分がそれでめげるような人間ならそもそも投資なんて向いていないだろうと思っています。

それで投資を止めてしまうのであれば、ほかの誰でもなく、私自身の責任です。

その前提では、最低限市場に残れるように気を使いながら、痛い目に遭ってから立ち直る経験も今の自分には必要なのではないかという気がします(自分の性格を考えると、多少は痛い目に遭わないかぎり、もっと大きい失敗をしてしまうような気がします。もちろん、同じことをほかの人に勧めるつもりはありません)。

個別株式投資を行って良かったと思うことの一つとして、「市場は正しいが、ときに間違っている」と感じたことが挙げられます。

確かに、市場で付けられている株価は、いろいろな予想を反映したかなり正確なものであることは間違いありませんが、ときに短期的な要因で株価が変動し、本質的な価値から大きく外れることは決してないわけではないように感じるのです(いわゆるミスターマーケットの話ですね)。

自分がそのようなタイミングをつかめると言うつもりはありません。

しかし、たとえ市場全体が低迷しているときでも、それは、必ずしも市場が正しいからではなく、本質的な価値とかけ離れたところで価格がついているからだと思うだけで、少し安心します。

言わば、市場とつかず離れず、三歩下がって市場の影を踏まず、です。

これからもこんな距離感で市場と付き合っていくつもりです。

ついに…。しかし…!すいさくファンドの2017年8月までのパフォーマンス

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日本代表、ロシアワールドカップ出場おめでとうございます!

浅野と井手口のゴールにしびれました。

さて、すいさくファンド(愛称:サボテン)の2016年10月~2017年8月分パフォーマンスです。

※すいさくファンドとは、私がサテライトで運用している日本個別株式+J-REITからなる資産につけた愛称です

先月、ついにTOPIXまであとわずかというところまで迫られたすいさくファンド(愛称:サボテン)でしたが、7月はどうだったでしょうか。

さて、まずは月末における累積リターンの比較です。

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ついに、ついにすいさくファンド(愛称:サボテン)はベンチマークであるTOPIXや日経平均にアウトパフォームされてしまいました!

次に、8月の日次データを見てみます(以前は他の月も含めてグラフを描いていましたが、わかりやすいように8月だけに絞っています)。

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というわけで、少しずつ右下がりになり、8月中旬からTOPIXにアウトパフォームされた後しばらく持ちこたえていましたが、8月31日にはついに日経平均にも追いつかれてしまいました。

ベンチマークおよびすいさくファンド(愛称:サボテン)の8月末における累積リターンは以下の通りです(カッコ内は先月末の累積リターン)。

すいさくファンド(仮) +19.29% (+24.32%)
TOPIX +22.27% (+22.36%)
日経平均 +19.43% (+21.13%)

TOPIXと日経平均も苦戦しているものの、それ以上にすいさくファンドは厳しい状況です。

ディーツ法などのきちんとしたリターンの計算を行わず、途中で買い増しをした資産も含めて含み損益率を計算してベンチマーク(こちらは買い増しなしと想定)と比較する簡易法で計算しているから誤差がある、とか、配当なし同士で比較するやはり簡易法で計算しているため、高配当の銘柄も多数入れているすいさくファンドは不利だとか、いろいろ言い訳も頭をかけめぐりますが、

結果は結果です。

ベンチマークのアウトパフォームを目指すアクティブファンドのマネージャーとしては失格の烙印を押されてしまいました。

実は、原因はかなりはっきりしています。

そう、こいつだ!

組入比率1位の第一生命HD(8750)です。
第一生命
(出所:ヤフーファイナンス)

見ていただければ分かるように、6月中旬から急激に株価が下がっており、組入比率が約20%と非常に大きいるため、残念ながらその影響が直撃してしまったようです。

第一生命HDは、すいさくファンドの運用中も2300円までは上がっており、2500円で売り注文を出していたのですが成約せず、そのまま現在のような状況になってしまいました。

初めてまともに保有した株だったこともあり、できるだけ良いタイミングで売りたかったのですが、その思い入れが強すぎたのかもしれません。

すいさくファンド運用の目的の一つは、第一生命HDのような景気敏感株の影響をできるだけ軽減し、安定して資産を育てられるような分散投資を行うことでしたが、一歩及びませんでした。

さて、それでは光明はないのでしょうか…?

実は、私はそれほど落ち込んでいません。

どちらかというと、以前絶好調だったときと比べても、今の方が足腰の強い、良いポートフォリオになっているように思うからです。

下の組入比率上位銘柄(8月31日時点)をご覧ください。

銘柄名8月末の組入比率7月末の組入比率
1第一生命HD(8750)20.67%23.68%
2日産自動車(7201) 13.40%14.26%
3ジャパン・ホテル・リート(8985)8.84%9.88%
4バリューコマース(2491)8.75%8.49%
5コシダカHD(2157)6.08%5.94%
6パーク24(6753)4.01%2.77%
7シャープ(6753)3.85%4.81%
8山崎製パン(2212)3.65%4.12%
9カシオ計算機(6952)3.63%3.81%
10良品計画(7453)3.63%3.49%

確かに組入比率1位の第一生命や3位のJHR、7位のシャープ、8位の山崎製パンなどは組入比率をかなり落としていますが、4位のバリューコマース、5位のコシダカHD、6位のパーク24、10位の良品計画などはむしろ比率を上げています(パーク24については買い増しによるもの)。

特にバリューコマースやコシダカHDは好決算で大きく株価を挙げていますし、パーク24も一時の株価低迷から9月1日には高騰し、復活の兆しを見せています。

つまり、一番大きいサボテンの生育状況は芳しくありませんが、二番サボテン、三番サボテン(組入比率上位になっていないものも含めて)の芽は着実に育っているように思うのです。

とは言え、もちろん、一番サボテンの調子が上向かないことにはファンド全体の成績も振るわないので、長い目で育てていくつもりです。

おそらく、第一生命HDはいいところまで上がったら今度こそさよならすると思いますけどね(笑)。

先月末のすいさくファンドは苦難と再生のどちらも見られましたが、さてさて今月はどうなるでしょうか。

どうぞ次回まで楽しみにお待ちください。

なお、この記事は同様の投資法を推奨するものではありません。

くれぐれも投資は(サボテン栽培も辛味も)自己責任でお願いします。