2017年9月末のアセットアロケーション

アセットアロケーション円グラフメーカー https://www.valuetrust.net/tool/aacmaker.htm

恒例のアセットアロケーション、2017年9月分です。

例によって、グラフの作成にはバリュートラストさんのアセットアロケーション円グラフメーカーを使用させていただいています。

9月は、いわゆる地政学リスクの高まりによって日本株式クラスが値下がりしたため、すいさくファンド分を若干買い増しました。

※すいさくファンドとは、私がサテライトで運用している日本個別株式+J-REITからなる資産につけた愛称です

それ以外も、中小型株式で気になる銘柄はないわけではありませんが、SMT JPX日経中小型株式インデックスオープンを積み立てているため、気にしないことにします。

(大きなキャピタルゲインを目指すなら、このインデックスに含まれないくらいの小型株を保有した方がいいのかもしれませんが、今のところはそこまで手が回っていません)

余剰資金を預金に加えたこともあり、預金の割合が若干増え、国内株式と先進国株式が微減、新興国株式が微増、あとはほぼ横ばいという形となりました。

新興国株式に関しては、先月eMaxis Slim新興国株式インデックスの積み立てを開始したばかりですが、たわら新興国株式が12月から値下げされると聞いて、今月はまたたわらに戻してしまいました。

どちらもマザーファンドは昔から運用されているようなので安定しているのではないかと思いますが、コストがほとんど変わらないのであれば、なるべくファンドの本数を抑えたいというのが正直なところです。

少額だけ積み立てたeMaxis Slimはそのままホールドしますが、最終的にどうするかについては様子を見ながら決めたいと思います。

いずれにしても、新興国株式は、このところ狙い通りじわじわと増えているのでいい感じです。

なお、生活防衛資金や家族の保有資産などはこの中に入れておらず、あくまでも私が「運用」している資産だけに限っているのでご注意ください。

(その意味では、「預金」も本当は「投資待機資金」とした方がいいのかもしれません。)

個別株投資のためのインデックス投資

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はじめに


最近スパムコメントが良く入るようになったのですが、辛味ネタをたくさん書いていたせいか、ついにタイ語のスパムコメントも入るようになったすいさくです。今度はメキシコからのアクセスがあるよう頑張ります。

さて、以前から書いているように、私はインデックス投資と個別株投資(正確にはほぼ単元未満株投資)を併用しています。

割合で言うと、だいたいインデックスが8割、日本と米国個別株がそれぞれ1割ずつ、コアではインデックスで世界分散投資を行い、サテライトでは単元未満株や高配当株式などに投資をして超過リターンを目指すという良くある戦略です。

以下の記事にも書いたように、この方法のもう一つのメリットは、いろいろな銘柄を保有することで所有欲が満たされる一方で、それなりの値動きがあるため飽きにくく、結果的にインデックス投資を続けるのにも役立つことだと思っています。

インデックス投資を続けるための個別株投資(サボテンのように資産を育てるブログ)

インデックス投資は個別株投資のためにもなる?


一方、最近は、逆のことを思うようになってきました。

つまり、インデックス投資を行うことで、無謀な個別株投資、たとえば高値での買い付け、いわゆるジャンピングキャッチをしなくなるのではないかということです。

MSCIコクサイの場合


たとえば、いわゆるFAAMG(フェイスブック、アマゾン、アップル、マイクロソフト、グーグル)は私も気にならないわけではありません。

個別株でこっそりアマゾンを買っちゃおうか、とかQQQ(ナスダック100のETF)なら分散されているのではないか、マイクロソフト買っておけばよかった、とか率直に言っていろいろな思いが頭をよぎりますが(笑)、以前も下の記事で書いたように、FAAMGはMSCIコクサイの組入比率トップ10、合計で約8%も占めているので、これらの企業の業績が上向き、株価が上昇すれば黙っていても(個別株ほどではなくても)私の資産は増えていきます。

MSCIコクサイはすっごく分散された「ビッグ5」(サボテンのように資産を育てるブログ)

そんなこともあって、最近はそこまでFAAMGのことは気になりません(アマゾンは今でも未練はありますが…)。

S&P500配当貴族指数の場合


また、米国高配当銘柄、つまりいわゆるシーゲル銘柄の中には欲しいと思いながら株価が上がり過ぎて買いそびれたものもあります。

P&Gは代表格ですが、ほかにもペプシコ、ウォルマートなど、一度は興味を持ったもののタイミングを逸してしまったものもあります。

しかし、これらは全てS&P500配当貴族指数に含まれているので、この指数に連動するSMT米国配当貴族インデックスオープンを保有する限り、これらを焦って買う必要はありません。

JPX日経中小型株指数の場合


最近、ソースネクスト(4344)の株価が下がっていることを知りました。

昨年のWindows 10の駆け込み需要にともなう特需がなくなり、前期に比べて大きく業績が落ちたからのようですが、多言語学習ソフトとしてのブランドを確立しているロゼッタストーンの日本法人や筆まめの販売元などを買収したため、今後の業績は期待できそうに感じました。

良く考えてから買うかどうか決めようと思い、ここ数日様子を見ていたのですが、あれよあれよという間に10%以上株価が上がってしまいました。

タッチの差で投資機会を逃してしまった形になりましたが、私はあまり悲観していません。

この銘柄が組み入れられているSMT JPX日経中小型株インデックス・オープンを保有しているからです。

ソースネクストの株価が上がり続けるならば、このまま待つだけでいいわけですし、調整があるなら、そのときに買えばいいのです。

要するに


インデックス投資か個別株投資のベテランであれば、私のような迷いはないかもしれません。

投資方法にかかわらず、もともと決めているルールに従って淡々と売買をすることに抵抗も焦りもないと思うからです。

しかし、私のような迷いが多い人間にとっては、インデックスと個別株は絶妙な組み合わせです。

普段はインデックスファンドを淡々と積み立てることに集中し、本当にチャンスがあると思うときに限って個別株を買うことで、焦って判断ミスをする可能性を減らせると思うからです。

(まあ、スポット投資にメリットがあると思うくらいの調整・暴落ならインデックスファンドを買いつけるだけでも十分なような気もしますが)

また、この意味では、TOPIXやMSCIコクサイなどの時価総額インデックスだけでなく、S&P500配当貴族指数やJPX日経中小型株指数などのスマートベータにも存在価値がありそうです。

特定の銘柄にちょっと厚めに投資していると思うと、その銘柄を焦って買う気持ちも抑えられますし、個別株を少額買う場合より、その銘柄が組み入れられているインデックスファンドを買う方が(手数料が安いという意味でも)手軽です。

そんなわけで、インデックスを基本にし、スポットで個別株式を買い付けるという方法は、私にはとても合っているようです。

しばらくはこのスタイルで続けていきたいと思います。

<追記>
昨晩アッビーが値上がりして横目で羨ましそうに見ていましたが、これもS&P500配当貴族指数に含まれていたことに気づいて少し落ち着きました(笑)

米国株出庫手数料キャッシュバックキャンペーンのキャッシュバックが無事完了!

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先日お伝えしたように、SBI証券のキャンペーンでマネックスから移管した米国個別株の出庫手数料がキャッシュバックされました。

なんとSBI証券で米国株式・ETF出庫手数料全額負担キャンペーン!(サボテンのように資産を育てるブログ)

移管手続きが7月末まで、キャッシュバックの申請が8月末まで、そして9月26日にキャッシュバックが完了と2ヶ月以上かかり、もうちょっと遅かったら問い合わせようかと思っていたところでしたが、無事手続きが終わりました。

今回は以下の7銘柄×3000円+消費税で計22,680円の手数料がかかりましたが、全額SBIの証券口座に(「その他」という表示で)振り込まれていました。

なお、SBIから届いたお知らせによると、キャッシュバックの対象取引として認められたかどうかの基準については答えられないとのことです。

マネックスのウェブサイトでは出庫手数料の内訳が表示されないので、マネックスに出した申請書と証券口座の入出金明細、マネックスの出庫手数料の規定の写しをとりあえず送ったのですが、私の場合は無事に全件対象として認められたようです。

参考までに、今回移管した7銘柄を書いておきます(全て少額です)。

AMD
ウォルト・ディズニー(DIS)
ダウ・デュポン(DWDP)
ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
レンディング・クラブ(LC)
フェラーリ(RACE)
ユニ・リーバ(UL)

選定基準などはまたどこかで。

三井住友・DC全海外株式インデックスファンド、地味に?約款も変更

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はじめに


三井住友・DC全海外株式インデックスファンドと言えば、私がインデックスファンドの積み立てを始めた当初大変お世話になったファンドです。

私のブログでも以下の記事に定期的に検索流入があり、関心の高さがうかがえます。

三井住友・DC全海外株式インデックスファンドの使い道(サボテンのように資産を育てるブログ)

かつてインデックスファンドの買付単位が大きかったときは1本で先進国と新興国の両方に投資できるこのファンドはとても便利でしたが、最近は、自動積立に変え、買付単位も100円からになったため、先進国株式クラスと新興国株式クラスは別なファンドを買いつけているため、最近はホールドしているだけになっていました。

ふと約款の変更に気づいた


しかし、久々に公式ウェブサイトを見てみると、以下のような名称および信託約款の変更等のお知らせがありました。

「三井住友・DC全海外株式インデックスファンド」ファンド名称および信託約款の変更等のお知らせ(三井住友アセットマネジメントウェブサイト)

名称については、つみたてNISAを意識して、「三井住友・DC全海外株式インデックスファンド」から「三井住友・DCつみたてNISA・全海外株式インデックスファンド」に変更されることは知っていました(これによって、日経新聞での略称も「DC全海外株」から「DC積N外株」となるそうです)が、気になったのは信託約款の変更です。

変更前(2017年9月20日以前)
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円ベース)に概ね連動する投資成果を目指して運用を行います。

変更後(2017年9月21日以降)
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行います。

(上記「お知らせ」より引用)

ということで、「概ね」ではなく、MSCIACWIインデックスへの連動を目指すことがより明確に謳われています。

さらに、投資対象についても、

変更前(2017年9月20日以前)
外国株式インデックス・マザーファンドおよびエマージング株式インデックス・マザーファンド受益証券を主な投資対象とします。

変更後(2017年9月21日以降)
MSCIコクサイインデックス(配当込み、円ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行う外国株式インデックス・マザーファンドおよびMSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行うエマージング株式インデックス・マザーファンド受益証券を主な投資対象とします。

(「お知らせ」より引用)

と、ベンチマークがより明確になりました。

また、このファンドでは、新興国株式に関しては、先物を活用してインデックスに実質的に連動することを目指していましたが、「デリバティブ取引の利用目的が価格等の変動のリスクヘッジと現物投資の代替に限定されることなどを明確化するための所要の信託約款変更を行います(「お知らせ」より引用)」としています。

同様の変更はマザーファンドが共通な三井住友・DC新興国株式インデックスファンドに関しても行われたようです。

これらの変更の意味は?


おそらく、これらの変更が行われた最も大きい理由は、つみたてNISAの対象商品として認められるためのスクリーニングを通るためではないかと思います。

以下の文書によると、つみたてNISA対象商品として認められるためには「告示において指定されたインデックスに連動していること(9ページ)」となっているので、「概ね連動する」という表現では認めらなかった、あるいは、それを意識して自主的に表現を変えた可能性があります。

つみたてNISAについて(金融庁)

上述したように、このファンドでは新興国株式部分で先物を使用しており、以前はトラッキングエラーも大きかったため「概ね」という表現になっていたのだと思いますが、最近は純資産額も増え(2016年11月末で約33億円)、トラッキングエラーも抑えられるようになった(同じく2016年11月末までの1年間の乖離率は0.7%)こともあり、はっきりと「連動する」という文言になったのでしょう。

デリバティブ取引の使用目的についても、つみたてNISAの対象商品として認められるためには明確にする必要があるのかもしれませんね。

形式的な変化なのかもしれませんが、受益者として運用目的が明確になったことは歓迎したいと思います。

三井住友DCインデックスファンドシリーズは日本株式クラスの信託報酬率の引き下げにより最安になったこともあり、非常に好印象を持っていましたが、このファンドも信託報酬率は変わらず税込0.27%ながら、受益者に寄り添う姿勢が強くなり、さらに印象が良くなりました。

自分の場合は、目的がずれてしまったため、最近は買い付けをすることはなくなりましたが、日本国外の株式を1本でカバーしたいという方にとっては今でもこのファンドはおすすめできるように思います。

<2017/9/26追記>
しんたろう(@shintaro_money)さんの以下の記事によると、三井住友・DC新興国株式インデックスファンドの乖離は今でもそれなりに大きいようですので、新興国株式の割合が1割程度の「全海外株式」はともかく、「新興国株式」に関してはある程度注意が必要かもしれません。

[2017年7月版 新興国株式インデックスファンド] 実質コスト(信託報酬+α)は騰落率に反映されているか?(しんたろうのお金のはなし)

すがやみつる先生が『黄金の道』というマンガを書いていた

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すがやみつる先生というと「ゲームセンターあらし」というマンガが有名ですが、昔はパソコンやアメリカ通としても知られ、「こんにちはマイコン」というパソコン(昔はマイクロコンピュータを略してマイコンと呼んでいました)の使い方を紹介するマンガも書いています。

私は「こんにちはマイコン」を読んで、ビル・ゲイツの家にプールがあることを初めて知り、アメリカってすごい国だな、と子供心に感じました。

これが私の米国株式との初めての出会いでした。

…すみません。ちょっと盛りました。

でも、すがや先生のマンガを通じて、ビジネスとはどんなものか、ビジネスを興して会社を大きくするとどんなことが待っているのか、ということを少し教えてもらったようには思うのです。

そんなすがや先生が描かれた作品に『黄金の道』というマンガがあることを知りました。

下のサイトで全文を読むことができます。

黄金の道ー学園マネーウォーズ(マンガ図書館Z)

このマンガは、事情があってガソリンスタンドで働く高校生天野紅平が株式投資と出会い、ビギナーズラックを経験しながら、ライバルと壮絶な仕手戦を繰り広げ、財をなしていく姿を描いています。

途中、荒唐無稽な設定もありながら、学園生活(ラブコメ展開?)あり、情報戦やハッキングあり、経済時事あり、陰謀あり、とマンガとしてはなかなか楽しめる作品になっています。

1986年の作品らしく、長期投資など何それ食べられるのという勢いの展開で、少なくとも私の場合は投資の勉強には役立ちそうにありませんが、

「株の世界で生き残りたければ学問を積んでおけ」
「カンと経験と度胸の時代から冷静な調査分析研究の頭脳で勝負する時代になった」

など、意外と深い話もところどころに散りばめられています。

すがや先生の作品らしく、最後も清々しい終わり方です。

人気は今ひとつだったのか1巻で完結してしまっているため、かえって気軽に読めそうです。

ゲームセンターあらしを好きだった方にはぜひ読んでいただきたいと思います。

閑話休題


このマンガを提供しているマンガ図書館Zですが、広告は出るものの、過去の名作を読める面白いサービスです。

広告は数分ごとに表示されますが、広告収入の一部は作者に還元されるとのことで、気持ち良く読めそうです。

ラインナップを見た感じでは、すがや先生でも「ゲームセンターあらし」のような代表作というよりは知る人ぞ知る名作という感じの作品が多そうですが、有名作家さんの初期作品など読んでみようと思うものも結構ありました。

こういうサービスはまさにWin-Winですね。ちょこちょこ覗いてみたいと思います。

SMT米国株配当貴族インデックスオープンウォッチ2017年8月分

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恒例のSMT米国配当貴族インデックス・オープンウォッチ2017年8月分です。

まず、基準価額は前月比-114円の11,220円、純資産総額は+0.06億円の5.47億円となっています。

基準価額・純資産総額ともにほぼ横ばいという感じですね。

また、この前やっと電話をかけて6月の約2億円の純資産総額の減少について聞いてみましたが、大口の解約があったのだろうという返答で、それ以上は教えていただけませんでした。

ベンチマークとの乖離は、1ヵ月で0.00%、3ヵ月で-0.13%、6か月で-0.29%、1年で-0.89%、設定来で-0.91%と、前回(1ヵ月で-0.02%、3ヵ月で-0.18%、6か月で-0.41%、設定来で-0.92%)より若干小さくなりました。

これが、運用が安定したということであれば嬉しいですが、もう少し様子を見てみます。

次に、組入上位銘柄は、

銘柄名業種組入比率
1BROWN-FORMAN CORP-CLASS B食品・飲料・タバコ2.16%
2VF CORP耐久消費財・アパレル2.07%
3AFLAC保険2.06%
4MCDONALD'S CORP消費者サービス2.05%
5CLOROX COMPANY家庭用品・パーソナル用品2.04%
6CHEVRON CORPエネルギー2.04%
7PROCTER & GAMBLE CO家庭用品・パーソナル用品2.03%
8AT&T INC電気通信サービス2.03%
9PRICE T ROWE GROUP INC各種金融2.02%
10WALGREENS BOOTS ALLIANCE INC食品・生活必需品小売り2.01%

となっています。

今月も小売・消費財セクターが強いですね。

アフラックが入っているのは少し意外でしたが、これから生じると思われるハリケーンの影響はどうだったでしょうか。

ウォルグリーンがランクインしたのは初めてですかね。

先月組入上位の銘柄がかなり変わった理由も電話のついでに聞いたのですが、インデックスファンドだから、インデックスに追従してこうなったという返事でした。

僅差のところで抜きつ抜かれつしているのでこういう結果はあり得ると思いますが、まだ何となく納得しきれずにいます。

それにしても、これだけ高配当の有名企業が多数組み入れられていると、個別株欲しい病はかなり抑えられます。

実質コストは1%弱(信託報酬率は税込で年率0.594%)とちょっと高めですが、精神の安定につながるなら元は取れるかもしれません。

<2017/9/21追記>
たちばな(@ryo_tatibana)さんから、組入比率上位銘柄の入れ替えが激しいのはS&P500配当貴族指数で設定されている年4回のウェイト調整(リバランス)のせいではないかというご指摘をいただきました。

たちばなさんは、以下の記事でSMT米国株配当貴族インデックス・オープンのコストについて分析もされていますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。

『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』のコストが高めな訳は?SMTダウ・ジョーンズと比較 (NISAで積立投資手帳)

20年後の景色は今と全然違うはず

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はじめに

投資に興味がない人にどうやって興味を持ってもらえるか、投資人口をどうやって増やすか、という話をあちこちで良く見ますが、実は私は楽観的です。

その理由をブログに書こうと思っていたら、先日カン・チュンドさんにほとんど書かれてしまっていることに気づきました(笑)。

「パソコンおたく」と「一攫千金投資家」(カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!

要するに、「普通」の人がパソコンを使って通信をするのが当たり前になったのはWindows 95が出たせいぜい20年前であり、そのときは、こんなに日常的にインターネットを使うようになるとはほとんどの人が想像していなかっただろう、ということです。

つまり、投資に関する20年後の景色は今と全く違っている可能性もある、と言いたいのだと思います。

ここで終わりにするのも悔しいので(笑)、今回はもう少し自分の経験について書いてみます。

似たようなことはたくさんある

実は、私は似たような経験をしたことがあります。

私が大学生だった約20数年前、友人が立ち上げた環境サークルの集まりを覗いたことがありましたが、「現在(その当時)のような消費社会には限界があるから、これからは環境意識を高めることが必要だ」というようなことを言っている人がいました。

似たような話は1970年代くらいからさんざん言われていますし、空気を読めない私は、「そうは言ってもみんな自分の身が可愛いから、実際はわざわざコストをかけてまで環境に優しい行動なんてとるわけないだろう」というような意見を言い、なんとなく冷やかな眼差しを受けてしまったのですが、私の意見に同意してくださる方も少なくないのではないかと思います。

しかし、ここで言っている「環境に優しい行動」は、

燃えるゴミ・燃えないゴミなどの分別

シャンプーなどの詰め替え用商品の一般化

程度の話、つまり、今ではとっくの昔に「当たり前」のことになっていることだったのです。

これらは、その当時は全く「当たり前」ではありませんでしたし、ゴミの分別なんてやっているのは「意識の高い」消費者運動をやっている一部のマニアだったはずですが、少なくとも今は違反ゴミを出したら収集されないでしょうし、大半の人はゴミの分別くらい環境のことすら意識せず「普通に」やっています。

シャンプーや洗剤の詰め替えだって、20数年前は「こういう商品は清潔感が命だから(詰め替えは不潔に感じられるから)絶対に売れない」なんて言われて、普通の店では絶対売っていなかったのに、「失われた20年」で節約志向が高まったことで、みんな普通に利用するようになりましたよね。

つまり、「当たり前」の基準なんていつの間にか変わってしまう程度のことだと思うのです。

とはいっても、いくつかの条件があるのでは

しかし、このような「当たり前」の変化にはいくつかの条件があるように思います。

まず、「当たり前」を支えるシステムです。

ゴミの分別の場合、どこに行っても燃えるゴミと燃えない(燃やさない)ゴミのゴミ箱が分かれていますし、ゴミの収集も分別済みのものだけに対して行われます。

むしろ、分別用のゴミ箱がない方が落ち着きません。

別な言い方をすると、ゴミの分別をしようと思ったらそれがスムーズにでき、そうでないとかえって不便を感じるような仕組みがすでに実現しているのです。

また、日本では、ほかの人の目も気になるのではないでしょうか。

昔は、詰め替え式のシャンプーを使っているなら、環境意識(笑)が高い、ケチケチしている、不潔、と好奇の目で見られていたような気がしますが、今はどこでも普通に扱っているし、みんな普通に使っているので、詰め替え式シャンプーを使わない人の方がむしろ贅沢というか変わり者という風に見られるのではないでしょうか。

要するに、横並びの意識が強ければ強いほど、まわりにやっている人がどれだけいるかどうかが重要で、逆に、臨界点をほんのちょっと超えただけで普及が一気に進む可能性もあります。

投資の場合はどうか

投資の場合はどうかというと、今はかなり急激にこれらの条件が整い始めているタイミングではないかと私は思います。

私はまともに投資を勉強し始めたのが2013年~2015年ごろでしたが、この時と比べても現在は各段に投資環境が整ってきたと思います(なんせ、その頃でも信託報酬率が1%を切っていたら低コストファンドなんて言っていましたし、半年前のインデックス投資の本の記載が古くなることが普通になってきているわけですから)。

もちろん、つみたてNISAの導入も大きなイベントとなるでしょうが、その前後のインデックスファンドの低コスト化、金融庁も無視できなくなってきた個人投資家やブロガーとの対話、個人投資家のブログや書籍での情報発信なども、現在は小さい一歩だったとしても、今後大きな変化をもたらすきっかけに十分になり得ると思います。

リーマンショック級の暴落が来たらどうするか、という声もありますが、先輩ブロガー各位の努力でインターネット上に膨大な記録が残されており、こういう情報がなかった前回とは大きく違います。

これで、システムはかなり整ってきたので、あとは、2番目の「ほかの人の目」が変われば一気に投資が普及すると思います。

こればかりは急には変わらないかもしれませんが、上にも書いたように、臨界点を超えた瞬間にみんなが口々に「あれ、投資していないの?将来のこと真剣に考えているの?」と手のひらを返したように言い始めることも私は十分にあり得ると思っています(一般向け雑誌の少額投資の記事が増えてきたこともその兆候ではないでしょうか)。

私は新製品が次々と出て市場が大きく変わる様子をウォッチするのが好きなのですが(以前はカシオQV-10から100~200万画素あたりのデジカメ市場をウォッチしていました)、今のインデックス投資界隈はそれに似たスピード感やワクワクする雰囲気がありますし、20代~30代で最初に出会う金融商品がこのようなものであれば、経験が蓄積される20年にはそれが「当たり前」になっても不思議はないでしょう。

そもそも、20年前はフィルムカメラが「当たり前」でデジタルカメラはマニアのもの、そして、「どうやったらデジタルカメラを一般の人に普及させるか」なんてことが掲示板で大真面目に語られていたりもしました。

今は、デジタルカメラ(というよりスマートフォン)が「当たり前」でフィルムカメラを使っている方がマニアですよね。投資も似ていると思います。

残された課題

さて、それでは、投資普及の将来はバラ色なのでしょうか。

私が気がかりなのは、投資において経験がフィードバックされる期間は長いことです。

特に、長期投資を行う場合は、20年ほど経ってやっと効果が目に見えるということも珍しくありませんから、成功体験を積むにもかなりの年月が必要になります。

知人やインターネット上の情報を参考にして情報が伝達される可能性もありますが、現実的には家族など近しい人から投資を学ぶことが多いでしょうから、結果が出るのに20年経つなら、次の人が始めるのはやっと20年後、さらにその結果が伝わるのは40年後、と気が遠くなるような時間がかかります(そして、一度失敗してしまうと、また次の20年に期待するしかなくなってしまうかもしれません)。

これはすぐに結果が体感できるほかの商品とは違うような気がします。

したがって、社会全体で投資の普及を望むなら、世代を超えたかなりの長期間で取り組む必要があり、結果が出ないからすぐに政策を転換するようなやり方ではせっかくの芽をつぶしてしまうことになってしまうかもしれません。

そもそも投資をする必要があるのか

また、そもそも投資に興味を持ってもらう必要があるのか、ということも個人的には気にかかっています。

資産管理のことを知れば知るほど、私は、普段の支出の適切なコントロール(必要なものにはきちんと支出することも含めて)がまず重要で、投資は二次的なもので、投資の額や、そもそも投資するかどうかは本来は個人がそれぞれ判断すれば良いことだという考えが強くなってきました。

私が、投資人口が増えてほしいと思う理由は、

・人生で重要な割合を占める「資産」について話すことが自然なことになってほしい
・投資人口が増えることで投資への理解が深まり、投資家に対して税制などの再分配政策が極端に不利になってほしくない

というようなものですが、それさえ守られていれば、私個人には不利益はなく、率直に言うと、投資するかどうかは個人が決めればいいことだと思います。

私は、自分の意思で投資を始め、この行為を楽しいと感じていますし、これからどうなるか分からないにしても、(個別の投資判断はともかく)この選択自体を後悔することはないだろうと思います。

そういう意味では、とても楽しいこの行為をほかの方に勧めたい気持ちもあります。

しかし、おそらく年金も減額され、これまで以上に自助が重視される流れになっていることを十分に認識していても、なお、支出をコントロールする意思もなく、リスクも一切取りたくない、という人に無理やり投資を勧めるべきなのかどうかというと、違和感も覚えます。

今回のエントリーをこういう形でまとめるのも何なのですが、やはり、投資は自立、投資は自己判断なのではないか、と改めて思う次第です。

続・ぐっすり眠れる方法―最近話題の方法を試してみた

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以前、「ぐっすり眠れる方法-私の場合」という記事で睡眠導入に効果があった音源アプリを紹介しましたが、最近さらに強力な助っ人「シャッフル睡眠法」が登場しました。

眠れぬ夜に試してみたい「シャッフル睡眠法」 あっという間に眠りに落ちると海外で話題(NewSphere)

詳しくは、上の記事を読んでいただけば良いと思いますが、要するに、

・適当な英単語を1つ思い浮かべて(たとえばcake)
・その単語に含まれている文字を一つ一つに対して、その文字から始まる単語をゆっくり思い浮かべる(例:cに対してcat、aに対してapple、kに対してknife、eに対してEnglishなど)
・終わったら、次の英単語を思い浮かべる

を延々繰り返すだけです。

この方法が効果がある理由は以下のようなものだそうです。

脳には、大脳皮質の活動を見極めてから、眠っていいかどうかを判断する資質が備わっているという。もしこの部位が理論だった活動をしていれば、それは「まだ寝てはいけない」という合図になる。一方、なんの脈絡もない一連の連想をしていると、それが「眠りのスイッチ」を入れてもOKという合図になる、という仕組みだ。また、そんな理屈はさておき、ランダムに絵を思い浮かべるのは、日中の懸案事項から気持ちを切り替えるのに最適だ。ガーディアン紙の記者も、最初の数文字で眠ってしまったという。(上掲記事)

つまり、なんの脈絡もない一連の連想をすることで、脳に「眠りのスイッチ」を入れてもOKだという合図を送ることができるのだというのです。

最初にこれを見たときは半信半疑でしたが、実際やってみたら

とても効果があった

(私の場合は)のでびっくりしました。

これまで、寝つきが悪かったり、夜中に目が覚めたりすることがあり、いろいろな方法を試してみましたが、ここまで簡単かつ効果的な方法は初めてです。

私はオリジナル通り英単語でやってみましたが、日本語(ひらがな)でやってみても同じ効果があるのではないかと思います。

どうぞお試しあれ。

※この方法は、私自身も試して効果を実感しましたが、重度の不眠に悩まされている方は自己判断に頼らず、専門家の判断を仰ぐことをおすすめします。

2017年8月末のアセットアロケーション

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恒例のアセットアロケーション、2017年8月分です。

例によって、グラフの作成にはバリュートラストさんのアセットアロケーション円グラフメーカーを使用させていただいています。

8月は、以前も報告したように資産の整理をしました。

具体的には、ひふみプラスと新生UTIインドファンド、VTIと重複していたVOOを売却しました。

これで、アクティブファンドはポートフォリオから姿を消し、インデックスファンドと日本・米国個別銘柄という組み合わせになりました。

その効果もあり、国内株式、先進国株式の割合は若干下がり、現金比率が上がっています。

新興国株式に関してはeMaxis Slim新興国株式インデックスの積み立てを開始しました。

このファンドは超低コストで信託財産留保額もない点でかなり魅力的ですが、ベンチマークが配当除くの可能性があることが気になっており(明記されていませんが、eMaxisの他のファンドのベンチマークは配当除くになっていることが多いようです)、直後にりそなアセットマネジメントから、さらに低コストでベンチマークが配当ありになっているSmart-i 新興国株式インデックスが発表されたことが気になっています。

Smart-iは私がメインとしているSBI証券ではまだ取扱いがないようですが、販売が始まったらこちらに切り替えるかもしれません。
→と思っていたところに、たわら新興国株式の信託報酬引き下げのニュースも飛び込んできて、何がいいやらもう分からなくなってきました(笑)。落ち着いたところで改めてゆっくりと考えたいと思います。

なお、生活防衛資金や家族の保有資産などはこの中に入れておらず、あくまでも私が「運用」している資産だけに限っているのでご注意ください。

直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)を買って変わったこと

1.はじめに



以下の記事を見て、直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)が欲しくなってしまい、先日購入しました。

昇天しそうないい香り!簡単にエスプレッソが作れるモカエキスプレス(シデとセルリアンの節約blog)

届いた日のツイートはこんな感じです。

とりあえず初日はドリップ用のレギュラーコーヒーで代用しましたが、エスプレッソ用の豆も欲しくなって、次の日には豆を挽いてもらいました。

こんな毎日の中で気づいたことをいくつか書いてみます。

2.直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)とは?



エスプレッソメーカーには大きく分けて直火式と電気式があります。

私が選んだ直火式はコンロが必要ですが、電気式より火力が強いため、早く、香りが良いコーヒーが飲めるようです。

直火式エスプレッソメーカーをイタリア語でマキネッタというようですが、ビアレッティというメーカーの「モカエキスプレス」が特に人気があるようです。特徴的なフォルムはどこかで一度ご覧になったことがあるのではないでしょうか。


私が購入したヴィーナスはこのモカエキスプレスのステンレス版(モカエキスプレスはアルミ)ということです。


3.使い方



直火式エスプレッソメーカーの使い方は簡単です。

下の写真のように、豆をいれるパーツに細かく挽いた豆を入れて簡単にならし、上部パーツをくっつけて火にかけて数分待つだけ。
手入れも、粉を水洗い(軽くたたいてゴミ箱に入れた後ティッシュで拭き、残った粉は水で流しています)するだけで終わります。

フィルターの交換なども必要ないので、慣れるとドリップコーヒーより簡単かもしれません。

4.選び方のコツ



ビアレッティのモカエキスプレスとヴィーナスのどちらかに限定した場合、直火式エスプレッソメーカーを選ぶときのコツは、(1)材質と(2)サイズの2つです。

まず、モカエキスプレスはアルミ、ヴィーナスはステンレスで、デザインの違いも基本的にはこのような材質の違いからきているようです。

アルミは安価だが水滴がついたままにしておくと腐食する可能性がある(頻繁に使っていれば問題はない)ようですが、アマゾンではどちらもあまり価格が変わらないので、私は取扱いが楽そうなステンレスのヴィーナスにしました。

次に、サイズです。

シデとセルリアンさんのブログでは6カップ用のヴィーナスを紹介してくださったので、私も最初は6カップ用を買うつもりでした。

しかし、あまりの人気に、アマゾンで6カップ用のヴィーナスが値上がりしてしまったため(!)、安かった(3,000円ちょっと)4カップ用を買うことにしました。

「1カップ」はデミタス(エスプレッソ用の小さいカップ)1杯分で、私はコーヒーをたくさん飲むため、少ないかなと思ったのですが、結果的には自分にはこれでちょうど良かったです。

なぜなら、直火式エスプレッソメーカーで淹れたコーヒーはかなり濃く、普段ブラックで飲むことが多い私もカプチーノやカフェオレで飲んでいるため6カップでは多すぎ、また、構造上豆の量が調節できない(6カップ用で4カップ分だけ淹れることはできない)ため、あまり大きいものを買っても持て余してしまうからです。

4カップは一応1~2名用と言われていますが、感覚的にも大体正しいように思います。

ほかの注意点については、以下の記事がとても参考になりました。

直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ) 機種選びのポイント(直火式エスプレッソメーカー専門店 ~カフェティエーラ・エスプレッソ~ウェブサイト)
ビアレッティ マキネッタのサイズ選びと使い方(いち歩)

5.購入後の生活の変化



エスプレッソメーカーを買ってから、まず、ドリップコーヒーをあまり飲まなくなりました。

私は朝は必ずコーヒーを飲みますが、手間は(ドリップの)コーヒーメーカーもエスプレッソメーカーもあまり変わらないため、牛乳を切らしたなどの事情がない限り、エスプレッソメーカーを中心に使うようになりました。

また、上にも書いたように、普段ブラックで飲むことが多かった私もミルクを入れて飲むようになりました。

牛乳は電子レンジで軽く温めるとカプチーノっぽい雰囲気を楽しめます。

私だけでなく、これまで家ではあまりコーヒーを飲まなかった家族もエスプレッソメーカーで淹れたコーヒーは美味しいと飲むようになりました。

実は、うちには家庭用のエスプレッソマシンもあったのですが、セッティングが大変な割には圧力不足でなかなか香りが出ず、メンテナンスも手間がかかるので最近はあまり使っていませんでした。

だから、今回も、試しに使ってみて、面倒だったらたまに使うくらいでいいだろうと思っていました。

しかし、実際に使ってみたら、簡単かつ美味しいコーヒーが入れられるので、もう手放せなくなりました。

豆については、近所のコーヒーショップで挽いてもらった(エスプレッソマシーンには対応していないとのことでしたが、無理を言って一番細かく挽いてもらいました)後、最近はスターバックスのエスプレッソローストを挽いてもらっています。

100gで500円くらいなので、極端に高いわけではありませんが、飲む頻度が多いようならもっと安い豆がないか探してみたいと思います。

<2017/10/3追記>
カルディのエスプレッソブレンドは200gで税込691円とかなりお得です(私は実店舗で買いました)。

スターバックスなどの豆は2倍くらいしますし、普通に飲む分にはこれで十分香りが出るので、うちは今後これにしようと思います。