今こそすいさく米国株ファンド(愛称:アメリカサボテン)について書いてみよう

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はじめに



今まで、すいさくファンド(愛称:サボテン)については良く書いてきましたが、これはあくまでも国内個別株式+REITからなるポートフォリオでした。

一方、私は、少額ですが米国個別株式からなるすいさく米国株式ファンド(愛称:アメリカサボテン)も運用しています。

えっ、そんな名前聞いたことがないって?

はい、名前はさっき考えました(ちなみに、アメリカサボテンというサボテンの種類はありません)。

組入銘柄



組入上位はこんな感じで、基本は非常にコンサバ・高配当志向だと思います。

銘柄名業種組入比率
1エクソン・モービル(XOM)エネルギー14.93%
2ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS-B)エネルギー14.50%
3コカ・コーラ(KO)食品・飲料・たばこ13.65%
4ダウ・ケミカル(DOW)素材10.63%
5レンディング・クラブ(LC)各種金融9.48%
6ジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)ヘルスケア7.89%
7ウェルズ・ファーゴ(WFC)銀行7.75%
8ウォルト・ディズニー(DIS)メディア6.13%
9スリーエム(MMM)資本財6.05%
10インターナショナル・ビジネス・マシーン(IBM)ソフトウェア・サービス4.30%

このところの原油低迷で株価が下がっていたため石油産業の割合が若干大きくなっていますが、これらの銘柄の割合はなるべくこれ以上増やさないようにします。

4位のダウ・ケミカルは先日の記事でも書いたように、9月1日をもってデュポンと合併し、社名もダウ・デュポンと変わるようですが、合併前に人員整理のニュースで株価が下がったときに買っているため、それなりの含み益が出ています。

ちょっと雰囲気が違うのは、5位のレンディング・クラブと10位のIBMでしょうか。

レンディング・クラブはP2Pレンディングの米国最大手ということでかなり期待されていましたが、昨年5月当時のCEO電撃辞任の後株価が急落しています。

もちろん短期的には厳しい状況ですが、先日の決算はあまり悪くなく、今会計年度中の黒字化の見通しも出たようですので、このままホールドするつもりです。

IBMについては、バフェットの売却のニュースが飛び込んできた直後に約150ドルで買い付けました。その後さらに株価は下がっていますが、もっと下がる可能性もあると考えられるため現在は静観中です。

IBMについては、(ほかの人の予想と同様)法人相手のクラウドとワトソンを組み合わせたソリューションがどれくらい中核事業にできるかがカギになると思いますが、確固たる信念があるとまでは言えません。

衰退する可能性はあるものの、会社がなくなるところまで行くとは考えづらく、それほど高くない株価で買っているので、このままホールドし続け、あまりに株価が下がるようなら若干の買い増しも検討するつもりです。

ほかにも、フェラーリ(RACE)、ユニ・リーバ(UL)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)なども保有していますが、AMDはノリで買ってしまったところもあるため、ころあいを見て売却したいと思っています。

ベンチマーク



TOPIXをベンチマークとしているすいさくファンドと異なり、すいさく米国株式ファンドは全くベンチマークを設定していません。

S&P500と比較してどっちが良いかなど考えたこともありませんが、たぶんぼろ負けしているのではないかと思います。

リターンや手間を考えると素直にVOOやVTIを買った方がいいはずですが、そこは会社の一部を所有する喜びを(勝手に)感じる個別株式にもロマンがあるのではないかと考え、あくまでも資産の一部で運用している次第です。

さてさて、こういうすいさくファンドの姉妹版、すいさく米国株式ファンド(愛称:アメリカサボテン)ですが、どうなることでしょうか。

VALUじゃなくてNILU発行しましたよ

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VALUじゃなくてNILUをやってみた



今流行りのNILUを発行しました。

いえ、VALUじゃなくて、NILUです。

詳しくは以下のサイトをご覧いただくのがよいと思いますが、エンジニアのMito Memel(@mito_memel)さんが開発した完全無料で「評価経済ごっこ」ができる魅力的なサービスです。

「VALU」のパロディー「NILU」登場 誰でも自分の“株”発行、完全無料のお遊びサイト(IT media)

ツイッターのアカウントを通して連携すると、このサイトだけでしか使えない5万ノットコインと1000個のNILUが付与され、あとは板を読みながら株式のように自由に取引するという感じです。

通貨としてビットコインならぬ「ノットコイン」が採用されていることなどから、何のパロディなのは言わずもがな。

サービスは無料でノットコインは金銭との交換が全くできないので、某サービスで問題になった買い煽りが発生しても全く実害はありません(笑)。

公式ページはこちら、私のNILUの取引状況はこちらで確認できます。

スクリーンショットはこんな感じです。

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利用してみた印象



早速やってみましたが、基本的に裏付けになるものが全くない(優待すら設定できず、詳しいプロフィールなどもツイッターアカウントを見ないと分からない)ので、NILUを保有をする動機は以下の2つくらいかなと思いました。

1.特定の人に何らかの関わりを持っているという満足感
2.将来値上がり益が見込める

1については、アルファツイッタラーのNILUを少しでも保有していることは、その方と何らかの関わりを持っているような気分に(少なくとも私は)なれて嬉しいです。

2.については、(1の満足感などを裏付けにして)とにかく将来高く売れそうなNILUを保有して、値上がり益を得ようという動機は働くでしょう。

私が見た限りは、よほど憧れの人とか、面白いツイートをする人とかでない限り1の動機はあまりないと思うので、より重要な要素は2の値上がり益のように感じます。

そこで、知名度が高い(フォロワー数が多い)アカウントや、現在出来高が増えているアカウントのNILUに指値をできるだけ安値で入れて、高騰したところを売り抜ける、というのを繰り返すことが有効な戦略のように感じました。

つまり、これはいわゆる美人投票(実際に価値があるからではなく、みんなが値上がりすると思うから買う)ではないかという印象を持ちました。

ときどき取引が盛り上がって10ノットコインで買い付けたNILUが100ノットコインまで値上がりしたりする、バブルみたいな現象も起きるようです。

そう考えると、このサービスは美人投票やバブルを仮想敵に体験するためのトレーニング教材だと考えることができるのかもしれません。

気になるところ



今のところ、全体的な取引高はそれほど多くないため、かなり有名なアカウントのNILUでもまだまだ流動性が低いように感じます。

ましてや、私のような弱小NILUはほとんど取引が成立しません。

この辺はもうちょっと楽しめるようになっているとさらに魅力が高まるんじゃないかと思いました(開発された方は個人のようですので、ここまでシステムを作ってくださったことだけでも感謝しなければいけないですが)。

一つの方法は、NILUを発行しているアカウントの検索ができるようにして(今のところは総資金額、出来高、人気などのランキングが高い人以外を探す方法がないようです)、自分の知り合いのアカウントなどを見つけて上の1の「特定の人に何らかの関わりを持っているという満足感」を高めることが考えられます。

株式の持ち合いみたいで、あまり建設的ではないのかもしれませんが、今のままだと誰でも知っているアルファツイッタラーの方でないとNILUを購入してもらうことができず、飽きてすぐ退会してしまう可能性があるような気がします(実際、残念ながら退会するアカウントも少なくないように感じます)。

また、無料サービスであるため、かなりルールが緩く作られている印象で、別アカウントで買い煽りやさくらをしたり、退会と登録を繰り返すことで資金を増やすことももしかしたら可能かもしれないという感じがしましたが、このあたりは遊びとして良識を守って利用するほかないのかもしれません。

細かいことを言うと、NILUの発注数と価格を逆に入力してとんでもない注文をしてしまったことがあったのですが、発注前の確認などはあってもいいんじゃないかと思いました。

まとめ



注意すべき点もありますが、NILUは無料サービスとは信じられないほど充実したサービスですし、美人投票やバブルを体験できるところは面白いです。

普通の人がNILUを売り出してもあまり活発に取引されない理由の一つは、このサービス自体の認知度がまだそれほど高くないことだと思います。

読者の皆様がどんどん参入していただければ取引が活発になり、NILUの流動性も高まると思われますので、ぜひ一度試していただきたいものです。

NILU公式ページ
すいさくのNILU

【速報】LEVEL7エゾシカカレーを食べてみた

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以下のツイートで、LEVEL 7エゾシカカレーのことを知りました。
これは、北海道のサロベツ国立公園がある豊富町のサロベツベニソンで販売しているカレーで、なんと、エゾシカの肉が入っているというジビエ好きには見逃せない商品です。702円(税込)。

辛いものはあまり得意ではない私ですが、LEVEL7という辛さはどれくらいかという怖い物見たさもあります。

缶には「挑戦する鹿(シカ)ない!!」と書かれていたので、思い切って通販で注文してみました。

箱を開けてみると、こんな感じで届きます。クール便なので凍っています。
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缶も一緒に入っていますが、脂が分離しているため、常温で一日ほど置いた方がいいようです。

「ゲキカラ シカ」の文字に心が躍ります。
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こんなかわいいマスコット(豊富高校の生徒が考案したキャラクターのようです)も描かれています。
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鍋に開けるとこんな感じ。
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しばらく熱を通すととろみが出てきます。
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盛り付けたところ。意外とルーが多いのでちょっと失敗しました。
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カレーと言えばビール、ビールと言えばIPAということで、グランドキリンを奮発しました。
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さて、一口食べただけで口から火が出るという噂もあったこのカレーですが、どうでしょう。



モグモグ…。




モグモグ…。




あれ、口当たりはスパイシーですが、思ったほど辛くありません。

後味はどちらかというとマイルドで、甘みを感じます。

ビールは飲んでいましたが、水は必要なさそうです。

砂糖や脱脂粉乳、チャツネが入っているようなので、そのあたりでコクを出しているのでしょう。

いわゆる激辛商品は辛いだけで味がないものが多いですが、これは結構まじめに作っています。

目玉のエゾシカは高価なためか残念ながらあまり量は多くありませんが、歯ごたえがあり、赤味の肉を感じられます。

最後の方は辛味が蓄積してきてそれなりの辛さになり、汗もかき始めましたが、これくらいなら、辛いものが苦手な私でも何とか食べられます。

名前だけ激辛の商品が多い中で、それなりの辛味と旨みを感じられるこのカレーは個人的にはなかなか好印象を持ちました。

辛い物を食べているときは刺激で無我夢中ですが、いざ食べ終わると、もっとこの瞬間が続いてほしかったのに、と一抹の寂しさを感じます。

その余韻を楽しみながら、最後にスーパーで買ってきたカットスイカで口直しをしました。

今回はほかにもソーセージを2種類買いましたが、カレーがこれなら、かなり期待できそうです。

送料は千円強(場所によります)かかりますが、代引で簡単に注文できるので、興味がある方はぜひお試しください。

サロベツSUPER激辛カレー 190g商品ページ

※なお、辛さの感じ方には個人差がありますので、くれぐれもご無理はなさらないでください(一応「激辛につき体調にご不安な方、お子様、辛い味が苦手な方には、お勧めできません」と書かれています)。

私も、舌は全く問題ありませんが、胃腸が耐えられるかどうかには自信がありません。
→大丈夫でしたが、腹の中が熱く感じ、夜中目が覚めました(笑)。

投資も辛味もくれぐれも自己責任でお願いします。

<追記>
このカレーについてのレビュー記事を見つけました。

サロベツベニソン『サロベツSUPER激辛カレーLEVEL7』ドラマー涼の激辛ブログ『Eat with fire!』

食べてみます。
お、これはけっこう辛いぞ。
一口目から辛味がきます。
これはおそらく『18禁カレー』や『』Lee40倍』クラスの辛さだと思います。
これくらい辛ければ一応は『激辛』と謳っても差し支えないくらいは辛いです。
所謂激辛入門レベルです!

ということで、感想が似ているところもありますが、この記事を書かれた藤崎さんはかなりの激辛好き(つい先日マツコの知らない世界の激辛麻婆豆腐の回に出演されていましたね)のようで、このカレーは辛さレベル4に分類されている一方、レベル5や6の商品もレビューされています。

辛味が苦手な私としては恐ろしくてなかなか手が出ません。

いやー上には上があるのですねー。

※上のブログにも書かれています(ベテランの方には常識だと思います)が、ただ単に辛いだけならジョロキアなどのエキスを濃縮して大量にかければいいだけなので、旨味とセットで楽しめることが大前提ですし、当日の体調や気分によって感じ方が違い、以前は大丈夫でも今回はダメということもよくありますので、辛味を楽しまれる場合はくれぐれもご注意ください。

SMT米国株配当貴族インデックスオープンウォッチ2017年7月分

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恒例のSMT米国配当貴族インデックス・オープンウォッチ2017年7月分です。

まず、基準価額は前月比-6円の11,334円、純資産総額は-0.07億円の5.41億円となっています。

6月の約2億円の純資産総額の減少についてはまだ聞けていません(泣)が早く聞かないと。

問い合わせが電話だけで平日17時までなのでなかなかできていません。

お盆中に時間を見つけて電話すればよかったのですが、今度昼休みにでも聞こうかな。

ベンチマークとの乖離は、1ヵ月で-0.02%、3ヵ月で-0.18%、6か月で-0.41%、設定来で-0.92%と、前回(1ヵ月で-0.11%、3ヵ月で-0.21%、6か月で-0.50%、設定来で-0.90%)より若干小さくなっており、安心しました。

次に、組入上位銘柄は、

銘柄名業種組入比率
1AUTOMATIC DATA PROCESSソフトウェア・サービス2.20%
2AT&T INC電気通信サービス2.08%
3VF CORP耐久消費財・アパレル2.03%
4CHEVRON CORPエネルギー2.03%
5BROWN-FORMAN CORP-CLASS B食品・飲料・タバコ2.03%
6TARGET (DAYTON HUDSON)小売2.01%
7COCA-COLA CO食品・飲料・タバコ2.00%
8WAL-MART STORES食品・生活必需品小売り2.00%
9LOWES COMPANIES小売1.99%
10MCDONALD'S CORP消費者サービス1.99%

となっています。

ヘルスケア・医薬品業界が多くランクインした先月から一転して小売・消費財セクターが増えていますね。

VF CORPはランクインしたのは初めてでしょうか。

ターゲット、ウォルマート、ロウズなど小売が増えているのも印象的です。

また、組入比率が全体的に小さ目で、特に10位前後では2パーセントを下回っています。

インデックスの組入比率が均等なので毎月のパフォーマンスに応じてランキングが入れ替わるのは当然としても、これだけ変化があると、運用上の理由かも、と思ってしまいます。

インデックス自体の組入銘柄の入れ替えはあまりなさそうですが、理由はなんでしょう?

この辺りも、うまく問い合わせ窓口につながったら聞いてみます。

ダウ・ケミカルとデュポンがついに合併

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SBI証券の外国株式口座をチェックしていたら、ふと保有しているダウ・ケミカル(DOW)の表示に「!」マークがついていることに気づきました。

おそらく、ここ数年手続きが進められていたデュポンとの合併のことだろうと思って本日の注意銘柄を見てみたら、やはりそうでした。

一定期間が過ぎると上記リンクは見られなくなる可能性があるので、ひとまず重要そうな内容をまとめてみます。

基本的には、9月1日をもってデュポン(DD)・ダウ・ケミカル(DOW)の両社は合併、デュポンは上場廃止になり、ダウ・ケミカルが存続会社になるようです。

というわけで、

【合併】 Du Pont (DD):存続会社 Dow Chemical (DOW)、合併日9/1、1株当たりDOW 1.2820株で買収予定
【上場廃止】 Du Pont (DD):最終売買日8/31、廃止日9/1、Dow Chemical (DOW)による買収で上場廃止予定
【ティッカー・社名変更】 Dow Chemical (DOW):変更日9/1、DOW → DWDPとティッカー変更、Dow Chemical Co.→ DowDupont Incと社名変更

となるようです(上記はSBI証券の情報をまとめたものです)。

以前心配したように一般口座での扱いへの変更になることはなさそうなので安心しました。

新会社名はDowDupont Incということで、日本語表記は「ダウ・デュポン」になるんでしょうか。

デュポンというと日本でも結構馴染みがある企業だと思いますが、これからは「俺、フェラーリの株主なんだぜ」「俺、ディズニーの株主なんだぜ」「俺、ジョンソン・アンド・ジョンソンの株主なんだぜ」「俺、3Mの株主なんだぜ」(以下略)に続いて「俺、(元)デュポンの株主なんだぜ」が加わることになりそうです。

元デュポンというと昨年亡くなった元プリンスみたいですね。

合掌。

『マネーの公理』を読んで改めてリスクについて考えてみた

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1.はじめに



最近『マネーの公理』を読みました。

スイスの資産家の間で信じられているという12の「公理」を逸話とともにわかりやすく説明している本です。


詳しい内容については以下の書評が詳しいので、そちらに譲ることにしますが、この本の内容は私の考える投資スタイルとはかなり違うものの、ふと考えさせられることがありました。

『マネーの公理』(マックス・ギュンター)を再読(【L】米国株投資実践日記(旧称:レバレッジ投資実践日記))

2.全ての投資は投機である



この本で印象に残った箇所の一つは、第一の公理「リスクについて」の以下の部分です。

投機家というと、荒っぽく、軽率なチャンスを求めて駆り立てる者たち、といった印象が強いかもしれない。だから、あなたは投機家ではなく投資家でありたいと考えるかもしれない。投資家であるほうが、たしかに安全そうに聞こえる。(『マネーの公理』)

しかし実際には、何ら違いはない。(中略)「すべての投資は投機である。唯一の違いは、ある人はそれを認め、ある人はそれを認めないことだ」(『マネーの公理』)


実は、私は投資と投機(あるいはギャンブル)はゼロサム(あるいはマイナスサム)かどうかで区別されると考えて、以下のような記事を書いたこともあります。

投資とギャンブルの本質的な違いは?(サボテンのように資産を育てるブログ)

この考えは今でも変わっていませんが、『マネーの公理』で指摘されているように、「リスクがない投機(投資)はない」「ほとんどの人は、(投資と投機を区別することによって)自分でそうしたリスクを認識することなく投資を行っている」(カッコ内はすいさくによる追記)という指摘には耳が痛いものがあります。

3.全ての投資にはリスクがある



インデックス投資を含め、もちろん程度の違いはあっても全ての投資にはリスクがあります。

逆に言うと、リスクがあるからこそ、これらの投資は、預金などのいわゆる安全資産よりも高いリターンを得られる可能性があるということになるでしょう。

私は「投機」という言葉にはやはり抵抗があるので、今後も「投資」と「投機」は区別するつもりですが、

たとえ「投資」を行っていたとしても「投機とは違うから安全だ」と考えるべきではないということ

こそが「第一の公理」の意味することだと感じました(ベテランの方には当然すぎて書くまでもない話だろうと思いますが)。

4.リスクがあるのだから、資産が0になる可能性だってある



考えてみると、これほど明確ではないものの、自分でも同じようなことを感じていたことに気づきました。

よく、リスク許容度の説明で

「2σまでの下落は考えておきましょう」

「σ=0.15とするなら、年率30%くらいの下落までは十分にあり得る」

と言われますが、これは、あくまでも正規分布を仮定すれば約95%の確率でリターンの年率が2σの範囲に収まるということであって、残り約5%の確率ではそこからはみ出すこともあり得ます(このあたりの注意点については梅屋敷商店街のランダムウォーカーさんの「資産配分(アセットアロケーション)で勘違いしやすいポイント」が参考になります)。

しかし、さらに良く考えてみると、正規分布を仮定する限り、確率分布の裾は上下に無限に広がっているわけですから、

資産をほぼ全額失う

確率は(ものすごく小さいと思われますが)絶対に0にはなりません(正規分布以外の分布を仮定しても結論はあまり変わらないでしょう)。

考えてみれば、その辺を歩いていても事故に巻き込まれる可能性もありますし、家の中にいても地震が来るかもしれませんし、そもそも隕石が降ってきて地球の半分が壊滅してしまうかもしれません。

よく「投資は余裕資金で」と言われますが、これを深読みすると、単に年率2σの下落に耐えられるというだけではなく、ほとんど無視できそうなくらい小さい確率かもしれないとは言え、投資資金のほとんど全てを失う可能性もないわけではないという意味(初心者にいきなりそう言うと投資に踏み出せなくなるので言わないだけ)のような気がしますし、少なくとも私はそのつもりで資金を投じています。

というか、『マネーの公理』を読んでそのことに改めて気づきました。

5.最初から想定しておけば怖くない(と信じたい)



個人的にはこう考えると楽になりました。

「今、リスク資産に投じている資金が(ほんのわずかの確率とは言え)いきなり0になったら」

と自問してみると、生活防衛資金があるとは言えかなり厳しいですが、なんとかやりくりできなくはないように感じます(将来は、学生時代のように、大なべでもやしスープを作って食べる毎日になりそうですが)。

そう考えると、どんな大暴落が来てもそれよりはましです。

レバレッジをかけていない限り、資産が0より小さくなることはないわけですから。

また、こう考えることは狼狽売りを防ぐことにも役立つかもしれません。

なにせ、リーマンショックが来ようが、世界恐慌が来ようが、ドットコムバブルが来ようが、さすがに資産が文字通り0になることはまずないわけですから、売るだけ損です。

そういう意味では「すっごく小さい確率かもしれないが、資産を全部失って無一文になったら」ということを頭の中で一度シミュレーションしてみるのは無駄ではないのかもしれません。

なお、これが極端に流れると、今度は「資産が0になってしまえば同じだからどんな投資をしても良い」になってしまうかもしれません。

しかし、もちろん私はそう考えているわけではなく、2σルールや適切な分散投資などにより十分にリスクコントロールをした上で、なおそこから外れる可能性をリアルに想像しておくことも悪くないんじゃないかというのがこの記事の趣旨です。

6.おわりに



そんなわけで、今回、『マネーの公理』を読んだことをきっかけに開き直ってみましたが、この本の原書の初版の出版年は1985年のため、今読むと古さを感じる記述があります。

たとえば、「投機でなく投資だから安全だ」と勘違いして失敗した例として1971年に高値をつけた後株価が低迷していたGMが挙げられ、「(当時の)超優良株中の優良株であるIBMでも安全とは限らない」というようなことが書いてあるのですが、

IBM、25年前(この本の出版された直後)はオープン化とダウンサイジングに乗り遅れてだめだったじゃん!

IBM、今もアマゾン、グーグル、マイクロソフトに押されてまただめじゃん!(一応ホルダーです)

というわけで、個別株式のリスクはインデックス投資とは多少違うとは言え、「優良資産への投資だから安全」という言葉が一人歩きしてしまうことにはくれぐれも気をつけたいと個人的には感じました。

なお、この本では「長期投資を避けよ」など私の考えと若干違うことも書いているので、それを自分の中でどう整理すべきかは今も考えているところです(おそらく、この資産は絶対安全だから、愛着があるから、という理由だけで資金を引き揚げるべきときにそうしないことを戒めているのだと思います)が、それについてはまた別の機会に。

資産の整理を(ちょっと)した

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先日、リバランスも兼ねていろいろな資産を整理しました。

アクティブファンドの処分



まず、アクティブファンドとして少額保有していたひふみプラスと新生UTIインドファンドを全売却しました。

既に先日大部分を売却して残りは数万円という感じでしたが、

・SMT JPX日経中小型株インデックス・オープンも積み立て始めたこと
・インド株も好調すぎるくらい好調(割高)だと感じたこと

でそろそろ役割は終わったと判断しました。

新生UTIインドファンドの売却分はeMAXIS Slim新興国株式インデックスに充てました。

今後米国で利上げが進むと新興国株式は値下がりする可能性がありますが、もともと新興国株式の割合は少なかったので、ここは大きくいじらないことにします。

米国株式の一部売却



かねてから、どちらにするか迷ってVOOとVTI、HDVとVYMの両方を保有していましたが、

・VTIとHDVを継続保有することに決めたこと(理由はこちら
・株式クラス全体の割合が増えたため、バランスを取ろうと思ったこと
・勢いで買ってしまったハイテク銘柄の一部を処分しようと思ったこと

で、VOOを228ドルで全売却し、VYMとAMDに売りの指値を入れています。

もしかしたら、このまま調整が入って一部売却しそこねるものも出てくると思いますが、そこはあまり気にしないつもりです。

売却してできた資金はとりあえずそのまま投資待機資金として置いておく予定です。

大分すっきりしたが



今回は、このところの上げ相場で株式クラス全体の割合が増えたこともあり、思い切って断捨離しましたが、投資を始めた直後は興味が散漫でいろいろなファンドを買っていたため、まだまだ保有資産はごちゃごちゃしています。

特に、先進国はニッセイ、たわら、新興国はFunds-i、たわら、全世界で三井住友全世界海外株式と何種類も持っているので、どこかの段階でもっとすっきりさせたいと思っていますが、乗り換えには税金や手数料がかかるため、こちらのタイミングはもうしばらく考えてみたいと思います。

ひかりTVをHuluに変えた話

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1.はじめに



私は、最近はほとんど地上波を見なくなりました。

見るのは、鉄腕DASHとブラタモリ、代表戦くらいでしょうかね。

気が短くなってきたのか、バラエティーの進行の遅さ、VTRの使いまわし、ひな壇のタレントの掛け合いのだるさにどうにも我慢できなくなってきたのです。

その代わりに最近までひかりTVを契約していたのですが、固定費用の削減も兼ねてHuluに変えたので、今回はこのことについて書いてみます。

2.ひかりTVとは



詳細は公式ページを見ていただくとして、インターネットを使ってストリーミングとオンデマンドでテレビ放送・映画・ビデオの視聴が楽しめるサービスです。

うちは、約50チャンネルが見られるテレビおすすめプランに入っていました。

・基本料金2500円
・チューナーレンタル料500円
・消費税

などを合わせて月

約3000円(税込)

かかりました(最近は2年間契約することを条件に1000円安くなるようです)が、海外ドラマやナショナル・ジオグラフィックチャンネル、TBSニュースバードなどのニュース専門チャンネルなど質の高い番組が見られるので満足でした。

3.Huluもすごかった



そんなある日、Huluのことを聞いて無料体験をすることになりました。

Huluは、オンデマンドのビデオ・映画を中心にPC、タブレット、スマートフォンなどで楽しめるサービスで、なんと月額

税抜933円(税込1008円)

とひかりTVの1/3です。

料金の安さは魅力でしたが、サービスが始まった当初は基本的にオンデマンドで、ニュースなどのストリーミングには対応しておらず、見られるビデオも旧作が多かったので、あまりよいイメージはありませんでした。

とりあえず無料期間だから、と試してみると、意外と見たいと思うドラマや映画が配信されています。

さらに、「リアルタイム」というメニューがあることに気づきました。

なんと、いつの間にかオンデマンドだけではなく、以下のようなストリーミング配信のサービスも開始していたようです。

・MTV
・FOXチャンネル
・ナショナル・ジオグラフィックチャンネル
・BBCワールド(日本語版・英語版)
・CNN US
・日テレニュース24

ひかりTVが気に入っていた理由の一つはニュース専門チャンネルやナショナル・ジオグラフィックチャンネルなどが見られることでしたが、なんと、見たかったチャンネルがほとんど入っています。

特に、CNNはひかりTVでは見られず、料金(約2000円)を払って追加で見ようかと思っていたところだったので、それがほかのサービスと全部合わせて1000円ほどで見られるHuluは魅力的です。

さらに、ひかりTVで良く見ていたロイターの米国市場ニュースがロイターのウェブサイトでも見られることも分かりました。

これで、ひかりTVを選ぶ理由がほぼなくなってしまいました。

4.ひかりTVさん、さようなら



というわけで、かれこれ7年ほど利用していたひかりTVとの契約を切り、チューナーも返却して、Hulu一本にしました。

唯一の欠点は、タブレットやスマートフォンで見るのは簡単ですが、Huluはテレビで見るのが少し不便であることです。

これを解決するために、現在Amazon Fire Stickの購入を考え中です。



現在、自分のニーズに合うかどうか情報を集めているところですのが、DAZNでJリーグの試合も見ることもできたりするので、悪くない選択なんじゃないかと思っています。

もし使用しているという方がいらっしゃったら、ぜひ感想を教えてください!

これで多少固定費の削減はなりましたが、まだ携帯電話という大物が残っています(最近携帯の調子が急に悪くなり、端末はiPhoneと決めていたので割高なのを承知で大手キャリアにしてしまいました)。

契約が若干残っていますが、どのタイミングで切り替えるのがいいか少しずつ考えるつもりです。

今月は苦戦?すいさくファンドの2017年7月までのパフォーマンス

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すいさくファンド(愛称:サボテン)の2016年10月~2017年7月分パフォーマンスです。

※すいさくファンドとは、私がサテライトで運用している日本個別株式+J-REITからなる資産につけた愛称です

ここ1ヵ月ほど日経平均は横ばいの動きが続いていましたが、すいさくファンド(仮)のパフォーマンスはどうだったのでしょうか。

まずは、月末における累積リターンの比較です。

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すいさくファンドはジグザグな動きをしていますが、この間に日経平均もTOPIXも猛追しています。

過去1ヵ月の日次データ(記録している分だけ)はこんな感じです。

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ベンチマークおよびすいさくファンド(仮)の7月末における累積リターンは以下の通りです(カッコ内は先月末の累積リターン)。

すいさくファンド(仮) +24.32% (+27.80%)
TOPIX +22.36% (+22.78%)
日経平均 +21.13% (+22.92%)

TOPIXと日経平均はほぼ横ばいでしたが、この1ヵ月すいさくファンドは一人負け。

一時は5%以上あった差も、先月じわじわ縮まり、特にTOPIXとは7月末の段階で約2パーセントまで差が縮まっています。

これは、第一生命HD、日産自動車、など組入比率がトップクラスの銘柄の不振に加え、バリューコマースやコシダカHD、シャープのように、これまですいさくファンドをけん引してきた中堅どころのボラティリティがここにきてかなり増していることが理由だと思われます。

先月は先月で出来すぎだったので、こういうときもあると思います。

上位組入銘柄は業績がそれほど悪いわけではないので、長期的なパフォーマンスに期待です。

また、組入比率上位銘柄は以下の通りです(7月31日時点、カッコ内は先月末の組入比率)。


銘柄名7月末の組入比率6月末の組入比率
1第一生命HD(8750)23.68%26.06%
2日産自動車(7201) 14.26%15.10%
3ジャパン・ホテル・リート(8985)9.88% 10.22%
4バリューコマース(2491)8.49%9.01%
5コシダカHD(2157)5.94%5.79%
6シャープ(6753)4.81%5.36%
7山崎製パン(2212)4.12%4.32%
8カシオ計算機(6952)3.81%3.78%
9良品計画(7453)3.49%3.61%
10エックスネット(4762)2.78%2.76%


上位組入銘柄の株価が下がったこともありますが、上位への極端な集中が減ったことは前向きに捉えたいものです。

先月末のすいさくファンドは苦戦する場面も多かったですが、さてさて来月はどうなるでしょうか。

これからも、サボテン栽培のノリで気長にウォッチしたいと思います。

なお、この記事は同様の投資法を推奨するものではありません。

くれぐれも投資は自己責任でお願いします。

2017年7月末のアセットアロケーション

1707.png

恒例のアセットアロケーション、2017年7月分です。

例によって、グラフの作成にはバリュートラストさん(最近相互リンクさせていただきました!)のアセットアロケーション円グラフメーカーを使用させていただいています。

7月はほぼ毎月の積み立て分で終わったため、あまり大きな動きはありませんでした。

ただし、SMT JPX日経中小型株インデックス・オープンの積み立てを少額だけ開始し、先日の決算がイマイチで株価が下がっていた3Mを198ドルで少額だけ買い付けました。

これにより、現金の割合が少し減り、国内株式・先進国株式・新興国株式がそれぞれ微増しています。

特に、新興国株式の割合は少しずつ増えています。

新興国に関してはこの調子でじわじわと増やすつもりです。

今月まではたわら新興国株式を積み立てていましたが、来月からeMAXIS Slim新興国株式に切り替えるかどうか思案中です。

特に、新興国株式のインデックスファンドはこれまでのファンドの信託報酬率がどうしても高めだったので、Slimの低コストにはかなり魅力を感じています。

また、日本株式は思ったより増えてきたので、リバランスする必要があるかもしれません。

特に、SMT JPX日経中小型株インデックス・オープンとかぶってしまうひふみプラスは私にとってはそろそろ使命を終えた可能性もあります。

最初の頃に保有していて、間違えて売却せずにいた新生UTIインドファンドも、ここ半年でかなり値上がりしたので、売却して新興国のインデックスファンドに一本化しようかとも考えています。

しばらく投資を続けてきて、少しずつ自分に合うスタイル・合わないスタイルが分かってきたので、そろそろ保有資産を整理してシンプルにするときが来たのかもしれません。

この辺りはもう少し考えてから結論を出すつもりです。

アセットアロケーションの画像が溜まったら、どこかの時点でGIFアニメで変遷が分かるようにしたいと思っていますが、実現したら(少なくとも私には)楽しそうです。

なお、生活防衛資金や家族の保有資産などはこの中に入れておらず、あくまでも私が「運用」している資産だけに限っているのでご注意ください。