インデックス投資は「アキバ掘り」に似ている!?

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1.はじめに



私が子供の頃にすがやみつる先生の『ゲームセンターあらし』というマンガがありました。

今やほとんど死語になったゲームセンターで小学生の主人公がライバルたちとゲームの腕を競い合うマンガですが、アニメにもなったのでご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。

さて、このマンガの初期によく扱われたゲームに「平安京エイリアン」があります。

実は、私は、インデックス投資のアイディアを聞いたときから、この「平安京エイリアン」の「アキバ掘り」という戦法に似ている、と感じていました。

2.平安京エイリアンのルール



平安京エイリアンは、プレーヤーが操作する検非違使(けびいし)がほぼ碁盤目状に通りが整備された平安京を縦横無尽に動き回り、ツルハシで地面に穴を掘って埋めることによってエイリアンから街を守る、というゲームです。

基本ルールは以下のようなものです。

1. 地面に掘った穴にエイリアンが落ちているうちに穴を埋めるとエイリアンを倒せる
2. しかし、穴に落ちてもしばらく放置していたり、ほかのエイリアンが助けに来たりするとエイリアンは穴から出てくる
3. 画面上のエイリアンを全て倒すと一面クリアとなり、エイリアンの数が増えて次の面に進む
4. 検非違使(ゲーム開始時は3人)が全員エイリアンに捕まって天に召されるまで上記を続ける

これだけ聞くと初見の方にはイメージしにくいゲームかもしれません。

詳しくは、以下のサイトをご覧いただいた方がわかりやすいと思います(一番上の無料ゲームのルールの説明が一番分かりやすいような気がします)。

おすすめ無料ゲーム:平安京エイリアン
平安京エイリアンオフィシャルページ
Wikipedia 平安京エイリアンの項
PC-8001用平安京エイリアンのプレー画像(YouTube)

3.平安京エイリアンのさまざまな戦法



このゲームのポイントは

・エイリアンたちの通り道にいかに効率的に穴を掘り、エイリアンが穴に落ちたらいかに効率的に埋めるか
・どうすればいざというときの逃げ道を確保できるか

ということだと思います。

たとえば、こんな風に十字路に穴を掘ってエイリアンが来るのを待つのは一点集中投資に似ているかもしれません(緑のブロックが壁、紺色が道、人のアイコンがプレーヤー、○が穴)。

プレー画面その1

エイリアンが上下左のいずれかから来てうまく穴にはまってくれればいいのですが、穴は1個しかありませんし、右側からエイリアンが来たら逃げ場がない(一度掘った穴は埋めるまで通れない)ので瞬殺されてしまいます。

このような欠点を補う戦法として、「隠居掘り」というものがあります。

隠居掘り

このように、プレーヤーの左右しか通り道がないのであれば、その左右に穴を掘っておけばどちらからエイリアンが来ても身を守れるので、先ほどよりリスク分散が進んでいます。

左の穴も交差点を外すことで、一度にたくさんのエイリアンが来てパニックになる可能性を抑えています。

しかし、これにも欠点があります。

基本ルール2に書いたように、エイリアンが2匹まとまって左右のどちらかからやってくると、せっかく掘った穴が無効になり、反対側には穴があって逃げられないため、やはり瞬時に詰んでしまいます。

つまりまだリスク分散が足りないのです。

さらにこの欠点を補うのが以下の「アキバ掘り」です。

秋葉掘り

ここまで来ると、上下左右どこからエイリアンが来ても対応することができます。

投資で言えば、国内株式でも先進国・新興国株式でも債券でもどんと来いという感じでしょうか(笑)。

このゲームではこの4方向以外から相手が来ることはありませんので、これで最大限分散が効いていることになります。

さらに、エイリアンが2匹つながって来た場合もある程度逃げ道が確保されているため、隠居掘りよりはリスクは少ないですし、それぞれの穴は交差点に掘っているため、隠居掘りよりエイリアンを穴に落としやすく、せっかくのチャンスも逃しにくくなっています。

「アキバ掘り」というのは、4方向に穴を掘るのが秋葉原駅の形に似ているため(秋葉原駅前の交差点に似ているという説も聞いたことがあります)名づけられたようですが、私にとって、これがまさにインデックス投資のイメージでした。

4.「アキバ掘り」のどこがインデックス投資に似ているか



つまり、「アキバ掘り」は、

・シンプルで実行しやすく
・考えられうる全ての投資機会(さまざまな方向から来るエイリアンの捕獲の機会)を逃さず
・いざというときのリスク分散もしやすい

ことが特徴であり、これはインデックス投資と共通しているように感じます。

一方、この戦法には、

・エイリアンが来るのをずっと待っていなければいけないので、飽きる可能性がある
・エイリアンを倒す(高得点を得る)のに時間がかかる

というデメリットもあります。

これもインデックス投資に似ているような気がします。

特に、一度アキバ掘りをしていたのに、なかなかエイリアンが来ないのにしびれを切らし、せっかく掘った穴を埋めて自分から打って出たらエイリアンに取り囲まれ瞬殺されてしまうことがありますが、これは、パフォーマンスが上がらないと投資スタイルをコロコロ変えてかえって失敗してしまうのに似ているかもしれません。

5.おわりに



『ゲームセンターあらし』ではこのゲームは「東大生が作ったゲーム」として何度も取り上げられたため、当時の私には憧れのゲームでした。

さすがにこのゲームが流行ったときにはまだ幼かったため、私はリアルタイムではプレーしたことはありませんが、その後PCやゲームボーイに移植されたときは喜び勇んでプレーし、アキバ掘りの優秀さを実感しました。

そんな私の性格にはインデックス投資は合っているように思います。

時間が多少かかっても、これからも国際分散投資を行いながら、棚からぼたもち…じゃなかった、世界中の経済活動の成果をじわじわと得ていきたいと思います。

あまりにもネタが古すぎて、分かっていただける方が極端に少ないんじゃないかという不安はかなりありますが(途中で、なんで俺こんな記事を熱心に書いているのだろうと我に返ってしまいました(笑))、とりあえず今日はこんなところで。

SMT米国株配当貴族インデックスオープンウォッチ2017年6月分

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恒例のSMT米国配当貴族インデックス・オープンウォッチ2017年6月分です。

まず、基準価額は前月比+169円の11,340円、純資産総額は-2.22億円の5.48億円となっています。

以前も書いたように、この2億円分の内訳が謎ですが、運用会社に問い合わせようと思っていながらなかなかできないでいます。

ベンチマークとの乖離は、1ヵ月で-0.11%、3ヵ月で-0.21%、6か月で-0.50%、設定来で-0.90%と、設定来は仕方がないものの、1ヵ月~6ヵ月の全てで前回(1ヵ月で-0.05%、3ヵ月で-0.16%、6か月で-0.48%)より広がっているのは気になります。

これまで11月のトランプラリーの影響かと思っていましたが、グラフを見るとベンチマークとの差が広がっているのはむしろその後、12月くらいからですね。

この辺りも後で聞いてみます。

次に、組入上位銘柄は、

銘柄名業種組入比率
1BARD C R INCヘルスケア機器・サービス2.37%
2MCDONALD'S CORP消費者サービス2.19%
3ABBVIE INC医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス2.17%
4ABBOTT LABORATORIESヘルスケア機器・サービス2.14%
5S&P GLOBAL INC各種金融2.12%
6MEDTRONIC PLCヘルスケア機器・サービス2.10%
7JOHNSON & JOHNSON医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス2.08%
8FRANKLIN RESOURCES INC各種金融2.07%
9SHERWIN-WILLIAMS CO/THE素材2.07%
103 M COMPANY資本財2.07%

となっています。

今月はヘルスケア・医薬品業界が多くランクインしましたね。1位のC.R.BARDは先月以上に組入比率が上がっています。

今回はそれほど特筆すべきことはないように思いますが、純資産総額、乖離の件と、もうすぐ設定されてから1年になるので、そのときのパフォーマンスがどうなるかについて注目したいと思います。

最近は高配当戦略についての疑問(特に、課税を考えると不利ではないかという点)も多く見かけるようになりました。

課税に関しては全くその通りだと思いますし、純資産総額が小さく、それなりの乖離が発生していることを考えると慎重に判断しなければいけませんが、自分の場合は、このファンドを買うことで米国個別株への投資を思いとどまらせる効果もあるので、積立金額は変えても保有はし続けるつもりです。

「普通の人でもできる○○」のワナ

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1.はじめに



よく「普通の人でもできる○○」ってあるじゃないですか。

私はこの手のものを見たら一度は疑うようにしています。

なぜなら、そもそも書き手が「普通」の方でなかったり、自分の方が、書き手が想定する「普通」から外れていたりして、ほとんどの場合内容が合わないからです。

2.「大炎上唐辛子」の例



たとえば、最近、アサヒグループ食品から「大炎上唐辛子」という商品が発売されました(セブンイレブンの店舗または通販サイトで買えます)。インターネットを見ると、「罰ゲーム並みの辛さ」なんて書いてあります。

セブン‐イレブンの「アサヒ 大炎上唐辛子」を試食 罰ゲーム並みの辛さ(Livedoor NEWS)

というわけで、わくわくして食べてみました。

…が、思ったほど辛くなくてびっくりしました。

心地よい辛さという意味では許容範囲ですが、正直言ってもっと辛いものを期待していたので完全に拍子抜けです。

個人的には、これなら子どもでも大丈夫な辛さだと思います(地方にもよりますが、タイ人なら普通に子どもでも食べている辛さですし、自分も子どものころからこれくらいは食べていたなあ、というレベル)。

黄色で「CAUTION」という表示がたくさん入って、「激辛」とか「大炎上」というネーミングをしている割には物足りないと個人的には感じます(注:最後までお読みください)。

3.私は「普通」の人



いや、私は、どこにでもいるような普通の40代サラリーマンです。

辛いものは嫌いではありませんが、どちらかという得意ではありません。

タイ料理屋で、辛い辛いと言いながら涙目になって、出された唐辛子を食べきれなかったことが何度もあります。

周りには自分より辛いのが得意な人がいくらでもいます。

私なんて、彼らの足元にも及びません。

そんな普通の人間からしてみても、この「大炎上唐辛子」は「大炎上」というほどではないんじゃないかというレベルです。

4.何かおかしくない?



ここまで読んで「自分は本当に辛い物が苦手なのだが、面白そうだから自分も試してみよう」と思われた方(たぶん、いらっしゃらないと思いますが)には、やはり慎重に判断することをお勧めします。

なぜなら、私の「普通」と読者の方の「普通」は実は全然違うかもしれないからです。

一応、自覚はありますが、たぶん私の辛味への耐性は平均的な日本人としてはかなり高いと思います。

さすがにタイ人平均よりは低いと思っていますが、タイ人の友人と同じものを食べて、相手は辛くて食べられないのに私は平気なこともよくあるので、たぶん、世界レベルでも上位数割には入るような気がします。

身の回りには私より辛味好きの人間はたくさんいますが、それはきっと類は友を呼ぶ、でたまたま似たような嗜好の人間が集まっただけなのだと思います(もちろん当人たちはいたって「普通」だと思っているわけですが)。

つまり、書き手のいう「普通」は何か、ということを押さえておかないと、とんでもない勘違いをしてしまう可能性もありますし、書き手もこのことをある程度自覚する必要もあるように感じるのです。

5.同じことはほかにも言えそう



投資、節約、ダイエット、英会話、など、「普通の人でもできる○○」という本や記事はたくさんあります。

書き手は必ずしも紛らわしい書き方をしているつもりはないかもしれませんが、無意識に「普通」を自分自身と同じところに設定しているため、実際は必ずしも一般化できないこともあるでしょう。

こういうときには、読み手としては、その書き手が設定する「普通」がどこにあるのか考えた方が安全だと思いますし、逆に、そう考えることで、書き手の「普通」と自分の「普通」のずれが分かって、より記事の主旨を深く理解できるようになるかもしれません。

たとえば、ダイエットの場合、食事制限と適度な運動さえしていれば成功確率はかなり高いはずですが、「普通の人でもできる食事制限と適度な運動をするだけダイエット」というタイトルの本があったら、疑わしいと思う方は多いでしょう。これは、食事制限と適度な運動をきちんと実行できるのはもはや「普通の人」ではないと思われるからです。

でも、逆に、「書き手の考える『普通』の要素で自分に足りないものは何か」と考えると、自分にとって運動をする時間が作れるかどうか(あるいは時間を作るにはどうしたらよいか)、食事制限をするための工夫は何か、と自分の環境に引き付けて応用することができるかもしれません。ここまで考えるなら、決して上記の(架空の)本は無駄ではないと思います。

6.終わりに



個人的には、厳密な意味での「普通」などというものはこの世に存在しないと思っていますが、「超人だけが成功する○○」というタイトルでは本の売り上げも期待できないでしょうから、「普通の人でもできる○○」は一種の必要悪なのだと解釈しています。

これに対して読み手や書き手の立場からできることは、上にも書いたように、話題に上っている「普通」はどんな意味か、立ち止まって考えることなのではないでしょうか。

余談



それにしても、日本で一般に流通しているものには、私のような「普通の人」が本当に辛いと思う商品は残念ながらほぼ皆無です(最近中本の北極ラーメンがセブンイレブンで発売されていますが、これはまずまず)。

ジョロキアという世界最辛の唐辛子(ハバネロの数千倍?の辛さだとか)を個人輸入することもできるらしいので、いつか試してみるかもしれません。

もちろん、旨味があっての辛味ですから、その場合は自分で料理を工夫してみる必要があるでしょうね。

【クイズ】セブンイレブンで北極ラーメンを探したたかしくん

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私は、人生に辛味が必要だと思っています。

ええ、辛味です。

タイ料理も好きですが(特にサイクロークという東北地方のソーセージが好きだと言って都会のタイ人にひかれた経験あり)、ローテーションでよく行くのが中本です。

私の一番推しは冷やし味噌(スープが熱いのに冷やし味噌なのが謎)ですが、先日、フォロワーさんから北極ラーメン(上の写真)のカップラーメンがセブンイレブンで売られているという情報をいただいて、いくつか店舗を探してみた結果、次のような問題ができました。
すると、思いのほか反応がありました。

解答例は、

・大人買い各30個
・レジ(ダンボール2箱)と棚にあった北極が次の日に完売していたのはもしや貴殿らか!?
・どこにもたかし君が買ったなんて書いてないからZERO!
・買ってきたのではなくてパクってきた。
・15.629個かな?
・全部食べたので0個
・たかしくん!

ということでしたが、なんと正解は…。

(しばらく考えてからスクロールさせてください(笑))

「ワクワクする」のは投資の手段と目的のどちらか

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1.はじめに


投資という行動がワクワクするものなのかどうか、がときどき話題に上ります。

先日もコモンズ投信の渋沢氏が以下のようなコラムを書かれていました。

インデックス投資 ワクワク感は得られるか(渋沢健)(NIKKEI STYLE)

このコラムによると、アクティブファンドへの投資には「投資先の企業の持続的な価値創造にかかわり、社会をより良くしたいという投資家としての未来志向の行動」が含まれるが、インデックスファンドにはそれがないため、ワクワク感があるかどうか疑問だとしています。

これはこれで面白い問題提起だと思いますが、このような話題が出るたびに気になっているのは、「ワクワクする」のははたして投資の手段(手法)と目的のどちら(あるいは両方)なのかということです。

2.「手段」に関するワクワク感


自分のなけなしの資金を何らかのプロジェクトに投じるのであれば、それが社会のために役立ってほしいと思うことは自然な感情ではないかと思います。

もし投資家がその点を重視し、集めた資金が適切に運用・利用されるのであれば、アクティブファンドやクラウドファンディングの存在意義は必ずしも否定できないでしょう。

また、個別株式投資のように、企業の一部を所有し、苦楽を共にするという感覚を強く与えるような投資手法もあります。

さらに、投機的側面が強くなり、自分が考える中長期的な投資とはかなり違いますが、刻一刻と値動きがある株やFXのデイトレード・スウィングトレードも「ワクワクする」からやっているという人もいるでしょう。

これらは、手段(投資手法)それ自体が「ワクワクする」ものだと言えるかもしれません。

3.「目的」に関するワクワク感


一方、上で述べたものとは別に、投資目的(あるいは結果)に関して「ワクワクする」こともありそうです。

たとえば、中長期的な資産形成をすることが目的であり、少しずつ自分の資産を増やしていくことで将来の生活を豊かにしたいと考えるのであれば、(たとえそれが老後の生活防衛の意味合いが強くても)ワクワクしないはずがありません。

もう少し短期的なものも、必要に応じて資産の一部を取り崩し、旅行に行ったり、車を買ったり、かけがえのない経験をするために使うのであれば、それも「ワクワクする」目的であるように思えます。

つまり、たとえ投資手法それ自体はそうでなくても、投資目的によって「ワクワクする」ことはあるのではないかと感じるのです。

4.自分の場合


この分類で言えば、自分は、手段と目的の両方にワクワクしていると言えるかもしれません。

まず、「自分が感じるインデックス投資の面白さ」でも書いたように、私は数字が変わるが変わり過ぎないこと、山登りのように一歩一歩資産を積み上げていけること、世界経済の箱庭を作れること、また、うまくファンドを組み合わせることによりかなりカスタマイズもできることなどから、インデックス投資は非常に心地よく、ワクワクしながら投資を行っています。

また、サテライトとしてすいさくファンド(愛称:サボテン)で運用しているような個別株投資は、企業の成長(あるいは危機)とともに歩む感覚を持てるため、これはこれで楽しいです。

これらの意味では、手段(投資手法)それ自体に対しても「ワクワク感」を持っていることは間違いありません。

一方、投資手法に関わらず、資産が少しずつ積み上がることで、私は自分の未来が明るい方向に動いていくようなイメージも持っています。

日々の暮らしを見つめながら適度に支出し、貯金をしたり、リスク資産にも投資したりしながら資産全体を少しずつ増やしていく行為はそれ自体とても楽しいです。

これは、単に「お金が好き」ということかもしれませんし、「貯金が趣味」というのに似ているのかもしれません(笑)が、それによってより自分が自由になれる(ように感じる)のであれば、とても前向きに取り組めるように感じます。

つまり、自分は投資の「目的」に対してもワクワクしながら過ごしているように思うのです。

5.人によって感じ方は違う


もちろん、感じ方は人によって違うでしょう。

投資手法そのものには全く「ワクワク感」を持たなくて良いという方にとっては、前掲の記事のように投資手法がワクワクするかどうか、という問いはそれ自体無意味な質問のように思われるでしょう。

また、手段に関して「ワクワクする」ことは、短期の結果に一喜一憂することと紙一重であり、あえて「ワクワク」しない手段を選びたいという方もいらっしゃると思います。

そもそも、投資手法より仕事や趣味、家族・友人と過ごす時間に「ワクワクしたい」ので、投資に多くの時間を割くことは避けたいという方もいらっしゃるに違いありません。

そういう意味では、「手段(投資手法)そのものがワクワクする(すべき)」かどうか、は人それぞれに任せればいいのではないでしょうか。

一方で、「貯蓄から資産形成へ」という言葉に代表される投資の普及を目指すのであれば、投資目的の「ワクワク感」はもっと伝わってもいいような気がします。

「なぜ投資しているの?」と聞かれたら、みなさんそれぞれ理由をお答えになるのではないでしょうか。

その中には「老後不安に備えて」というどちらかというとネガティブなものも含まれているかもしれません(私の場合も一番のきっかけはそうです)が、それを何とかしようと投資を始めたのなら、それ自体前向きで「ワクワクする」ことのように思います。

そういう体験をポジティブな言葉で語ることは、決して悪いことではないと個人的には感じます。

すいさくファンド(愛称:サボテン)の目論見書(もどき)を作ってみた

じゃじゃーん!!

長らく(仮)だったすいさくファンドの正式名称が決まりました!

※すいさくファンドとは、私がサテライトで運用している日本個別株式+J-REITからなる資産につけた愛称です

きっかけは、フェニックスさんのこのツイート。

たしかに、サボテンのように資産を育てることを目的にしたファンドなので「サボテンファンド」はいい名前ですが、「すいさくファンド」もゴロが良くて気に入っています。

そこで、2つを一緒にして、すいさくファンド(仮)の正式名称を「すいさくファンド(愛称:サボテン)」とすることにしました!

これで長年の懸念がすっきりしました。

さて、すいさくファンド(愛称:サボテン)の名称決定を祝い、以下に目論見書の(ような)フォーマットでファンドの目的を改めてまとめてみることにしました。

2017年6月末のアセットアロケーション

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恒例のアセットアロケーション、2017年6月分です。

本当は数日過ぎて7月始めの内容になっていますが、あまり気にしないでいただければ幸いです(笑)。

例によって、グラフの作成にはバリュートラストさんのアセットアロケーション円グラフメーカーを使用させていただいています。

6月はほぼ毎月の積み立て分で終わったため、あまり大きな動きはありませんでしたが、原油価格の下落でロイヤル・ダッチシェルBの株価が一時下がっていたため、若干買い増しをしました。

これにより、現金の割合が少し減り、国内株式・先進国株式・新興国株式がそれぞれ微増しています。

新興国株式の割合はもうちょっと増やしたいところですが、今は新興国株式が好調なので、あまり焦らずじわじわと割合を増やす方向です。

資産全体の金額がだんだん積み上がってくると、よほど大きい動きがない限りアセットアロケーションも変わり映えしませんね。

すいさくファンド(仮)の運用も今のところは好調なこともあり、国内株式の割合がちょっと大きめなのが気になりますが、あまりいじらない方が得策だろうと考えています(単なる根性なしとも言います(笑))。

6月は配当シーズンでもあり、国内外の個別株式に対してちょこちょこ配当が入っていましたが、税金の上では微妙とは言え(ほとんどNISAなので国内分はほぼ非課税です)、配当が入るとなんとなく嬉しいですね。

毎月、毎月、微妙な変化ですが、継続して見ているとじわじわと変化の跡が表れていて面白いです。

相場が荒れたときもなるべく腐らずに、これからもサボテンのようにウォッチを続けたいと思います。

なお、生活防衛資金や家族の保有資産などはこの中に入れておらず、あくまでも私が「運用」している資産だけに限っているのでご注意ください。

すいさくファンド(仮称)の2017年6月までのパフォーマンス

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すいさくファンド(仮)の2016年10月~2017年6月分パフォーマンスです。

※すいさくファンドとは、私がサテライトで運用している日本個別株式+J-REITからなる資産につけた愛称です

6月は日経平均が2万円を回復するなど上げ調子の相場が続いていますが、すいさくファンド(仮)のパフォーマンスはどうだったのでしょうか。

まずは、月末における累積リターンの比較です。

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6月は日経平均・TOPIXともに好調でしたが、すいさくファンド(仮)もそれ以上のパフォーマンスを見せ、累積リターンの過去最高を更新しています。

ベンチマークおよびすいさくファンド(仮)の6月末における累積リターンは以下の通りです(カッコ内は先月末の累積リターン)。

すいさくファンド(仮) +27.80% (+22.87%)
TOPIX +22.78% (+18.57%)
日経平均 +22.92% (+19.50%)

TOPIXが約4%、日経平均が約3%のプラスとなりましたが、すいさくファンド(仮)は約5%のプラスと差が広がり、ベンチマークとの差は約5%となっています。

まあこういうときもあると思いますが、上位2つの銘柄以前とは違い、今回は組入割合が3位以下の銘柄のパフォーマンスが比較的良かったようです。

また、累積リターンの日次データに関して記録していた分をまとめたのが以下のグラフです。

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今月もベンチマークとほぼ同じ動きをしています。ついたり離れたりという感じですね。

また、組入比率上位銘柄は以下の通りです(6月30日時点、カッコ内は先月末の組入比率)。


銘柄名6月末の組入比率5月末の組入比率
1第一生命HD(8750)26.06%25.53%
2日産自動車(7201) 15.10%15.15%
3ジャパン・ホテル・リート(8985) 10.22%10.61%
4バリューコマース(2491)9.01%8.37%
5コシダカHD(2157)5.79%5.38%
6シャープ(6753)5.36%5.39%
7山崎製パン(2212)4.32%4.70%
8カシオ計算機(6952)3.78%3.94%
9良品計画(7453)3.61%3.81%
10エックスネット(4762)2.76%2.81%


以前買いつけていたエックスネットがツクイを抜いて10位に入りましたが、僅差なのでまた逆転する可能性はありそうです。

先月末と比較した増減はまちまちですが、バリューコマースとコシダカHDは株価が伸びたこともあり、若干組入比率が上がっています。

配当シーズン(?)だけあり、いろいろな企業から配当や株主通信が送られてきました。

あくまでも少額に留めているとは言え、こんな風に形になるのは楽しいですね。

先月末のすいさくファンド(仮)は比較的良いパフォーマンスでしたが、相場が好調なときほど慎重になりたいものです。

これからも、サボテン栽培のノリで気長にウォッチしたいと思います。

なお、この記事は同様の投資法を推奨するものではありません。

くれぐれも投資は自己責任でお願いします。