なんとSBI証券で米国株式・ETF出庫手数料全額負担キャンペーン!

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ついに、SBI証券が本気で他社のシェアを奪いに来たようです。

米国株式の入庫で移管手数料全額負担!(SBI証券ウェブサイト)

米国株式、米国ADR、米国ETFを対象(米国REITは対象外)として、2017/5/30(火)~2017/7/31(月)までに他社からSBI証券に移管入庫した場合、規定の手続きに従って領収書を送ると、他社の出庫手数料を全額還元する!というキャンペーンです。

以前、SBI証券でやはり米国株式に関するキャッシュバックキャンペーンを行ったとき、出庫手数料は自己負担で、新たに買付を行う場合の手数料がキャッシュバックされることを知り、印象と違うのではないかと嘆きましたが、今回は正真正銘の出庫手数料キャッシュバックキャンペーンです。

「他社」として具体的な名前は挙げられていませんが、これは明らかに米国個別株取引に関するライバルのマネックス証券でしょう。

マネックス証券の口座を持っている私としては、この機会にSBIに全部まとめてしまうのもいいのではないか、と思い初めています。

私は少額かつその割に銘柄数がある(7銘柄)ので、出庫手数料を考えると移管のメリットはあまり大きくなかったのですが、出庫手数料を全額負担してもらえるのであれば一括管理ができるメリットが勝ります。

特に、もともと少額なドルをマネックスとSBIの口座に分散させる必要がなくなりますので、より効率的な投資ができることは間違いありません。

私より多額の資産をSBIと他の証券会社の両方で保有している場合は出庫手数料の負担はそこまで大きくないかもしれませんが、全額負担してもらえるならこの機会に移管を考えようという方もいらっしゃるでしょう。

SBI証券としては、規模の利益があり、出庫手数料を全額負担しても米国貸株などのサービスと合わせて十分に利益が出ると見込んでこのキャンペーンを実施したのだと思いますが、こんなことをされてマネックス証券は大丈夫か気になります。

興奮で若干冷静さを欠いているかもしれないので、自分の場合については改めて良く考えた上で対応を決めるつもりですが、なんというかすごい時代になったものです。

「失敗」できるのは現行NISAの良いところ

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1.はじめに

これから新しく投資を始める場合に、年間120万円までの非課税枠が認められる代わりに(ロールオーバーなしでは)5年間しか非課税期間が認められない現行NISAより、非課税額が40万円である代わりに20年間非課税期間が認められる積立NISAの方が向いているのではないか、という議論があります。

たとえば、菟道りんたろうさんは、以下の記事で、iDecoと積立NISAの非課税枠を合計すると70万円近くになるため、庶民の資産形成にとってはこれで十分だろうと結論づけています。

庶民の資産形成にとって、まずはiDeCo+積立NISAで十分だ(The Arts and Investment Studies)

私も基本的にはこの議論に賛同しますが、自分でいろいろ試していくうちに、自分のようなスタイルの初心者にとっては現行NISAの良さもあるのではないかと感じたので、このことについて書いてみます。

2.試行錯誤をするためには現行NISAの方がいいかもしれない

私は現在40代ですので、管理のしやすさなどを考えると、おそらく10年くらい後には資産を整理して、インデックスファンドやバランスファンドを中心に保有する形にした方がよいだろうと感じています。

しかし、煩悩がまだまだ多い初心者としては、インデックスをコアにするとしても、サテライトではいろいろ試してみたくなるのもまた心情です。

私はさすがにビットコインはやっていませんが、これまでもアクティブファンドや日米の個別株式、国別ETFなども試し、自分にとってしっくりくる方法を試行錯誤してきました。

いろいろな失敗もありましたが、やはり考えるだけではなく、実際に試したことで初めて分かったことも多く、少なくとも自分にとってはこれまでの試行錯誤は決して無駄ではなかったように思います。

しかし、この観点で見ると、非課税額が小さく、低コストな投資信託やETFなどに対象商品が限定されている積立NISAより現行NISAの方が有利に思えます。

なぜなら、対象商品が厳しく限定されている積立NISAではいろいろな金融商品を試す余地は小さく、また、投資信託やETFを試そうにも、非課税が年間40万円までに制限されているためすぐに枠を使い切ってしまうからです。

3.失敗は糧になる(と信じたい)

奇しくも、なるたくさんのブログの以下の記事で、竹川美奈子さんが次のようにおっしゃっていることを知りました(1番目の階層がなるたくさんのコメント、2番目の階層が竹川さんの発言です)。

日経プラス10の「積立投資」特集を観ました。(低コストの投資信託で資産形成 | LoLo Investors)

投資について

自分の現状を把握することが大事。NISAやiDeCoの枠を無理に使う必要はない。失敗してもそれも経験になる。

失敗、という言葉にキャスターの方が固まっていましたが、失敗も経験です。若いうちに投資に慣れるといいと思います。

つまり、自分でいろいろ試して失敗することは決して無駄ではなく、場合によってはむしろその方が望ましいということなのではないかと思います。

竹川さん自身は、積立NISAやiDeCoの制度外で失敗することをおっしゃっているのだと思いますが、制度内で「失敗」できるのなら、それはそれで貴重な経験になるはずです。

4.まとめ

金融庁の「貯蓄から投資へ」「貯蓄から資産形成へ」という掛け声が現実のものとなるには、幅広く金融リテラシーが普及することが望ましいでしょう。

一方で、(一生失敗をしなくてすむならもちろんそれに越したことはありませんが)自分のなけなしのお金でどきどきしながら金融商品を買い、ときには小さい「失敗」をすることで初めて身に付く金融リテラシーもあるように思います。

これまでのいきさつから、受益者保護を徹底し、なるべく「失敗」を避けるような制度として積立NISAの構想が生まれたの(なるたくさんの記事で「失敗」という言葉にキャスターが固まっていたのもそれに通じる)かもしれません。

また、将来は現行NISAは廃止され積立NISAに一本化される可能性が高いような気もします。

しかし、試行錯誤に向いた現行NISAの存在は私のような煩悩が多い初心者にはありがたいですし、現行NISAがあるうちはそれを最大限活用し、来るべき積立NISAへの一本化に備えるのも「あり」ではないかと感じた次第です。

とは言え、単に投資スタイルがなかなか定まらない自分の姿勢を正当化するだけにならないよう、これからも油断せずコツコツ進んで行きたいと思っています。

eMAXISシリーズにJPX日経中小型株指数連動型インデックスファンドが追加!のニュース

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優秀なEDINETウォッチャーのアウターガイさんがブログでeMAXISシリーズのJPX日経中小型株指数連動型インデックスファンド追加の速報をしてくださっています。

三菱UFJ国際投信がeMAXISシリーズにJPX日経中小型株指数連動型インデックスファンドを追加(バリュートラスト)

信託報酬はなんと驚きの0.40%(税抜)です!

競合商品などについては上記リンクを見ていただくとして、既に発表されている2本のETFが税抜0.50%なので、それよりも安い(ETFのうち1本はMAXISシリーズなので、なんと自社ETFよりインデックスファンドの方が信託報酬率が低い!)という状況になっています。

JPX日経中小型株指数は、既にある程度成長し、財務や収益性が良い企業だけを対象としているため、JPX400などで指摘されている「成長余地の小ささ」が問題になる可能性もあります。

つまり、財務が脆弱なときから成長可能性をしっかり調査しているアクティブファンドと比較すると、JPX日経中小型株指数の方には「これから成長する企業」より「既に成長した企業」の方が多く含まれていて、パフォーマンスが低下する可能性も否定はできません。

一方で、中小型株は大型株と比較すれば成長余地は大きいでしょうし、財務や収益性で組入を制限することで倒産・業績不振リスクを抑制することもできるでしょうから、低コスト性と合わせるとインデックスファンドにもかなりメリットがあるように感じます。

さらに、先日発表された日興AMの投資信託はエース証券のみの取り扱いとなっていましたが、EDINETの書類によると、こちらは販売会社としてSBI証券、楽天証券、マネックス証券の名前が挙がっているようですので、利便性に関してもかなり期待できそうです。

取り扱いが始まったら早速積立を行うかもしれません。

個人的には、このような各社の競争を見て、かなり興奮しています。

eMAXIS slimシリーズの発表のときに感じたわだかまりは忘れて(笑)、いいぞもっとやれ!と言いたくなります。

TOPIXやMSCIコクサイなどのメジャーなインデックスに関しては低コスト競争が一息ついた感がありますが、JPX日経中小型株指数などのマイナーあるいは新しいインデックスに関してはまだまだ商品開発の余地がありそうです。

先日は楽天とSBIで投資信託が100円から買えるというサービス競争のニュースが飛び込んできましたが、個人的にはこういう競争をさらに推し進めていってほしいと思います(関係者の皆様は大変だと思われますので、どうぞご健康にはご留意されますよう)。

なお、これはとても嬉しいニュースですが、問題は既に取引されているETFがどうなるか、ということです。

以前、以下の記事に述べたように、もともとこの指数に連動するETFの流動性にはかなり疑問がありましたが、さらに低コストな投資信託の登場でとどめを刺されかねないように思います。

JPX日経中小型株ETF(と日経平均高配当株50ETF)の出来高がイマイチ…(サボテンのように資産を育てるブログ)

この指数に連動するファンドのパイオニアとして、ETFについても適宜ウォッチを続けていくつもりです。

SMT米国株配当貴族インデックスオープンウォッチ2017年4月分

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恒例のSMT米国配当貴族インデックス・オープンウォッチ2017年4月分です。

まず、基準価額は前月比+106円の11,209円、純資産総額は-0.10億円の7.42億円です。純資産総額が減っているのは心細いですね。マザーファンドの規模はもう少し大きいと思いますが、もうちょっと頑張って欲しいところです。

ベンチマークとの乖離は、1ヵ月で-0.04%、3ヵ月で-0.22%、と普通ですが、6か月で-0.70%、設定来で-0.71%とやや大きめです。6か月前というとトランプラリーの影響が頭に浮かびますが、6か月と設定来でそれほど差がないということは、やはりこのときに何かあったのかもしれません。

次に、組入上位銘柄は、

銘柄名業種組入比率
1BARD C R INCヘルスケア機器・サービス2.44%
2SHERWIN-WILLIAMS CO/THE素材2.21%
3MCDONALD'S CORP消費者サービス2.15%
4S&P GLOBAL INC各種金融2.14%
5LOWES COMPANIES小売2.13%
6MEDTRONIC PLCヘルスケア機器・サービス2.08%
7WAL-MART STORES食品・生活必需品小売り2.07%
8STANLEY BLACK&DECKER資本財2.07%
93 M COMPANY資本財2.06%
10JOHNSON & JOHNSON医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス2.05%

となっています。

どれも超優良企業ですが、3位のマクドナルド、7位のウォルマート、9位の3M、10位のジョンソン&ジョンソンと優良企業中の優良企業が含まれているのはなんとなく自分のことのように嬉しいです(笑)。

最近、4位のS&Pグローバルについての情報を良く目にするようになり、気になっていたのですが、よくよく見たらこのファンドの組入上位の常連でした。我ながら抜けていました(笑)。

また、先日、マネックス証券のキャンペーンに当選して米国会社四季報の2017年春夏版を受け取りましたが、これまであまり名前を知らなかった企業も含めて、このファンドの組入銘柄がどれも優良銘柄であることが改めて確認できてよかったです。



SMT米国株配当貴族インデックスオープンを保有するメリットの一つは、このように、個別株で保有したいと思うような割合で組み入れられているのを知ることで個別株式購入欲を抑えることにあるように思います。

定期的に企業研究をするのは大変なので個別株の購入はできるだけ控えようと思っていますが、このファンドを一本保有していると多数の優良企業を同時に保有している、文字通り貴族っぽい優雅な気持ちになれますね(笑)。

「動」の中に「静」を見て、「静」の中に「動」を見る

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1.はじめに

いやー、水曜の晩から木曜日にかけてはびっくりしました。

アメリカの「ロシアゲート」事件のことは知っていましたが、それが一気に政治不安につながり、株安・1日に1円以上の円高の展開になるとは思いませんでした。

でも、こんなときこそインデックス投資の特徴が出るんじゃないか…

と考えていたら、ふと「『動』の中に『静』を見て、『静』の中に『動』を見る」という言葉が浮かんできました。

2.「動」の中に「静」を見る

インデックスは市場全体に分散されているため、個別銘柄ほどは値動きが激しくなりません。

特に、調整局面では、個別銘柄が-10%というときに、インデックスは-2%程度ということも珍しくありません。

ロシアゲートが緊迫した木曜日はすいさくファンド(仮)で組入比率最大の第一生命HDは-5%近くの下落を記録しましたが、日経平均は-1.3%でした。

たとえ嵐を迎えても、揺れを最小限に抑えられる、巨大客船のような安定感があるのがインデックス投資と言えるかもしれません。

これが「動」の中に「静」を見るイメージです。

(リーマンショック級の大嵐であればさしもの巨大客船も心元ないですが、そのときは積立を継続しながらじっと嵐が通り過ぎるのをじっと待つほかないのでしょう。)

3.「静」の中に「動」を見る

最近、逆のことも感じるようになりました。

つまり、あまり動かないように見えるインデックスの中にも、個別銘柄のダイナミックな動きが感じられるような気がしてきたのです。

日経平均と言えば、ファーストリテイリングやソフトバンクの寄与度が大きいことが知られていますが、やはりこれらの銘柄の値動きが大きいと日経平均も大きく動きます。

すいさくファンド(仮)に組み入れられている第一生命HDの寄与率はそこまでではないものの、βは正(1.7くらいのようです)なので、第一生命の値動きが大きいときは日経平均もそれなりに動きます。

このような経験を繰り返すうちに、これまでは単なる数字としての感覚しか持てなかったインデックスが徐々に血が通った企業の集合体のように見えてきたのです。

これが私の「静」の中に「動」を見るというイメージです。

4.最後に

よく、いろいろな投資法を試した後で、最終的にインデックス投資を選ばれたという方の話を耳にします。

インデックス投資を続けるのがしんどくなったときに、組入上位の超優良企業の名前を見て自分を奮い立たせるというアドバイスも良く聞きます。

これらの話は、私は頭では理解しながら、しっくりこないものも感じていました。

しかし、今回、おぼろげながらその感覚がわかってきたような気がします。

私の場合は、個別株投資とインデックス投資を併用していてこのようなことに気づいたわけですが、今の投資スタイルを続けることによって、逆にもっとインデックス投資の良さが見えてくるかもしれません。

私はまだ煩悩が多く、そこまでの段階には至っていませんが、いつかそういう心境になる日を楽しみにしたいと思います。

すいさくファンド(仮)を通じて触れる市場のボラティリティ

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個別株投資を行っていると、市場のアップダウンがダイレクトに伝わってくるように感じて面白いです。

先週5月10日(水)には、大量の新株発行および自社株売却が公表され、組入銘柄のコシダカHD(2157)の株価が約10パーセント下落したことで、私の日本個別株ポートフォリオであるすいさくファンド(仮)の純資産総額は-0.83%の減少を記録しました。

この日、ベンチマークであるTOPIXや日経平均はそれぞれ+0.21%、+0.28%と上昇していますので、すいさくファンド(仮)はこれらに1パーセント以上の差で劣後したことになります。

逆に、5月12日(金)は、TOPIXや日経平均がともに-0.39%と下落した一方、コシダカHDが反発、好決算の日産自動車(7201)やバリューコマース(2491)、シャープ(6753)などの株価は上昇し、すいさくファンド(仮)の純資産総額は+1.07%だけ増加しました。

つまり、今度はベンチマークを約1.5%アウトパフォームし、結果的には10日の劣後を補って余りあったことになります。

これをデフォルメして図に表すと以下のようなイメージになるかもしれません。

すいさく

個人が個別株式でポートフォリオを組むと、分散効果に限界があるため、悪条件で特定の銘柄が値下がりし、ベンチマークから下方乖離する(図のA点)こともあれば、逆に好決算などの好条件によりベンチマークを上回る(B点)こともあります。

すいさくファンド(仮)の目標はベンチマーク以上の超過リターンを得ることですので、長期的には赤い線が黒い線から大幅に上方乖離してほしいところではありますが、一時的に赤い線が黒い線を下回ったり、赤い線の変化率(傾き)が黒い線の変化率を下回ったりすることは今後もあるに違いありません。

したがって、すいさくファンド(仮)とベンチマークを比較するには、ある程度の長期間を見る必要があるでしょう。

一方、インデックスファンドは、可能な限りベンチマークに近いポートフォリオを組むことでこのような上方・下方乖離を抑制するものだと捉えることができます。つまり、赤い線の上下のブレを抑え、可能な限り黒い線に近づけているわけです。

インデックスファンドに組み入れられている個別銘柄には、やはり株価が大幅下落・大幅上昇するものが含まれているはずですが、大きな分散効果によりその影響が抑制され、すいさくファンド(仮)と比較してはるかに値動きが小さいと考えられます。

こう考えると、これまで何となくバラバラに運用してきたすいさくファンド(仮)とインデックスファンドの位置づけが見えてきます。

これまですいさくファンド(仮)を運用する中で、(可能かどうかはともかく)ベンチマークにこだわらずひたすら純資産総額の上昇を目指すのか、ベンチマークを意識しながら超過リターンを得ることを目指すのかについて、少し曖昧なところがありました。

業種をある程度分散していたことで、深く考えなくてもベンチマークに近い値動きをしていたからです。

しかし、今回ベンチマークとの乖離を目の前にして、自分が目指しているのはあくまでも後者だということを意識しました。

そこで、今後は、以下の点をより明確にして運用していくつもりです。

・すいさくファンド(仮)は、ベンチマークを意識しながら(ある程度分散をしながら)超過リターンを狙う
・インデックスファンドは、分散効果を最大限発揮することでベンチマーク並みのリターンを狙う

「明確にする」と言っても、定量的にきちんと実証するのは面倒なので単なる努力目標にすぎませんが(笑)。

何を今さら、という感じもありますが、自分の中ではこれですっきり整理できました。

逆に、私の場合、米国高配当個別株式の運用では全くベンチマークを意識しておらず、同じ個別株式でも自分の中での位置づけが全く違うのも面白いところです。

なお、念のために付け加えておきますが、私のコアはインデックス投資であり、すいさくファンド(仮)などの個別株式投資はあくまでもサテライトとして行っています。このような投資法を推奨する意図はありませんのでご注意ください。

ひふみプラスを(一部)売却しました

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1.はじめに

これまで少額だけひふみプラスを積み立てていましたが、先日NISA口座に1万円分だけ残してそれ以外は売却しました。

もともと松井証券のサイトに掲載されていたレオスFMの藤野さんのインタビューやそれを紹介するブログ記事を見て、なんとなく違和感を持っていたのですが、自分の胸に手を当ててよく考えてみた結果、やはり「自分の当初の目的とは違う」のではないかと感じたことがその理由です。

運用のプロに聞く「ひふみプラス」上級者編(松井証券ウェブサイト)
「ひふみ」の運用方針は変わるのか―気になる「ポストIPO」と「再生」への言及(The Arts and Investment Studies)
ひふみ投信、純資産2000億円越えで迫られる脱日本中小型株ファンド化 (一方通行投資で気楽に資産形成。)

2.テレビ番組での紹介で感じた違和感

藤野さんの発言にはとても共感するものが多いです。

「清貧」ではなく「清豊」を目指そう、という『投資家が「お金」よりも大切にしていること』の言葉は、自分のもやもやをすっきり表現してくれたように感じますし、TOPIXで大きな割合を占める大企業の不甲斐なさを批判する舌鋒の鋭さにはほれぼれします。

ひふみにもぜひこのまま成功してほしいと思っています。自分のできる範囲で資金も提供したいと思います。

ただ、どうしても今の自分が求めるものと違うように感じてしまったのです。

まず、違和感は先日のカンブリア宮殿やクローズアップ現代で始まりました。

ひふみに預けておきさえすればいくらでも儲かる、と言わんばかりのVTRが次々と流れ、何か違うな、と思いました。

おそらく、かたくなに銀行預金やたんす預金に自分の資産を閉じ込めている人々の資金を投資に向けるための「劇薬」として、あえてあの演出にOKを出したのだと思いますが、「『ひふみプラス』を扱う大手地方銀では、店頭に『ひふみを買いたい』と『タンス預金』だった現金をリュックサックに詰めた高齢者が訪れた」というような事態(下の記事参照)が発生することを分かっていてやっているとしか感じられなかったことで、自分の感覚とは合わないように思いました。

「ひふみマザーファンド」の残高1800億円に(日経新聞)

3.パフォーマンスについて

私が、ひふみプラスに期待していたことはあくまでもパフォーマンスです。

ですから、資金の質に関わらず、パフォーマンスさえ期待できるのであれば文句はありません。

しかし、そこで飛び込んできたのが冒頭で紹介した藤野FMのインタビューです。

このインタビューで述べられたひふみの将来の投資戦略は私にはあまり筋が良いようには感じられませんでした。

米国大型株への投資→これまで日本の中小型銘柄を発掘してきたような情報優位が活かせるかどうか不安。単に大型株を組み入れるだけなら自分でS&P500を買えばいいような気も…

ポストIPOへの投資→IPO直後の投資は過熱しやすく、リスクも大きいので、いくら分散させるとしてもそれほどパフォーマンスに寄与するとは思えない

企業「再生」への投資→経営に直接関わる場合は投資とは違った能力が求められるのではないか(藤野さんは自身を投資家というより経営者として捉えていらっしゃるようですが)。また、本格的に企業再生のための資金を注入するには現在の純資産額でも全然足りなそう

もちろん、これらは私が素人として判断したものに過ぎず、藤野さんはもっと先まで見越して考えている可能性もあります(そして、そう信じたいです)。

しかし、私がもともとひふみに求めていたことは、TOPIXなど国内株式インデックスを安定してアウトパフォームすることであり、そのエンジンとしての日本の中小型銘柄への投資には説得力を感じても、上記の戦略にはそこまでの説得力を感じることができませんでした。

胸に手を当てて、これからひふみプラスへの投資量を増やしたいどうか自分に問うてみましたが、どうしてもYesという返事は出てきませんでした。

今保有している額も小さく、そのまま置いておく意味もないように思えるし、アセットアロケーションにおける日本株式の割合が目標より多かったこともあり、最終的に売却を決めました。

4.最後に

というわけで、ひふみプラスの保有分は約1万円だけ残して全て売却してしまいました。

この「1万円」という数字が私のヘタれ具合を物語っています。

要するにこれから2倍や3倍になったら悔しいので、なんとなく保険をかけておきたいのです(笑)。

UTIインドファンドを売却した数年後の今になって大幅な含み益が出ているように、もしかしたら、ひふみも数年後には数倍になっているかもしれません。

そのときはぜひ私のヘタれぶりを笑っていただきたいと思います。

そして、ひふみファミリー(ひふみ投信、ひふみプラス、ひふみ年金)には、ぜひ私のような懐疑的な見方を跳ね返す素晴らしいパフォーマンスを達成できるよう、ささやかな資金を投じながら心よりお祈り申し上げる次第です。

シーゲル先生が推奨しているのは「D-I-V」

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ゴールデンウィークを利用して、以前購入していたジェレミー・シーゲル氏の名著『株式投資の未来』をやっと読み終わりました。



この本は、インデックス投資を推奨している前著『株式投資』から方向性が変わり、高配当銘柄(いわゆるシーゲル銘柄)の配当再投資戦略の方がインデックス投資よりも有利であることを示すものとして紹介されることが多いように感じます。

また、これを根拠にして、主に(場合によっては100パーセント)米国の高配当株に投資している方もいらっしゃるようです。

したがって、私も、この本には最初から最後まで高配当銘柄の配当再投資戦略の優位性が書かれているものだと思っていたのですが、実際に読んでみると少し印象が変わりました。

たしかに、第3部「株主価値の源泉」(特に第10章「配当再投資」)では、配当再投資戦略を詳細に検討し、S&P500などとパフォーマンスを比較していますし、他の章でもキャピタルゲインに対していかに配当が過小評価されてきたかを述べています。

一方、この本全体では、人気がある投資先が最大のリターンを生むとは限らない「成長の罠」や高齢化した世界において予想される未来、それらをふまえた総合的なポートフォリオ戦略などにも触れています。

特に、この本の集大成とも言える第17章「未来に向けた戦略、D-I-V指針」では、意外にも(?)以下のように述べています。

誤解のないように断っておくが、インデックス運用を株式投資のコアにするべきとの考えに変わりはない。その場合、前章で述べたとおり、世界の市場に連動させることが大切だ。だが今回、S&P500の採用銘柄を追跡し、業界別パフォーマンスを比べ、IPO、配当など長期的に調査した結果、こう考えるようになった。インデックス・ポートフォリオに、本書で紹介した補完戦略を組み合わせれば、さらに高いリターンを狙うことができる。(『株式投資の未来』278ページ、赤字は筆者)

つまり、シーゲル氏自身は、インデックス投資を否定しているわけではなく、それを補完する戦略として高配当銘柄の配当再投資戦略を位置づけているようです。

「そんなこと当たり前だろ!」と読者の方からはお叱りを受けそうですが、恥ずかしながら、私はこの本を読んで初めてこのことに気づきました。

また、このようなコア・サテライト戦略において、シーゲル氏は以下の3つの指針「D-I-V」を戦略の柱とすることを推奨しています。

・配当(Dividend)
・国際(International)
・バリュエーション(Valuation)

「配当」はもちろん高配当戦略のことですが、2番目の「国際」の説明では、「先進国世界と途上国世界の間で富の配分が劇的にシフトする」ことを根拠に「ドルベースの投資家なら、米国に本拠を置く企業に60%、米国外(筆者注:日本を含む)に本拠を置く企業に40%程度の配分が適当だろう」と結論づけています。

つまり、シーゲル氏自身は米国集中投資というより国際分散投資を推奨しているように思えます。

また、「バリュエーション」の項では、「ヘルスケア」「生活必需品」「エネルギー」セクターが優れたパフォーマンスを示してきたのは割安のままで放置されていたからだ、という前章までの内容をふまえ、あくまでも割安な銘柄への投資を推奨しています。

つまり、仮に生活様式や人気銘柄の変化、技術進歩などによりもっと割安なセクターが出現した場合、ヘルスケアや生活必需品ではなく、そちらに投資するのが「シーゲル流」ということになりそうです。これも私にとっては目から鱗でした。

こう考えてみると、「エネルギー・生活必需品セクターなどの」「高配当の米国個別株式のみに」「株価・タイミングに関係なく投資し」「配当は再投資する」戦略(仮に「米国高配当戦略」と呼ぶことにします)とシーゲル氏自身が推奨している投資戦略にはかなりギャップがあるように感じます。

もちろん、単に私が誤解していたり、「米国高配当戦略」の方がシーゲル氏が推奨する投資戦略より優れていたりする(あるいはより進化したものである)可能性も十分にあると思いますが、あくまでもこの2つは別物だと考えた方がいいのかもしれません。

このような気づきがあったのも、根気強くこの本を読み続けたからです。

決して安くはなく、また、それなりにページ数がある本ですが、改めて原典に当たることの大切さを実感しました。

この調子で、大量に積読している他の本もコツコツ読み進めようと思います。

「投資とは自立である」という考え方

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1.はじめに

資産形成のための運用を行っていて、私がとても共感した言葉があります。

「投資とは自立である」

という言葉です。

この言葉はいろいろなところで見た記憶があるので、誰かが最初に言い始めたというより、きっと一般的な考え方なのだと思います。

今回はこれについて書いてみます。

2.自分なりの解釈

コトバンクに収録されているデジタル大辞泉の解説では、自立を以下のように定義しています。

じ‐りつ【自立】
[名](スル)
1 他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。「精神的に自立する」
2 支えるものがなく、そのものだけで立っていること。「自立式のパネル」
(デジタル大辞泉の解説:コトバンク

つまり、誰かに従属するのではなく、また、支配や助力を受けずに、「独り立ちをする」ことが自立だというわけです。

私なりに、これを投資の文脈で考えてみると、

a. 他の人の言葉を鵜呑みにするのではなく、自分なりによく考えて投資を行う
b. その結果は、あくまでも自分の責任で受け入れ、人のせいにはしない

ということなのではないかと感じます。

3.意外と難しい

これは考えてみると当然のことなのですが、いざ実行しようとすると意外と難しいような気がします。

aの「自分なりによく考えて」には、特定の投資法のやり方を理解するだけではなく、その長所・短所や、本当にその投資法が自分に合っているかも理解する(しようとする)ことが含まれているように思いますが、冷静なときは大丈夫でも、ついつい我を忘れてしまうことがあるかもしれません。

以前、マネックスの手数料無料キャンペーンのときにAMDの株を買った話を書きましたが、このときは、キャンペーンに浮き足立ったために自分の投資の基本方針から知らず知らずぶれてしまい、冷静に考えれば買わないはずの株を買ってしまいました。

AMDの株価は先日の決算後に1日で約-20%の暴落をしてしまい、結果的にはやはりこの選択が誤りだったことが裏付けられましたが、たとえ好決算で株価が急騰していたとしても、通常ならしないはずの選択をしたことはやはり誤りだったと思います。

(不幸中の幸いで、AMD株の保有数は2株、損失は今のところ約6ドルで済んだので、今後の教訓とします)

そして、bの「結果を自分の責任で受け入れ」はより難しいからこそ気をつけねばいけないような気がします。

私は、現時点ではコアとしてインデックスファンドやETFをバイアンドホールドし、サテライトとして若干の個別株投資を行うことが自分に合っているという結論に至りましたが、このような結論を下したのはほかでもない自分です。

したがって、これがどんな結果になったとしても、インデックス投資あるいは個別株投資だけを行っていた方が良かったと思うことがあっても、損失でやり場のない気持ちになったとしても、それは100%自分の責任であって、ほかの誰のせいでもありません。

同じように、たとえ誰かの考えやアドバイスを参考にしたとしても、その結果はあくまでもそれを採用した人自身が引き受けるべきであり、逆に言うとその限りにおいて、どんな投資法を選ぶのかは個人の自由なのだろうと思います。

4.おわりに

私が投資を行っている理由の一つは、経済的に自立できるようになりたいということでした。

しかし、考えてみると、自分の状況を人任せにしない、自分のことを真剣に受け止める、という広い意味での「自立」ができてはじめて経済的自立を実現できるように感じます。

このような自立の要素には耳に痛いものも含まれているように感じますが、このような記事を書いたことをきっかけにして、私も自分なりに良く考え、これからまたぼちぼちと歩んでいきたいと思います。

ぐっすり眠れる方法-私の場合

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1.はじめに

4月から新生活が始まり、忙しい毎日を送っている方もいらっしゃるでしょう。

今回は、そういう毎日に不足がちな睡眠について書いてみます。

2.自分にとっての睡眠

食事、仕事、家族や友人との語らい、趣味、スポーツ、など世の中にはいろいろな活動がありますが、その中で私が最も重視しているのは睡眠です。

20代の頃は徹夜をしたりもしましたが、今はさすがにそれではもたないので、時間を決めてきっちり睡眠を取るようにしています。

私の場合は、睡眠不足だと顕著に生産性が落ちます。(実際はそこまで差がないと思いますが)体感で言うと1/10くらいのイメージです。旅行に行っても一日ぼおーっとして終わります。

したがって、仕事やプライベートを楽しむためにも、良質な睡眠をいかに確保するか、というのは私にとって至上命題です。

3.不眠への対策

そういう自分も不眠に悩ませられていたことがありました。

今にして思うと、仕事や人間関係のストレスや、昼夜逆転による生活リズムの崩れなど、基本的なところで睡眠を阻害するような要素がたくさんあったわけですが、当時はあまり良く分からず、以下のような方法を試しました。

a. 医師の診断を受けて、睡眠薬を処方してもらう
b. アロマセラピー(ラベンダー、マジョラムなどの柑橘系ハーブを使用。ディフューザーも使っていました)
c. 眠くなる呼吸法(鼻から4秒息を吸って、7秒止めて、口から8秒で吐くといいようです)
d. 就寝前のヨガ(猫のポーズが特に効くらしいですが、身体全般をストレッチしています)
e. ベッドの上でできるヨガ(「寝たまんまヨガ」などのスマートフォンアプリがあります)
f. ベッドを替える、シーツなど寝具を清潔にする
g. 就寝前1時間前以内のスマートフォンなどの使用禁止
h. 睡眠導入CD・スマートフォンアプリの使用
i. アイマスクの使用(知らず知らず目に入る外光の影響を消すため)

どれもそれなりに効果はありましたが、やはり自分に合う、合わない、があるようです。

今主にやっているのは、dの就寝前ヨガ、gのスマートフォン禁止、hの睡眠導入CD・スマートフォンアプリの使用、そしてiのアイマスクの使用です。夜中に目が覚めてしまったときはcの呼吸法などを併用しています。

4.睡眠導入CD・スマートフォンアプリ

最近の私の主力は睡眠導入CD・スマートフォンアプリです。

しかし、睡眠導入CDやアプリの種類にも次のようにいろいろあり、最初はどれが自分に合っているのかわかりませんでした。かれこれ、数十種類は試したと思います(CDアルバム・アプリを合わせて常時10種類程度はスマホに入れています)。

a. 川のせせらぎ、雨音など自然音中心のもの
b. 電子音で揺らぎを演出して眠気を誘うもの
c. aとbの組み合わせ
d. 一般の音楽から、睡眠導入に向いている曲をピックアップしたもの

最初はbやdの電子音や一般の曲を使った音源を良く聞いていたのですが、これらは、十分に眠気があるときには効果を感じるものの、そもそも不眠に苦しんでいるときの「疲労は溜まっているが、疲れすぎて眠れない」状態にはあまり効果が感じられませんでした(夜中に起きて二度寝したりするときには使うこともあります)。

そこで、最近はもっぱらaまたはcの自然音を中心とした音源を使っています。

自然音にも、森の音(遠くで鳥の声が聞こえる)や川のせせらぎなどがありますが、最近は以下のアプリを使って雨音を聞くのにはまっています。

Rain Rain Sleep Sounds

広告は出ますが無料です(英語版ですが、特に難しい操作はないので慣れない方でも大丈夫だと思います)。追加音源は有料ですが、自分は最初から入っている「Rain Rain Original」だけで十分でした。

アメリカのニュース番組で「Best Apps to Battle Anxiety(不安と戦うための最良のアプリ)」に選ばれたというだけあり、シンプルですが必要十分だと思います。

私の場合は、枕元に置いておくだけで不思議にぐっすり眠れました。

よく「雨音を聞くと良く眠れる」と言いますが、たぶん、ホワイトノイズに近い音と、自然な揺らぎがあるのが良いのでしょうね。

個人的には、今イチオシのアプリです。

5.おわりに

不眠には個人差が大きく、アマゾンのレビューで「効いた」と書かれている音源を使っても全く効果が感じられないこともあれば、「効かない」と書かれていても自分には効果があったという場合もあります。

また、過度のストレスや心身の不調が原因の不眠がある場合は、やはり医師の診断を受け、適切に処置してもらう方がいいと思います。

したがって、ここで書いたのは、あくまでも、通常の日常生活における不眠を和らげることについての自分の経験に過ぎませんが、最近なんとなく眠りが浅い、いろいろ音源を試してみたがしっくりこない、という方にはぜひ試していただきたいと思います。

何かのお役に立てたら幸いです。