2016年の投資活動まとめ

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2016年ももうすぐ終わりますね。

私個人としては、今年はそれなりの額のリスク資産を保有した初めてまる一年を過ごした年でもありますし、ツイッターを始めて個人投資家の皆さんとやりとりをさせていただき、とても勉強になりました。

さて、今年の運用成績を振り返ってみます。

きちんとした運用成績の求め方には、ディーツ法、修正ディーツ法、ディーツ簡便法、内部収益率法などがあるようですが、キャッシュフロー管理の甘さにより、きちんと計算することが難しそうなので、今年はMoney Forwardに表示された含み損益率だけをまとめてみます。

なお、為替レートなどによる誤差があるため、以下はあくまでも目安ですし、具体的な資産額に関しては割愛させていただくことにします。

・国内インデックスファンド・ETF:+8.68%
・海外ETF:+9.57%
・国内個別株式+JHR(8985):+15.5%
・米国個別株式:-3.47%
・計:+7.92%

今年は、1月のチャイナショックパート2(?)、6月のBrexit、11月のトランプショック→ラリーといろいろなイベントがありました。

一時的にプラス圏になったり、はたまたマイナス圏に落ちたり、といろいろありましたが、11月中旬からのラリーで結果的にまあまあのプラスで終えています。

特に、すいさくファンド(仮)(日本個別株式+JHR)については、8月の円高による株価下落時に買い付けてからかなり上昇しており(マイナスのものもありますが)、大幅プラスになっています。

すいさくファンド(仮)には趣味で買い付けた輸出関連銘柄が多く含まれており、11月中旬からの円安にかなり助けられたので、真価が問われるのは来年以降になると思いますが、これだけの成績を収められることもそうそうないはずですので、ここは素直に喜んでおきます(笑)。

また、米国個別株式は、レンディングクラブ(LC)が5月のCEO電撃辞任から大幅に下落しており、そのまま保有し続けているためマイナスになっていますが、ほかは比較的手堅い展開です。

国内・海外インデックスファンド・ETFに関しては、今年は株価の大幅下落に始まり最後は大幅上昇で終えるという教科書通りの展開になったため、積立投資・スポット買付に有利な展開になったことは否定できません。

今後もずっとこういう展開が続くとはとても思えないので、嬉しさ半分、不安半分というところですが、来年も気を引き締めつつ楽しく過ごしたいと思います。

今年はキャッシュフローの管理が甘い(積立投資に加えてスポット投資をしたため)ところがあったので、来年はキャッシュフローも運用成績ももう少しきちんと管理することにします。

拙いブログですが、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様もどうぞよいお年をお過ごしください。

2016年12月末のアセットアロケーション

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(グラフの作成にはバリュートラストさんの投資応援ツールを利用させていただいています。)

2016年12月も残すところ1週間となりました。

少し早いですが、このあたりで12月末のアセットアロケーションを確認してみます。

先月とわずかしか変わりませんが、以前購入した<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)を先日売却したため、外国債券クラスがなくなりました。

このバランスファンドは、昨年NISAの枠が余ったときに小遣いで購入していたものがここにきてプラスになったため売却したものです。

小遣いをしばらく預けておけばプラスになるかも、と軽い気持ちで考え、普段の運用資金と区別するためにも、値動きが小さそうなバランスファンドを購入していましたが、1年近く数パーセントのマイナスが出ており、先進国債券をアセットアロケーションから外したかったことや、キャッシュポジションを多めにしたかったことからこの機会に売却することにしました。

これから先進国債券を絶対買わないとまでは言えませんが、もしそうするとしてもバランスファンド以外を検討するつもりです。

今後は、国内株式と先進国株式の割合を1対2くらいにすること、新興国株式の割合をもう少し増やすこと、預金と国内債券(個人向け国債変動10)を合わせて3割くらいにすることをめどにしてアセットアロケーションを確認したいと思います。

基準価額 vs 基準価格

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先日、アセットマネジメントONEの「たわらノーロード」シリーズの開発秘話であるたわら物語が公開され、話題になっています。

命名のいきさつ、トリビアなど、非常に興味深い内容が多かったのですが、一つ気になっていたのは以下のところ、

皆さんは日本経済新聞の基準価格欄をご覧になったことがありますか?「アセットマネジメントOne」の欄の中ほどに「た・日225」、「わ・国内債券」、「ら・国内リー」と並んでいるのが「たわらノーロード」です。そう、縦に「たわらノーロード」と読めるように略称を考えてみました!!(強調は筆者)

つまり、投資信託の基準価額が「基準価格」と表記されているところです。

基準価額は、投資信託の純資産額÷総口数で求められるため、「価格」と区別して基準「価額」と表記するのが正しいのだと思っていた(これまで自分も良く間違えていた)ので、運用会社のウェブサイトに間違いが書かれているのかと思って調べてみたら、日経新聞の「「オープン基準価格」の表の見方を教えてください」の説明では以下のような記述がありました。

証券業界では「基準価額」という言葉を使いますが、紙面ではより一般的な言葉である「基準価格」を使っています。基準価格も基準価額も意味は同じです。 

…「基準価格も基準価額も意味は同じです」と言い切っています。

本によっては「基準『価額』は正しいが基準『価格』は誤り」という記述も見た記憶があります(曖昧なので具体的な書名は思い出せません)が、日本を代表する経済紙である日本経済新聞にこういう記述があるのなら、さすがに正しいのでしょう。

「債券」を「債権」と記載したら100%アウトですが、「基準価額」を「基準価格」と記載したら間違い、とは必ずしも言えないということなのでしょうか。

投資用語には独特のものもありますが、このように完全には慣れないものもあり戸惑います。

ちょっとした言葉づかいの問題ですが、面白く感じたので紹介します。

<追記>というようなことをツイッター上でやり取りしていたら、水瀬さんから以下のようなコメントをいただきました。
なるほど。マスコミ用語なんですね。

記事もありました。

投資信託の「基準価額」?「基準価格」?(梅屋敷商店街のランダムウォーカー)

ここまで記事を書いてしまったので、私の記事はそのままにしますが、自分の疑問がまたもや先人によって解決されていました(上記の記事は2010年のものです)(笑)。少し大げさに書くと、釈迦の手の上で踊っている気分です(笑)

SMT米国株配当貴族インデックスオープンの運用報告書が出ました

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SMT 米国株配当貴族インデックスオープンが初回決算を迎え、運用報告書が出ていました。

ただし、

「SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン」の主要投資対象である「米国株配当貴族インデックスマザーファンド」は第1期決算日(2017年5月10日)を迎えていないため、記載すべき運用報告書はございません。(SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン 運用報告書(全体版)より)

とのことで、組み入れファンド(マザーファンド)に関する細かい運用報告はありません(泣)。

「オープン」の方は決算が11月だが、「マザーファンド」は5月ということでずれがあるために、一応運用報告書は出ているものの、記載すべき内容はほぼないということなのでしょう。

ただし、諸経費については記載があり、SMTインデックスシリーズ19ファンドの信託報酬と実質コスト更新(2016年12月)(インデックス投資日記@川崎)のまとめによると、実質コストは0.87%(信託報酬率は税込0.594%)となるようです(8月から11月の3か月間のコストから実質コストを出しているため、高めに出ている可能性もありそうです)。

このファンドは8月末に設定されたので、なんで8月決算じゃないんだろうと不思議に思っていたところ、SMTシリーズは5月・11月決算に決まっているようで、このファンドも合わせて11月決算なのではないかという情報を「海舟の中で資産設計」の安房さんから(ツイッター上で)いただきました。

運用報告書には組入れ上位銘柄などは記載されていませんので、月次レポートを見た方がいいのかもしれません。

こちらによると、基準価額は前月比+1,095円の10,601円、純資産総額は+1.88億円の4.98億円とトランプラリーの影響か、大幅な変化になっています。

なお、月次レポートによると、11月の組入れ上位銘柄は以下の通りのようです。

1 NUCOR CORP 2.50%
2 TARGET (DAYTON HUDSON) 2.22%
3 SYSCO CORP 2.18%
4 FRANKLIN RESOURCES INC 2.15%
5 ILLINOIS TOOL WORKS 2.15%
6 AUTOMATIC DATA PROCESS 2.14%
7 GRAINGER (WW) INC 2.14%
8 PRICE T ROWE GROUP INC 2.12%
9 CHEVRON CORP 2.10%
10 EMERSON ELECTRIC CO 2.09%

というわけで、11月のトランプラリーを反映してか、かなり順位が入れ替わっています。

ターゲットやシェブロンは今回初めてのランクインですかね。

このあたりは個別株式の購入も考えたことがあったので納得です。

資金流入をクローズすることはできるの?

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ニッセイ外国株式インデックスがトランプショックのあった11月上旬に大きめの乖離をしていたことが話題になりました。

原因の一つは、為替が大きく変動したときにマザーファンドに大口の資金流入があったことのようです。

この辺りは以下の記事が詳しいです。

補足説明 ニッセイアセットの外国株式インデックスの乖離(小黒とらのパーソナルファイナンスと悠々自適な生き方)

ニッセイ外国株式インデックスファンドが一発やらかしたようです(梅屋敷商店街のランダムウォーカー)

ここで、特に2番目の水瀬ケンイチさんの記事で

インデックスファンドの運用において、ベンチマークとの乖離を防ぐために、相場状況によっては機関投資家による大口の入金は断るという判断をする運用会社があることを私は知っています。

という箇所が気になっていました。

そんなところがあるのかな、と思ったら、ありました。バンガードがそのようです。

インデックスファンド~成功の背景~(バンガードジャパンウェブサイト)によると

バンガードは総じて、短期的な投資家の流入を好みません。バンガードのファンドに投資頂いている投資家皆さまの長期的な利益を守るため、大口の買い注文をスクリーニングし、場合によってはファンドをクローズ(新規の投資を受け付けない)することで短期的な投資家の流入を防いでいます。短期的な投資家は売買手数料を負担した上でバンガードETFを活用しています。またバンガードには、流動性を微調整するという手段もあります。そして、競合他社から資金が流出しているときは、一時的な投資先を求めるだけの投資家を呼び込まないよう注意しています。

とのことです。

つまり、少なくともバンガードでは(そもそも純資産額が違いすぎるので比較できないと思いますが)今回のニッセイ外国株式インデックスファンドのような事態が起きそうな場合資金の受け入れをストップすることでインデックスからの乖離を抑制するという方針を取っているように読めます。

「短期的な投資家は…」のくだりは良く分かりませんが、投機的に買い付けを行う投資家がいた場合は通常より高い手数料を支払ってもらっているという意味でしょうか?それとも、単に売買手数料がかかるので短期的に売買を繰り返す可能性は低いということなのでしょうか?

「流動性を微調整」というところも私の理解を超えていますが、これはなんらかの方法でETFの流通量を下げるということなのかもしれません。

いずれにしても、バンガードがこのような方針をとっていることは心強く感じます。

ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズは、当初の純資産額があまり大きくなく、急激に純資産額を増やしているため、大口の資金の受け入れを断れなかったのが11月初旬の乖離の原因だったのかもしれません。

バンガードと全く同じことができるとも、その必要があるとも必ずしも言えませんが、ニッセイさんが何らかの策を講じて、インデックスからの乖離を抑制するよう努めるのであれば個人的にはとても嬉しいことです。

個人的には、2度の信託報酬引き下げをしたニッセイさんを応援する気持ちが強いですので、ぜひ安定運用を行っていただけるよう願っています。

みんなちがってみんないい

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インデックス投資が普及してきたことにより、私のような初心者も多数参入できるようになったことはとても喜ばしいことです。

一方、バイアンドホールドを基本とした長期投資や国際分散投資などこれまである程度「前提」とされてきたことが必ずしも共有されなくなってきたように思います。

そこで、以下のようなアンケートを作ってみました。
(2016/12/16追記:下に追記を書きましたが、うまい表現が思いつかなかったので「インデックス投資として認められる」と書きましたが、「インデックス投資と聞いてイメージする」くらいの表現の方が良かったかもしれません)

1番の選択肢「主要な時価総額インデックス(日経/ダウ平均等)」にかんしては、菟道りんたろうさんから「日経やダウは時価総額加重平均ではなく、単純平均だ」というご指摘を受けたので、急遽「この項目はTOPIXやS&P500など時価総額加重平均のものも日経・ダウ平均など単純平均のものも含む市場連動型のインデックス」と解釈していただくよう注釈をつけました。

やる前は「主要な市場連動型インデックス」か「スマートベータまで」が最多得票だと思っていましたが、なんと上記のように最多得票は4番の「インデックスさえあればなんでもいい」になりました(投票数は26と少ないのでご注意ください)。

もちろん、定義から言うと「なんらかのインデックスに連動したファンドに投資する=インデックス投資」で全く間違いはないのですが、世にあるインデックスの中にはかなり恣意的に作っているように思えるものもあるため(たとえば、Spirited Funds/ETFMG Whiskey and Spirits ETF (WSKY)は世界中でウィスキーや蒸留酒を作っている企業の株式を組み入れているインデックスに連動していますが、ここまでくるともはや「分散なにそれ?おいしいの?」という感じです)、ほとんどなんでもありになりそうです。

そのような内容について、ツイッター上で皆様と少しやり取りをさせていただきましたが、再び菟道りんたろうさんからいただいた

これらのリプライが参考になりました。

『ウォール街のランダムウォーカー』や『敗者のゲーム』に代表されるインデックス投資の考え方では、基本的に時価総額加重平均のインデックスファンドを購入し国際分散投資をする(その意味では厳密には日経平均やダウ平均などの単純平均インデックスですら排除される可能性がある)ことを推奨していると理解していますが、リスク許容度や売買のタイミングに関してはアクティブな要素もあるため、その整理は必要だし、どの段階までパッシブにすべきかの判断によって実際の投資戦略は変わってくる可能性があるということだと思います。

そう考えると、結論は、金子みすずさんの「みんなちがってみんないい」になるのでしょうか?

ただし、これだけ考え方が多様なのに同じ「インデックス投資」という用語を使っていると混乱を招きやすいと思います。

「インデックス投資=みんながインデックス投資的だと思っているものの集合体」くらいに思っておくのがいいのかもしれませんが、もう少し整理が必要なのかもしれませんね。

このあたりはほかの方が綺麗に整理してくださるかもしれませんが、どう整理すると理解しやすいのか、今後自分自身も知恵を絞ってみたいと思います。

<2016/12/13追記>

上記のような記事を書いた後、水瀬ケンイチさんが以下のようなツイートをされていました。

これは特定の内容を指すというより、一般論をおっしゃっているのだと思いますが、この記事にも関わる内容だったので少しやり取りをさせていただきました。

水瀬さんの発言の趣旨は、上にも書かれているように「『同じような投資法をやっている仲間』だと思っているのに相場急落時などの緊急事態で対応が違って大きな混乱を招く可能性があるため、『事前』にどんな投資法を選んでいるか各自が明確にしておくことが重要で、(第三者が事後的に)投資法の分類・整理をすることにはあまり意味がない」ということだと思います。

私自身は、投資法を「分類」する気もなく、以前から書いているように、インデックス投資家としてはやや邪道(アクティブファンドや個別株式も保有している)だと思っているので、どの投資法が正しいとか優れているというつもりは全くありません。

上記のようなアンケートをしたのも、「インデックス投資」に対するイメージがどれくらい幅があるか気になったという素朴な動機です。

しかし、私が漠然と抱いていた疑問の多くは、水瀬さんがおっしゃる通り「『事前』に自分の投資法を明確にしておく」ことで解決しそうです。

私は、同じ「インデックス投資」という言葉を違った意味で使うことで混乱を招くのではないかと思っていましたが、「インデックス投資」という言葉の中で閉じずに、分散投資なのか集中投資なのか、バイアンドホールドなのかタイミング投資なのか、個別株やアクティブファンドも保有しているのか、など追加の情報を提供しておくことで、確かにかなり混乱は避けられそうです。目から鱗が落ちました。

このような情報を提供することはあくまでも各投資家の自由意思に基づくべきだと思いますが、無用な混乱を防ぐという意味ではお互いにメリットがありそうです。

というわけで、私もプロフィールに加筆しました(笑)。

それにしても、自分が疑問に思うようなことには大体既に解答が出ているのですね。改めて先人の知恵に恐れ入る次第です。

2016年11月末のアセットアロケーション

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(グラフの作成にはバリュートラストさんの投資応援ツールを利用させていただいています。)

正確には12月に入ってからのアセットアロケーションです。

マネックスの外国株式取引手数料無料キャンペーンもあり、ドル現金の余りでユニリーバ(UL)を購入したりしましたが、
先進国株式の割合がなかなか上がりません。

マネックスのドル現金は今まで紆余曲折があり、ウィスキーETF(WSKY)を買おうと思ったら取扱いがなかったり、インド系のETFを買おうと思ったら経費率が高かったり、ディズニー(DIS)が下がったら買おうと思ったら結局指値が刺さらなかったり、といろいろありましたが、結局ユニリーバを39ドルで少数購入することになりました。

トランプラリーで資産総額は上昇していますが、逆にこれだけ上がると反動が気になります。特に、アメリカは将来かなりの財政赤字になり、大きな調整局面が入るのではないかと思っています。十分な手持ち資金を残しておくことも大切ですね。