2016年8月時点の投資方針

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投資らしい投資を始めてそろそろ1年近く経ち、当初とは考え方が変わってきたこともあります。

そこで、現時点での投資方針をまとめたいと思います(当初の投資方針はこちら)。

0.自分が投資を行う目的は、老後のため、および、経済的自由を得ることによって(金銭に限らない)豊かな生活を送ることであり、そのために安定した運用を行うことを優先する

1.コアは国内外に広く分散した投資信託・国内外ETFを用いたインデックス投資とし、バイ・アンド・ホールドを基本とする

2.リスクを減少させるために適宜債券を組み込むが、株式投資を中心とする

3.米国株式クラスと先進国株式クラスのインデックスファンド・ETFは原則として区別しない(先進国株式クラスにおける米国株式の占める割合が大きいため)

4.それ以外の国別・地域別インデックスファンド・ETF、セクター別ETFなどは必要に応じて最小限で保有する

5.国内個別株式は特に必要がない限り投資しない。しかし、理由(割安だと判断した、企業が好きなど)があって保有する場合は、できる限り業種・企業間の分散を行い、最大で全資産額の1割を目安に保有を認める

6.外国個別株式は米国株式以外投資しない。また、米国株式に投資を行う際は、配当が高い(3%以上を目安とする)バリュー株を中心とし、できるだけ取得単価を下げることを心がける。また、保有額は最大で全資産額の1割程度までとする

7.いわゆるナンピン買いは、インデックスファンド・ETFについてはリスク・投資利用可能資金額とのバランスを考慮しながら適宜行ってよい。個別株式に関しては、財務状況とリスクを考慮した上で十分にメリットがあると判断できるときのみ認める

8.NISAやDCなど、非課税制度を最大限活用する

以下、アセットアロケーションや具体的なファンド・銘柄名が続きます。

『全面改訂ほったらかし投資術』を読み直す

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証券口座を作ってから2年くらい(本当に)ほったらかしをしていた後に、インデックス投資を基本とした投資を行うことを決心した(実はNISA口座の移管までした)きっかけは山崎元氏・水瀬ケンイチ氏の『全面改訂ほったらかし投資術』を読んだことでしたが、ここ数日、日本企業の個別株式を購入したりして、当初の決心からブレているのではないか、と思って改めて読み直してみました。

その感想は「意外とブレていない」ということでした。

最初に読んだときは個別株投資に関する記述は記憶に残っておらず、この本は個別株投資には批判的な印象を(勝手に)持っていたのですが、

かつて山崎は、自分で個別の株式を選んで十数銘柄以上の銘柄に分散投資した自家運用ポートフォリオをすすめることがありました。(102ページ)

個別株でポートフォリオを作って運用することについては、それ自体が十分に合理的なやり方であり、また、

(A)分散投資でリスク低減が十分可能である
(B)継続的な手数料がかからない有利さがある
(C)(面白い人にとっては)それ自体が面白いゲームでもある

という理由からも、引き続き「できれば、多くの人にやってほしい」と思っているのですが…(103ページ)

と書かれています。

個別株式投資についてはある程度の分散は考えていますし(十数銘柄まではいかないものの、今数えてみたら、日本株式で8銘柄、米国株式で7銘柄ありました)、確かに、ゲームとしては非常に面白いことも実感しています。

したがって、ある意味、いろいろな情報を得た上で行きついた結論は、当初読んだ『ほったらかし投資』の範疇から離れていなかった、ある意味「釈迦の手の上で踊っているだけだった」と言えるかもしれません。

最初に読んだときはほとんど良く分からなかった第4章の日興アセットマネジメントの今井氏のインタビューも、今読んでみるとマニアックで面白い!

実は、当時はインデックス投資信託とインデックスETFの仕組みの違いが分からなかったのですが、1年ほどETFとインデックスファンドを保有して、だんだん感覚に馴染んだところで読み直したらとても勉強になりました(逆に言うと、初心者は確実に読み飛ばした方が良さそうです)。

このところのコスト革命で、具体的な商品説明には古さを感じるようになりました(昨年出たばかりの本なのに!)が、簡潔でありながらインデックス投資の基本を網羅し、ほかの投資方法との関係(インデックス投資の限界や批判に対する反論)などにも丁寧に触れられていて、やはりこの本は名著だと再認識した次第です。

インデックス投資を続けるための個別株投資

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家計のやりくりで、一部の資金を投資に回せることになって、このところシャープ、日産自動車、ブリヂストン、セイコーHD、(買わないと言っていたけど、株価が下がっていたので)カシオ計算機に山崎製パン、と個別株式を購入しました。

大部分は単元未満株での取得なので、ほとんど気分とか趣味の問題です。自分が利用している、あるいは好きな(応援したい)メーカーを中心に購入したのですが、輸出産業が中心になったので、山崎製パンは一応内需株でバランスを取るつもりで追加購入しました。

これらの株の取得を検討していて無意識に頭にあったのは「企業の顔を見たい」ということで、実は、(少なくとも日本株式に関しては)知らず知らずインデックス投資を行うために個別株式の保有を考えていたんじゃないかという気がします。

これは採用されないだろう

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小ネタです。

個人型確定拠出年金制度の愛称募集キャンペーンについて以前記事を書きましたが、絶対採用されないだろうと思う案を考えてみました。

・ほったらかし年金
・ものぐさ年金

年金なのにぞんざいな感じがします。「消えた年金」を連想させますね!

・ただのり年金

インデックス投資がフリーライドしているという批判はあっても、さすがにこれはイメージ悪いですね!

・独り占め年金
・自分だけ年金

自分のために積み立てているとは言え、独り占めはどうかと思います。

・元本保証なし年金

預金など元本保証の商品もありますよ!

・定年まで我慢年金

ほかの年金も大体そうだと思います。

・非課税年金

受け取るときには課税されます。

・ちりも積もれば山となる年金

なんとなく、良く分かるような分からないような…。

というわけで、これらはキャンペーンには送りませんが(送って採用されたら、賞金を分けてください(笑))、もうちょっと考えてみたいと思います。

出来心でまた個別株を買ってしまいました

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先日、一瞬為替レート1ドル100円を切りました。また、いわゆる「爆買い」が急速に縮小し、決算にも反映されたことで輸出関連企業の株価が急激に下がりました。

そこで、また単位未満株で個別株をいくつか購入してしまいました。

今回購入したのは、セイコーHDと日産です。

単位未満株は成行でしか買えませんが、それぞれ、株価が308円と972.4円のときに購入しました(手数料がかかるため、購入単価はここから少し上がります)。

以前購入したブリヂストンと合わせて全部NISAにしたのですが、これらの共通点はみんな配当利回りが高いことです。

これからさらに円高に進むと株価だけではなく配当も下がる可能性もありますが(特に来年以降)、ブリジストンの予想配当利回りが4.19%、セイコーHDが4.87%、日産が4.96%(いずれもSBI証券ウェブサイトで8月20日調べ)、と米国株式と比べても悪くない水準です。

全部NISAに入れておけば配当は完全に非課税ですので、米国株のように確定申告もろもろの手間もありません。

本当はカシオ計算機も買おうと思っていたのですが、購入を検討していたときに急激に株価が上昇していたので、割高になったと判断して止めました。

経営状況についてはなんとも言えず、セイコーについて言えば、インバウンド特需がほぼ終わってしまったため、グランドセイコーなどの高額製品の売上が急減しているものの、国内でのブランド知名度は健闘しており、お先真っ暗とも言い切れないような気がします。

ブリジストンや日産も似たりよったりです。

今後、為替レートがどうなるか分かりませんが、これらの企業の製品には親しみがあるので、配当が急減するなどの特別な事情がない限り、ささやかに応援するつもりで保有し続けたいと思います。

『株で富を築くバフェットの法則』

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原題は『The Warren Buffett Way, 3rd Edition』です。

原題の方がかっこいいと思うのは私だけでしょうか。

帯には「リーマン・ショック時に投資して1兆円の利益!」と書いているので、これだけ見ると「FXで○○億円の利益を出す!」の類とあまり区別がつきません。

というわけで、ずっと敬遠していたバフェット本ですが、これは結構真面目な本のようなので購入してみました。

『投資で一番大切な20の教え』

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最近、本ばっかり読んでますね。

頭でっかちにはならないようにしようとは思っていますが、いろいろな人の投資哲学を学ぶのは素直にとても面白いです。

さて、今回は『投資で一番大切な20の教え』です。

バフェットさんが大量購入してバークシャー・ハサウェイの株主に配布したことで有名な本ですが、そう言われるとどんな本なのか気になります。

著者は数十年に渡って安定した運用成績を出し続けてきたオークツリー・キャピタル・マネジメント会長であり、顧客向けのニュースレターの内容を整理したのがこの本です。

レンディングクラブとシャープ、そしてブリヂストン!

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私は少額ながら個別株式にも投資しています。

経営・財務リスクを考えながら、基本的にはできるだけ安く取得することを考えています(少額なので、どちらかというと、インデックス投資の暇つぶし的な要素が強いです)。

今回はその中の3つの動きです。

まず、昨年秋から買っていたレンディングクラブ(LC)は、ジリジリ株価が下がった後、5月に創業CEOがクビになり、株価が急落していました(私の平均取得価格が12.8ドルに対して一時は4ドルを切るところまできました)。

私自身は売られ過ぎだと思ったので、株価が4ドルになったところで追加購入をしましたが、8月8日に決算が出るまでは一進一退が続いていました。

しかし、株価は昨夜10%以上増加し、5.46ドルまで上がりました!

第2四半期の決算は予想より悪かったのですが、新規の融資が前年比41%上昇と予想よりかなり良く、一部の投資家がかなり楽観的な見通しに変わったことが理由のようです。

私はまだまだ含み損を抱えていますが、もともと少額で「紙屑になっても良い」つもりで投資していますので、もうしばらく様子を見たいと思います。

そして、先日ワン株で100株だけ購入したシャープ。

これまでホンハイによる買収に関する中国の独占禁止法当局の審査が遅れていましたが、審査を通る見通しだとのことでこちらも取得価格91円に対して100円超えと10%ほど上昇しました。

これも少額なので、急いで換金する必要はありません。配当が出る頃まで(いつになるかわかりませんが)は保有するつもりです。

さらに、魔が差して?ブリジストン株もSBI証券の単位未満株で購入してしまいました。

こちらは、円高の影響などで9日の決算がかなり悪く、株価が急落していましたが、個人的には競争力のある企業だと思っています。

また、配当利回りが4%近くあることも非常に魅力的です。

以前から(3,000円台前半の頃から)注目していたのですが、そのときは単位未満で買えることを知らず、うかうかしているうちに株価が4,000円を超え、放置していました。

12日終了後の株価が3,356円、年初来最安値がBrexitショックの3,089円ということで、少額ですが、貯金のつもりで置いておこうと思います。

サボテンのように



このブログのタイトルは「サボテンのように資産を育てるブログ」ですが、これは私自身がサボテンを育てている経験からつけた名前だということを以前紹介しました。

これは特に誰かの意見を参考にしたということはないのですが、「サボテン 投資」で検索すると、マネックス証券のページが見つかりました。

2004年の記事で、書いたのはなんと内藤忍氏です!

サボテンは、乾燥した気候を好む植物です。水をやりすぎると逆に腐ってしまいます。だからどちらかというとナマケモノのほうが上手に育てることが出来る植物です。年に数回水をやるだけで育ちます。

というわけで、私の記事とほとんど同じことが書いてあります。10年以上前に先取りされていたとは一本取られました。

最近は不動産投資など遠くに行かれた感のある内藤氏ですが、これを書かれたころはインデックス投資のアドバイザーとして非常に評価が高かったころだと思います。

その氏と同じ発想だったということはまずまずのセンスだと考えて良いのかもしれません!

『低迷相場でも負けない資産運用の新セオリー』


ほかのブログで薦められているのを見て『低迷相場でも負けない資産運用の新セオリー』を(中古で)買いました。

2012年に出版されたモーニングスター社長の朝倉智也氏の著書です。

「『国内株式、先進国株式、国内債券、先進国債券の4資産に分散投資すればよい』という従来の常識はすでに過去のものになった」という観点から、新興国や金などのコモディティーへの投資などを勧めているのが特徴的な本です。

まず、第1章では、日本の投資信託市場がいかに特殊なのかを、手数料の高い毎月分配型やFoF方式の投資信託が上位に来ることを挙げて指摘しています。

格付け会社のモーニングスターの社長という立場でそこまで書いてしまって良いのだろうか、と思いましたが、朝倉氏なりの危機感の表れだと理解しています。

ほかにも、細かいデータを挙げて日本の投資信託アクティブファンドの問題点をわかりやすく説明しているところが特徴的です。

ご存知の方にとっては当たり前の内容だと思いますが、ここを読むだけでも参考になるという印象を持ちました。

第2章からいよいよ具体的な投資方法の説明に入ります。

第2章でこれまで「常識」とされてきたことが変わってきたと指摘し、第3章では基本的な投資方針を挙げています。

このあたりはそれほど奇をてらった内容ではなく、すらすら読み進められます。

面白いのが第4章からの具体的な商品名の紹介です。

この辺りも、モーニングスター社長という立場が影響しているのかもしれません。

基本的な内容はうなづけましたが、やはり、インフレ対策および資産変動を抑えるために金をポートフォリオに入れる、というところがあまりしっくり来ませんでした。

生活防衛資金と分散投資の組み合わせだけではカバーできないところを指摘しているのだと思いますが、手間がかかる割にそこまでメリットがあるのだろうか、という疑問は個人的には残りました。

また、新興国の中でもトルコとインドネシアを特に推しており、それぞれ国別のETFを薦めているのも面白いです。

インドネシアをはじめとしたASEAN株式の投資信託(i-Mizuho)は買っていますが、トルコは完全に盲点でした。

これが書かれた2012年から現在までを遡ってみると、確かにトルコの経済成長は素晴らしいのですが、ほぼ数年おきに暴落があり、つい先日もクーデター未遂が起きています。

そう考えると、この本に書かれているほどトルコ投資がバラ色だとは思えないのですが、次に発展しそうな国を探すという発想は参考になりました。