「外れ馬券は経費と認められるか?」とインデックス投資

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最近(4月21日)、外れ馬券が経費として認められるかどうかとして争った事例で東京高裁の二審判決が出たようです。この判決の是非はともかく、原告の取っていた方法が非常に面白く感じました。

まず、この判決についての事実関係は以下の通りのようです。

「外れ馬券経費裁判」逆転勝訴の裏(livedoor News)

北海道の男性が、所得税の申告で競馬の外れ馬券代を経費に算入するのを認められなかったのを不服として、国に課税処分の取り消しを求めて訴訟を起こしたことが発端とのこと。21日の高裁判決では、経費と認めなかった一審判決を取り消し、外れ馬券代も経費に認める判決が言い渡されたようです。

まず、経費として認められた根拠とされたのは「網羅的な購入で多額の利益を恒常的に上げていた」ことのようです。つまり、たまたまある馬に賭けるのではなく、ある一定の条件に当てはまる馬の馬券を網羅的に購入していたことが一種の「投資」だと判断されたようです(競馬の場合、ネットリターンはマイナスなので「投資」よりは「投機」と言った方がより適切かもしれませんが、それはまた別の話題なのでここでは「投資」としておきます)。つまり、インデックスファンドのように、ある程度幅広く「投資」をすることでどの馬が勝っても超過リターンを得られるようにする行為は営利目的となり、外れ馬券は「経費」だと判断されたのです。

「前走の成績があまり良くない場合は、次の出走で人気が低いため、超過リターンを得やすい」などの独自のノウハウがあったようですので、もしかしたら単純なインデックスというよりスマートベータに近いものなのかもしれませんが、一定の条件に適合する馬全部に機械的に賭けるというのは少なくともパッシブ投資だと言うことはできそうです。

ここで興味深いのが、既に似たケースで最高裁が経費に算入できるとする判断をしていた(認められた「馬券のプロ」 競馬払戻金課税で判決 (日本経済新聞))のに、一審では「経費と認めない」という判決が下されていたことです。これは、以前のケースでは自動購入ソフトを使用していたのに対し、今回は手動で購入を行っていたため、通常の馬券購入方法と大差はないと判断されたからのようです。インデックス投資とのアナロジーで言えば、インデックスファンドに投資する(そして、運用会社が機械的に購入する)のは無税でも、インデックスと同じ構成銘柄を自分で買い付けると課税対象になる、ということでしょうか。これだと確かに、両者を区別することはあまり意味がなさそうです(笑)。

この事例は同じような手法で競馬に「投資」している方からかなり注目されていたようで、競馬の世界ではインデックス投資はかなり普及しているのかもしれません。

THEOやってみた

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最近、よく話題になるので、THEOの無料診断をためしてみました。

私の結果は「配当・利息重視タイプ」。配当・利息をすごく重視するとは答えなかったのですが、やや重視するという回答をしたので、そのあたりが効いたのでしょう。

THEO独自の分類によると、資産運用方針はグロース(株式中心に運用)35%、インカム(債券中心に運用)45%、インフレヘッジ(実物資産中心に運用)20%の割合が適切だとのことです。このような分類を見たことがなかったので、面白いと感じました。

アセットアロケーションは、先進国株27%、新興国株6%、先進国国債28%、投資適格債券19%、ハイイールド債券7%、新興国債券4%、リート・不動産株2%、コモディティ3%、通貨4%、その他0%となりました。過去の実績から予想される収益率は3.9%だとのことです。自分の今のアセットアロケーションと比較すると、THEOの診断結果の方が債券重視になっているようです。

ここで気になるのは「先進国」に含まれる日本とそれ以外の割合が良く分からないことです。サービス概要を見ていると、どうも、上記のアセットアロケーションに合わせてETFを購入して運用しているようです(地域別の保有候補銘柄を見ると、ETFの名前が出てきます)。したがって、先進国の国別割合は時価総額が基準になっている可能性が高そうです。このサービス自体の信託報酬は1%ですので、おそらくETFの経費率が引かれた後にこの経費が引かれるのだと思います(すると、期待収益率は3.9-1.0=2.9%ということでしょうか?)。

もちろん、ETFの組み合わせには独自のノウハウがあるのかもしれませんが、アセットアロケーションの構築を自分でできるなら、このサービスに頼る必要がないような気がします。逆に、自分でアセットアロケーションを組むのに自信がなく、誰かに全部任せたいという人にとっては良いのかもしれません。私は運用成績が多少悪くなっても自分で全部やってみたいと思う方なので、このサービスに頼らずに自力で頑張ってみることにします。

ポイントを義援金・支援金に

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熊本と大分の地震からしばらく経って、ポイントを義援金に交換できる企業が増えてきました。


Tポイントを通じて義援金を送れるヤフーは比較的早い方だったと思いますが、SBI証券マネックス証券ANAのマイルなども義援金にできるようです。SBIポイントなど送り先が決まっていないものもあるようですので、支援先がはっきりしたところに送りたいという方は情報が出そろうまで待った方が良いかもしれません(私はそうするつもりです)が、手持ちの現金がなくても送金できるのは嬉しいサービスです。とりあえず、自分が送れるものは一通り送りました。


うがった見方をすれば、企業にとってはポイントは債務であり、どっちみち返済しなければいけないならその使い道は何でも良いし、それによって顧客の満足度や企業イメージが上がるなら願ったりかなったりという面もないわけではないだろうと推測します。しかし、それでも、企業にとっても、義援金を送りたいと思っている顧客にとってもWin-Winになる良い取り組みではないかと思います。


東日本大震災を経験したせいか、今回は、特に企業や地方自治体の対応が早いような気がします(政府の激甚災害指定は遅いように感じましたが)。こうやって、社会全体で自然災害への備えを学んでいっているのは頼もしく感じます。

SBI証券で投信積み立てキャンペーン

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SBI証券で投信積み立てキャンペーンの知らせが出ています。

今月から2か月連続で積み立て設定をすると1万円の設定につき300円(特定口座の場合)のキャッシュバックがあるとのことで、早速設定をしました。何もないときはどのタイミングで購入するか迷いますが、キャンペーンがあると、下手に積み立て設定をいじらないのでかえって精神衛生上いいかもしれません。

NISA枠はまだ余っていますが、今回は、特定口座での購入では確実にキャッシュバックがあるのに対して、NISAだと抽選になるため、特定で良いと判断しました。今回購入する予定のニッセイTOPIXインデックスファンドと三井住友DC全海外株式インデックスファンドは分配金を出さない可能性が高いので、NISAか特定口座かはリターンにはあまり影響がないだろうと予測しています。

熊本地震で振り込み手続きをしました

14日、16日と熊本や周辺で大規模な地震が発生しました。5年前の東日本大震災を思い出しました。犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方が一日も早く落ち着いた生活に戻れるよう心からお祈り申し上げます。


熊本県のウェブサイトに義援金の受付の案内が出ていたので、早速振り込みの手続きをしました。銀行振り込みだと週明けになってしまいますが、一般的な方法としてはこれがベストかなと考えています。


こんなとき、ネット銀行の振込手数料ゼロは嬉しいですね。被害状況に合わせてさらに振り込みを検討するかもしれませんが、そんなときに、住信SBIのランクが3で良かったと思います。

『一生モノのファイナンス入門』

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年度末から新年度にかけてバタバタしていて、あまりブログを更新していませんが、投資の方はボチボチ(≒ほったらかし)です。

さて、評判が良さそうなので朝倉智也著『一生モノのファイナンス入門』を購入してみました。

「ファイナンス」と「会計」の違いとして、会計が過去・現在を主に対象としているのに対して、ファイナンスは未来志向だと指摘しているところが非常に面白く感じました。

前半は財務諸表の読み方やROEやROAとその分解など会計の基礎が、後半はおなじみの複利効果、割引現在価値、NPV法、リスクや分散効果など、ファイナンスの基礎が書かれています。

ファイナンスに関してはもっと詳しく書かれた入門書(たとえば、『ウォール街のランダムウォーカー』など)もあるので、この本で学ぶというより、ざっとどういう考え方があるかおおまかにつかむような感じだと思いますが、私の場合、会計の知識があまりなかったので、前半の内容が非常に参考になりました。

会計に関しては、直接投資に関係させるかどうかはともかく、もうちょっと学んでみたいと考えています。

全体的には「ファイナンス」の発想が全くない人や、私のように会計のとっかかりを学びたい人が最初に読む一冊として良いのではないかと感じました。

三井住友アセットマネジメントのウェブサイトがリニューアル!

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ふと思い立って、三井住友アセットマネジメントさんのウェブサイトを見たら、リニューアルしていました。

嬉しくなって、DC全海外株式インデックスファンドを検索したら、まだ完全には情報が整っていないらしく、「基準価額0円」「基準価額過去最高値0円」「基準価額過去最低値0円」「純資産総額0万円」と大変なことになっていました…。トップページでは、フィデューシャリー・デューティー宣言やインベスターZとのタイアップなどかなり力が入っているので、これからに期待したいと思います。

3月末のアセットアロケーション



ファンドの海さんのアセットアロケーション分析を利用して作成した、3月末(正確には4月1日現在)のアセットアロケーションはこのようになります。

例によって、生活防衛資金やそれ以外の預貯金は含めていません。日々の動きはそれなりに大きいですが、全体としてはほとんど変わっていませんね。日本株式と先進国株式の比率は1:2をめざそうと思っています。